

5/4 ゴールデンウィークの中、非常に込み合ってはいましたがせっかく休みが取れたので前から行ってみたかった京都鉄道博物館へ行ってきました。
梅小路公園の横を走るSLスチーム号を撮影。8600蒸機の牽引でした。

公園内の市電保存車を眺めつつ鉄博へ。

旧二条駅舎概説保存されています。
やはり混んでいて多分30分ほどは並びました。
入口はこの横にあり、この旧二条駅舎は出口、ここに見えている行列はミュージアムショップの入場規制に伴うものです…
館内では沢山写真を撮っていますが全部紹介するのも大変なので一部特に気に入ったものをちょいちょい紹介していきます。

入ってすぐのプロムナードの3両の裏、飲食スペースとして使われている食堂車に繋がれているのがDD54。
こちらは弁天町の交通科学博物館から引き継がれた車両です。
先進的な機構を採用したがゆえに故障が多くC54,ED54,EF54らと並び国鉄の機関車の忌み数54のジンクスと語られる悪名高き機関車…
走行中に推進軸が折れて線路に突き刺さり、高跳び事故を起こすなど結構やらかしちゃってる機関車ではありますが、ちゃっかり保存してもらえています。
失敗続きの機関車でもその次に技術が受け継がれることは往々にしてあるので、決して無駄ではない。多分そういうことでしょう(適当


こちらも交通科学博物館から移設された京都駅のホームの屋根のもとに2両の機関車が止められています。

長距離夜行列車がたくさん走っていた頃、主要駅に代替あったという洗面台が再現されていたりするのが凝ってるなぁと思いました。
ただ当時の車両を展示するだけではなく、当時のホームの情景、この洗面台など見落としてしまいそうなものまで保存展示されているのは何気にすごいのではと感じました。



本館へ入り、メイン3両のうち在来線電車特急の昼夜の並び。485系(左)と585系(右)、かっこいい。

500系新幹線は他の展示車両に比べ特に人気が高く、ノーズの先端では常に記念撮影が行われていました。やっぱ新幹線って憧れますよね。

ディーゼル区間の速達化に貢献した初の特急用気動車キハ80、ブルドックと呼ばれ親しまれています。

JR西日本がやっている博物館ではありますが国鉄からの貨物輸送についてもちゃんと展示されていて面白かったです。
大宮の博物館での貨物展示は国鉄初の量産コンテナ貨車コキ50000や鮮魚輸送高速貨物とびうお号/ぎんりん号に使用されたレムフ10000がありましたが、京都のこちらでは初のコンテナ専用二点間輸送高速貨物たから号に使用された専用の車掌車ヨ5000が保存されています。
黒一色の他の車掌車と異なり、国鉄コンテナに色を合わせさらに電照式のヘッドマークまで掲げちゃうなど貨物としては異様なほどの気合の入った列車でした。
当時はコンテナ客車が普及しだしたとはいえまだまだ有害貨車やタンク貨車など貨車1両ごとの単位で繋げる車扱い貨物が主流だった時代、コンテナのみできれいに揃った上ヘッドマークまで掲げた列車はとびうお号/ぎんりん号と並び愛称を持つにふさわしい特別な貨物列車だったようです。
今でいうスーパーレールカーゴ、福山レールエクスプレス、トヨタロングパスエクスプレスといったあたりでしょうか。別格って感じですよね。

特急こだま、ボンネットの眉毛有無がともに展示されているのは大宮と同じですが、やはり眉毛の有無で顔って変わるもんですね。



今回行って一番かっこいいと思ったのがこちらのDD51出雲
EF66とともに床下が見学できるように1段高いところに止められており、またヘッドマークの掲げられている側は正面にスポットライトが当たっているため非常に勇ましく撮れました。かなり良かったです。

あと、ぶった切られた新幹線用のDD13的な車両、斬新…

輸送指令の様子が紹介されていたり


きっぷを発券するマルス端末の進化について展示されていたりと展示室の方もなかなか見ごたえのある内容でした。

駅員さんの寝室と起床装置まで展示してある…

その他、座席や社内設備についても細やかな展示がされていました。
車内灯一つをとってもこんな変化があったんですねぇ

って、あの悪名高き
たしかに古い車両を使い続けていましたし、会社が爆散してしまったため展示用に持ってくるにはちょうど良かったのかもしれません。





最後に梅小路機関庫を見学
すらっとしたボイラのC57やのっぺりしたC53が個人的には好きです。
また、初期型のD51-1と標準型のD51-200が共に見られるのもポイントかなぁと思いました。
京都鉄道博物館、始めてきましたがなかなかに見どころが多いなぁと感じました。
平面にただおいてみるだけでなく、上から下から眺められる工夫がされていたり、当時の情景の再現が実はされていたりと面白いところでした。また来よう。


梅小路公園内の別の箇所に保存されている市電を見つつ帰りました。

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