motoryama7011fの鉄ヲタ日記

おでかけしたい

静岡のPULCLEを体験

2020-06-25 22:55:50 | 日記
HELLOCYCLINGで東京を目指す東海道サイクリング企画
前回静岡市を通った時に紹介したPULCLEがサービス開始したので、三島から東京方面へ進む前に乗ってきました。
※PULCLEは静岡地区でのサービス名で、普通にHELLOCYCLINGの一部として予約するものになっています。

訪れたのは6/21日曜日の10:30頃。
PULCLEのサービスが開始されたのが6/8なのでちょうど2週間ですね、どれほど定着したのでしょうか?


静岡駅前にはこんな感じで充電に対応した立派なステーションが整備されています。
ただ、台数が少ないですね。今後増えてくるのか、それとも相当数が出払っているのか…?


静岡市内のステーションは既にこれだけの数が設置されています。これは便利そうです。
また、私はすっかり忘れていたのですが6月中は30分無料のクーポンが出ていたのでそれを使って乗ってみるという方が多かったのかもしれません。
ちょうど天気のいい日曜日ですし、ありそうな話です。


HELLOCYCLINGでは京都なのに埼玉で防犯登録されていたりと他地区から流されて来たのか?みたいなのを見たりしますが、ここではすべて静岡で登録された新車のようでした。
(元々の埼玉で登録された車両も、もしかしたら当初は一括で登録して配備していたということなのかもしれませんが。)


自転車の前かごには静岡が誇るヤマハのロゴが入ります。ここは拘り入ってそうです。


さっそく自転車を借りて出発します。まずはまっすぐ南下して海岸線に出ます。


登呂のあたりではやたら広い自転車道が現れます。これは快適です。






まっすぐ海岸に突き当たると、海沿いに走る太平洋岸自転車道の看板が現れます。






雲は多めでしたが綺麗に晴れていてサイクリング日和でした。
静岡市街地から比較的近い位置に太平洋岸自転車道があるのはPULCLEを推すうえでは重要かもしれないですね。


11:26 久能山東照宮に到着。


ここには無料の駐輪場はあるもののPULCLEのステーションは設けられていません。
なのに、なんだこれは。皆さん考えることは同じってことですかね。


折角来たので石段を登って参拝にいってきました。


それにしてもかなりハードな道のりですね、足元もそれほど歩きやすいわけではありませんし。




山上のお土産屋さんのあたりからは有料でした。拝観料500円を納めていざ進みます。


朱塗りの建物に金色の装飾が煌びやかで、これぞ東照宮という雰囲気が漂います。
東照宮というのが徳川家康と関係があるものだということまでは知っていたのですが、ここはその中でも遺体が納められた地ということでかなりすごいところのようです。

「久能山に納め、御法会を江戸増上寺、靈牌は三州大樹寺、御周忌終て下野国日光山へ小堂を營造、京都には金地院に小堂をいとなみ所司代はじめ武家の輩進拜せしむべし。」
徳川家康は亡くなる前に、こう言い残したとのことで、東照宮の本宮である日光東照宮と並んで格の高いところのようです。




境内にプラモデルが奉納されているのがなんとも不思議で、また静岡らしくもあって面白いなと思ったりしました。


さて、下山します。登るときより断然怖いですね。




この先さらに東へ太平洋岸自転車道を進んでいきます。




富士山とセットで世界文化遺産に登録された三保松原。
あいにく雲が多く隠されてしまっていたのでビュースポットは行きませんでしたが、また訪れてみたいものです。
今回は静岡駅から漕いでいますが清水駅からなら気軽にアクセスできる距離ですし。


12:47 旧国鉄清水港線 三保駅




ここには清水港線で活躍していたアルミナ輸送貨車と入換用スイッチャーが保存されています。これ見たかったんですよね。
アッパレ静岡DCの時に調べていたもののちょっと歩いていくには遠すぎる位置ですしバスのアクセスもさほど良くないということで行かずじまいでしたが来れてよかった。






三保から清水へは清水港線廃線跡をサイクリングするか、水上バスに積み込んで海上を行くか2つとも楽しそうですが今回は廃線跡を辿ることにしました。
この流れは、また三保まで自転車で来るきっかけを作ってしまった気がします。




道中で見かけて思わず自転車と並べて記念写真を撮ったのがこちら。


ここに鉄道が通っていたことを示す名残、鉄道用地境界杭が残っていました。


廃線跡ということで気にかけてはいたのですが、この周辺にだけやたらとたくさん残っているのが驚きでした。


こちらは、形状からしてキロポストの跡でしょうか?


その先、巴川に架かる橋は撤去されていますが橋台部分に名残がみられます。


巴川を渡った先の廃線跡は道路になっておらず走れませんが、線路があったころの雰囲気が残っている感じがしてこれもいいものです。


そのまま進んで清水駅方面へ。
今回は清水魚市場はスルーして東へ進みます。お目当ては由比の桜えび。


ここから先は前回走った箇所と大部分が同じですが、薩埵峠区間で危険運転となったのでそのリベンジです。
興津川を越える前に静清バイパスをくぐって太平洋岸自転車道に移るコースで進んでいきます。


その前に、前回訪れて素晴らしかった清見寺へ寄り道して数本撮影していくことにしました。
今回は引きの画ではなく清見寺踏切から。背後に清見寺が入ってこれもまたいいものです。


特急ふじかわもやってきてくれました。満足。


薩埵峠区間の太平洋岸自転車道はここから、結構入口は小さいですが看板は大量に設けられています。
基本的にはこれら看板で案内が出来ているんだとは思いますが、やっぱり洞踏切にもほしいですよ…


洞踏切の対岸のあたりでは太平洋岸自転車道のほうが一段低くなっています。こりゃ向かい側からは見えませんわ。


結構な広さのある歩道でかなり走りやすかったです。
日曜日ということもあってスポーツ用自転車を漕いでいるグループの方が結構いました。


14:44 ゆい桜えび館 桜えび茶屋
楽しみにしていた由比の桜えび。
時刻はお昼というよりおやつが近くなってしまいましたがまあいいでしょう。かなりおなかがへっています。

最初はくらさわやさんにしようと思っていたのですがちょっとお値段が高めだったので、1,000円台からと比較的リーズナブルで丼ものも豊富な姉妹店のこちらにしました。
由比宿の中心地に近いのもこちらなので、車で来る方などはこっちのほうが都合がいいのかもしれません。


注文したのはかき揚げ丼。桜えびとシラスのかき揚げが1枚づつ載った贅沢な丼です。
予めかき揚げに味がつけられているため何もかけずに美味しく頂けるとのこと。
シンプルながら贅沢な丼でした。駅からはちょっと遠いのですが由比を通る際にはぜひ食べに行ってもらいたいです。




食後にはすぐ近くにある由比本陣公園の東海道広重美術館へ。


美術館ということで館内の撮影はできませんでしたが、今まで通ってきた土地の解説とともに東海道五十三次がみられるというのは面白いものでした。
自転車で東海道制覇しなければ興味を持ってここまで楽しむことはできなかったと思います、その意味ではよかったのかなぁなんて思います。

例えば1日目京都→桑名で寄った道の駅「あいの土山」で名前は何も気にしていなかったのですが、これの由来なども解説されていました。
鈴鹿馬子唄の中でも難所として唄われた鈴鹿峠。
自転車に乗ってよくわかりましたがこの峠は滋賀県側は大変なだらかなのですが逆に三重県側は大変急峻な勾配が続いています。

「坂は照る照る 鈴鹿は曇る あいの土山 雨が降る」
歌詞の中で、この峠を境に国が変わり天候も大きく変わるということで坂下(阪之下)宿は日照りでも鈴鹿峠のあたりで曇ってきて、土山宿に来たら雨が降っていることが表現されています。
このうち「あいの」の意味についてはいまだに定説がないらしく、甲賀市のHPに様々な説が記載されています。
一番個人的に納得するのは1番目の相対するというもの、峠を挟んで向こうのという意味で唄ったんじゃないかなぁなんて思います。


今回開催されていた企画展は広重が描いた3つの東海道シリーズの違いに迫るもの。
一番有名な東海道五十三次だけでなくこれだけシリーズを出していたことや、風景ではなく人物がメインのシリーズがあること、斜め方向からの視点だけでなく道の中央からの視点で描かれたものなど結構いろいろあって面白いなぁなんて思いました。
また、かの有名なゴッホの模写作品など広重画に影響を受けた画家の作品や版画の制作工程の展示など豊富で面白かったです。

企画展の時期によって作品の入れ替えがあるとのことでしたが、展示のメインは静岡県の風景で草津宿のあたりなどは今回展示がなかったようです。
ただ、静岡県内を描いた作品では定点比較写真と並べれ展示してあったりして見ていて面白かったです。
特に鞠子宿のとろろ汁屋さんでしょうか、あそこはやっぱり有名みたいです。

最後にグッズとして由比薩埵峠を描いたクリアファイルと東京日本橋のポストカードを購入。
ついでに家にあった永谷園カードも並べてみました。東海道五十三次、なかなか面白いです。
旅先の綺麗な景色を版画にして販売するというスタイル、もちろん広重の技術が高かったということもありますが旅情を求める人々がたくさんいたということの表れでもないかなぁと思います。やっぱり旅の楽しみは昔から変わっていないってことですね。




由比でもう1つ楽しみにしていた由比缶詰所の直売所ですが、日曜日ということもあってしまっていました。
高級で贈り物にも喜ばれるツナ缶を作っているこちら、直売所限定の炙りビントロが欲しかったのですが、仕方がありません。






再度太平洋岸自転車道を戻ります。
PULCLEの返却ステーションの東端は清水駅前なので2駅分ほど戻る必要があります。
清水から自転車で普通に来られる距離ですが、折角なら由比地区もステーションが欲しいところです。
駅から由比宿中心地ってちょっと離れていますし。


16:40 清水駅前に返却。
6時間10分借りて料金は12時間上限適用の1,000円でした。
これだけ楽しんで1,000円なら安いものです。


富士山は…やっぱり隠されていました。




ここからは密を避けて電車で三島へ。
ちょうど熱海行きが続行する時間だったので2本目は空いていました。


前回の東海道サイクリングで自転車を返却した三島駅南口からハレノヒサイクルをレンタル。
三島地区で展開するハレノヒサイクルは全てがミニベロタイプ。明日はこれで箱根峠を越えることになります。


日が暮れる前に、三島駅を出てすぐのところで伊豆箱根鉄道を撮影。


JR線へ直通する目的で製造され、中間者は有料座席に充てるべく2ドアとなっている7000系。
これ撮っておきたかったんですよね、ヘッドマークもついて締まってます。かっこいい。




時間があるので三島市内を観光。三島大社へ向かいました。


三島大社にもステーションが設けられていて、駅からここにきて乗り捨て利用するということも可能です。


18:26 三島大社
思ったより人が少なくて驚きました、思っていたより街中にどんと構えている立地にも驚きました。
境内の大鳥居の目の前を東海道が横切っているというのも結構変わっている気がします。
三島大社の門前町として栄え、また東海道箱根を控える拠点として三島宿が置かれたこともあって賑わいを見せた三島。
産業の面では海があって城下町の沼津のほうが発展しそうなものですが、同程度に発展を遂げたのにはこの2つが絡んでいそうです。


18時を過ぎているため名物の三島コロッケは食べられませんでした。残念。






本日最後に訪れたのは三島氏を出てすぐ、清水町の柿田川。
日本一短い一級河川、また日本三大清流のひとつとされている柿田川ですが、そのスタート地点は三島バイパスのすぐ近くでかなりアクセス良好な場所にあります。




かなり分かりにくいとは思いますが、確かにここから湧いています。
富士山からの地下水がここで地表に出て清流柿田川になるということですね。明るい時間に来ればもう少しきれいに見られたかもですが仕方ありません。




そんなわけで日が暮れました。
柿田川公園目の前のサントムーン柿田川に自転車を返却し今日は終了。




近くのガストでごはんを食べました。今のガストってタブレット式になってすんですね、感染症対策が叫ばれるこの情勢では効果的かもしれません。
あと、何も気にせずガストを選んだのですが、静岡県内のガストは他地区と違って新商品を先行的に販売して売れ行きをチェックしているようです。
今回そんなことも知らず定番商品を食べちゃいましたが、いち早く新商品を食べてみるというのも静岡らしい楽しみ方なのかもしれません。
あんまり売れなければそれは全国販売されることがないということなので、静岡は結構大事な役目を担っているんですね。

どうやら、立地的に関東と中部の中間に位置していてテストするには条件がいい場所みたいです。
その兼ね合いで全国メニューと異なり、クーポンが出ても静岡の~点では使用不可とつらつら書かれているんだとか。
先行発売ということで夏に鍋売ったり冬に冷やしメニュー売ったりしている…とかTwitter検索したら出てきたので、そんなやつを頼んでみるも面白そうです。


ということで歩いてすぐの快活CLUBへ。
最近急速に鍵付き個室増えましたよね、大変助かっています。

次回、東海道サイクリング三島からの続き。お楽しみに。


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