チェインブレーカー及び関連領域の郵便史

ユーゴスラヴィア建国当時~1922年頃までの旧オーストリア・ハンガリー帝国地域のチェインブレーカーを中心とした郵便史

1 Krona印刷版

2008年05月31日 09時24分57秒 | スロヴェニア切手
1 Krona印刷版

1. 1919年4月19日、凸版、リュブリャナ、Jugoslovanska tiskarna (ユーゴスラヴィア印刷所)
薄い平滑軟質紙
rosaバラ色(淡紅色、ピンク色)、karminrot深紅色(えんじ色)
目打ち11 1/2、目打ち穴は糊で埋められている。
100万3800枚(D. Novakによる)
(訳注: 目打ち後に糊引きしたため、目打ち穴が糊で埋まっています。)

2. 1919年9月、凸版、リュブリャナ、Jugoslovanska tiskarna (ユーゴスラヴィア印刷所)
平滑白色あるいは黄色紙
ziegelrotレンガ色、karminrot深紅色(えんじ色)、rötlichorange赤味がかったオレンジ色(橙色)
目打ち: のこぎりルレット、複合目打ち(のこぎりルレット×11 1/2)
200万4700枚(D. Novakによる)
Veselićは1919年9月3日~6日に100枚/シートを2万シート(200万枚)郵便経済局へ納入したと述べている。
(訳注: 発行数集計には200万枚を使用)


3. 1919年12月10日、凸版、ウィーン、A. Reisser Nachfolgern印刷所
紙は、Deroccoによると平滑白色あるいは黄色紙、FleckとNovakによるとかなり劣悪な品質で、白い薄い透かして見える紙から厚い柔らかい灰色紙。
orangeオレンジ色(橙色)~karminrot深紅色(えんじ色)、ziegelrotレンガ色(濃淡あり)
目打ち11 1/2
大部分はインクで塗りつぶされた劣悪な印刷で、非常に頻繁に二重印刷が見られる。
233万枚(D. Novakによる)

Deroccoは、4.印刷版で1920年1月の1つの版について述べており、それはFleckとNovakの記述に含まれていない。
凸版、ウィーン、A. Reisser Nachfolgern印刷所
灰色海綿紙
hellrot明るい赤色、rot赤色、ziegelrotレンガ色
目打ち11 1/2
印刷量不明
紙の性質を考慮すると、この版がFleckとNovakの3.印刷版の記述に含まれるかどうか決定できない。

4. 1920年4月12日、凸版、リュブリャナ、Jugoslovanska tiskarna (ユーゴスラヴィア印刷所)
平滑白色~黄色紙
rot赤色、ziegelrotレンガ色
目打ち11 1/2
印刷量はDeroccoによると100万8500枚、D. Novakによると100万6000枚。
(訳注: 発行数集計には100万8500枚を使用)