明治43年、旧豊平町の役場が豊平から月寒に移ることになりました。当時、平岸の人は平岸からいったん豊平に出て、月寒に向かうことになります。たいへん不便で、平岸村の独立も考えられたそうです。そこで、造られたのが、平岸と月寒を繋ぐ道路です。明治44年のことです。陸軍第七師団歩兵第25連帯の兵士と地域住民が協力して造られたそうです。工事は、わずかは4ヶ月という短期間でした。そして、この工事に従事した者に配られたのがアンパン(1日5個だったそうです)であったことから、いつしかアンパン道路と呼ばれるようになったそうです。
今年、アンパン道路は100年を迎えます。それを記念して、月寒側の入口(アンパン道路の銘の無い方)の照明灯に、アンパンが付けられました。トップの写真です。銘の有る方は、これまでのままです。
アンパン道路の途中には、碑が建てられています。
かつてはアンパンを製造、販売する会社が数社あったそうです。今は、㈱ほんまの1社が製造、販売しています。このたび㈱ほんまさんは、昔の味の復刻版のあんぱんを作りました。
月寒連合町内会の40周年記念式典でおみやげにいただいた品です。
アンパンとはいっても、普通に食するアンパンでは無く、中華お菓子の月餅に近いと私は感じています。
早速、食べてみました。復刻された味は、今より塩気が少なく、あっさりしているように感じます。
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