クラシック音楽のひとりごと

今まで聴いてきたレコードやCDについて綴っていきます。Doblog休止以来、3年ぶりに更新してみます。

ウィンナ・ワルツ名曲集 バウアー=トイスル/ウィーン・フォルクスオパー管

2007年11月11日 07時00分24秒 | 管弦楽曲
暖かい休日でありました。

今日はのんびりとウィンナ・ワルツ名曲集を。

フランツ・バウアー=トイスル指揮ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団の演奏。
録音年代の記載なしでよく分からないが、P1983とあるので、1982年頃の録音かもしれない。

丸善とフィリップスの共同製作によるクラシック名曲全集「エクセレント・コレクション」シリーズの中の1枚。BOOK-OFFなどでよく見かける出物でありますな。
しかし、中身は立派なかつてのレギュラー盤。ワタクシとしては音源入手に重宝しています。

フランツ・バウアー=トイスルは生粋のウィーンの指揮者。(プロフィールはこちら)。ウィーン風の、艶やかで粋なワルツを堪能させてくれる。このCDには6曲が収められているのだが、どれも心地よい。
フィリップスの録音も良いせいだろう。残響豊かでふっくらとした柔らかい音で聴き手を包み込む感じ。オケの音が左右に大きく広がり、フワッとした浮遊感もある。間接音が豊かなので、長い時間聴いていても聴き疲れしないのもイイ。

1「ウィーンの森の物語」
カール・スォホダのチターが絶品。素晴らしい音、哀愁漂う音、その美しさに惚れ惚れする。チターを聴くために、リプレイしてしまった。

2「ウィーン気質」
フランツ・バウアー=トイスルのとるテンポは中庸、やや遅めかな。ゆったりと進むワルツは心地よい。ヴァイオリンのしなやかな響き、優雅なルバート、ああこれぞウィンナ・ワルツと云いたい。本場物だなぁ。テンポの伸縮や表情の付け方など、さすがと思う。この流麗さ、好演と思う。

3「南国のバラ」
ほのぼのと美しい演奏。休日の昼下がりにのんびりと聴くウィンナ・ワルツ、幸福な気分にさせられる。暖地の四国とはいえこの時期にバラは咲かないが、ウィーン・フォルクスオーパー管の艶のある響きが美しく、バラのような鮮やかさで鳴る。

4「美しく青きドナウ」
名曲の名演奏。ゆったりとしたテンポは、ドナウをすべりゆく豪華客船のくつろぎかな。堂々としていて恰幅の良い演奏で、時にゴージャスな感じもする。晴れ晴れとした気分になる演奏。

5「皇帝円舞曲」は金管の響きも豪華で、カイザー気分になれるし、
6「酒・女・歌」は軽やかな弦が印象的。

以上6曲、休日の午後にのんびり聴いておりました。
聴きながらウットリと昼寝も・・・・最後の2曲はうつらうつら・・・・贅沢な昼寝でありました(^^ゞ。




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