JRグループが行っている大規模観光キャンペーン、デスティネーションキャンペーン。
今まで当ブログでも何度か取り上げてきましたが、DCを目当てに旅行しに行くというのはいいですよね。
観光パンフや限定のフリーきっぷなど旅がしやすい土台が整えられていてとてもありがたいことです。
毎回メインテーマが決められており、今回の静岡DCは「アッパレ しずおか元気旅」がテーマとなっています。
開催当初の1970~80年代は「きらめく紀州路」「さわやか信州」「うるおいの新潟」など特に凝った感じでもないそっけないテーマが続いていましたが、近年はどこも考え抜かれたテーマで勝負している感じがあります。
2000年春に「OPEN!しずおか」をテーマに開催されたことがあるそうで、静岡でのDC開催は2度目となるそうです。
まずはロゴからですが、富士山がかわいい。静岡といえば富士山ですよね。
ただ、山梨も富士山主張してくるんじゃないの…と思うところ。
おそらく、富士山マーク右側の力こぶは静岡側富士の特徴である宝永山を表したもなんじゃないかなぁと思います。
富士山といえばアッパレという昔からの文句に加え、パの丸が赤いのも日本一の山を表していて非常にいいデザインですよね。
\アッパレ/ってのが\コンニチワ/感があって、いやこれはさすがに意識してないと思いますが。
静岡駅ではこんな感じに大々的にアピールがされていました。やっぱこのロゴいいっすわ~。
さて、静岡DCやってるし静岡いくかーと思ったはいいものの、思ってたより遠いんですね。
草津から岡山くらいのイメージで考えていましたが尾道辺りに相当する距離があったとは…
名古屋県暮らしが長かったので、あんま行ったことはないけど隣の県だしすぐというイメージがどうしてもついておりました。
10日ほど前に大分くじゅうに行ったばかりの私としてはなるべく旅費を圧縮せねばなりません。
普段ならまだお金は残っているはずなのですが、なぜこうなってしまったのか…?
お給料が入った段階では全然計画的に行けるはずでした。
ただ、あれです、
韓国旅行に行ったときに多めに下ろしておけばよかったものの日本円が尽きたためカードを豪快に切りまくった分がここにきて響いてきました。やっちまった。
しょうがないので行きはバスにしました。
今回はほんとに無計画に行動しておりますため、出発前日夜に「やべ、新幹線高い、今夜のバス取ろ」となったわけです。
久々に乗る深夜バスです、WILLER EXPRESSの東静岡駅前行。
USJ発、大阪駅、京都駅経由で浜松駅、東静岡駅へ向かうバスです。
京都駅から乗車しましたが出発時刻は0:50。だったら早めに大阪に向かって早めに乗っておけばよかったかなぁと思いました。
4列シートということで不安でしたが、混雑率はそれほどでもなく私の列は他誰もいませんでした。
前からちょっと気になっていたWILLERのキャノピー型のあれ。
並んでると結構かっこいいですよね、閉塞感があってよかったです。
どんな深夜バスにも負ける某道産子タレントが前代未聞と騒いでいた4列シート。
幸い今回は空いていたのでよかったですが、このバスの座席はお隣に人がいても可能な限り快適に過ごせるような配慮がなされていました。
上の写真ではちょっとわかりづらくて申し訳ないですが、脇の辺りまでくる高めの仕切りでお隣さんとくっついちゃわないようにされています。
また、ドリンクホルダーも仕切り部にまとめられ、仕切りの厚みをただの無駄なスペースにしていないのがすごいなと思いました。
S字に分けられており面白い構造のドリンクホルダーでした。
そして通路側は異様に低い仕切り、通路側への多少のはみ出しを許容したつくりになっています。
乗車後30分ほどで草津SAに停車し休憩時間。
草津に住んでいますが初めて来ました。外から来ようと思ったら滋賀医大の近くなんですね。
ここにはいろんな行先のWILLERのバスが集結していました。この他にあと2台は見ました。
右が私の乗ってきた東静岡行き。ともにエアロエースですが左のバスは青いライン状の装飾がありますね。
この装飾はもとから設定のあるパーツじゃない気がするので乗り間違い防止のためにわざとやってるような気がします。
時系列ぐっちゃぐちゃで申し訳ないですがこちらは京都駅を30分前に出発していった沼津・三島行き。
これも同じ形式、エアロエースですがこっちは眉毛っぽい装飾ライトがないですね。
わざわざこういった差を設けているの絶対識別のためだと思うんですが、休憩で降りる時に確認しておかないと意味ないって考えると予想に自信がなくなってきますね…
どんどん話がそれますが、エアロエースのセンターからずれたナンバー取り付け位置、結構好きです。
中央に衝突被害低減ブレーキ用と思われるセンサー穴があるためこうせざるを得ないってのは分かりますが、エルガみたいに縦にキレイにまとめないのがうーん。
乗用車には詳しくないのですが、吸気重視でナンバー設置位置をずらした仕様の印象が強いランエボってあるじゃないですか、あれっぽさがあって私は好きです。
なんか余計な話で長くなってしまいました。
終点東静岡まで結構快適に寝られました。静岡駅じゃなくて東静岡駅に着くあたりがお安い理由って感じがしますね。
骨組みがとてもかっこいい東静岡駅に到着。今まで静岡県は静岡駅以外基本的に通過しかしてこなかったのでw
18きっぷ限界旅行で車内から見ているときにかっこいいなぁと思っていたのですがやっぱいいっすねぇ。
朝6:30頃の東静岡駅から見る富士山。アッパレ。
さて、早朝からやることもないので駅周辺をふらふらと。
時間はたっぷりあります。ただ、明確に目的はありません。
静鉄の優等種別撮りたいなぁというのはありますがまだまだ時間的には余裕です。
駅の北側に出てみると、コンテナが置かれた公園がありました。
海上コンテナって結構こうやって置いてあることがない気がします。倉庫目的じゃなくてなんか作品的な意味で置いてそうですし。
位置的には静岡貨物駅旧荷役設備跡にできた公園なのですが、12ftコンテナとかじゃなくてなぜ海コンなんだ…
ただまあこうやって貨物駅跡地を物語るモニュメントっていいですよねぇ。
と眺めていましたが、よく見たら奥になんかいますね!
こんなところで会えるとは思っていませんでした、車掌車ヨ5000っぽいですね。
貨物駅跡再開発地区に、貨物列車の最後尾を飾っていた車掌車が保存されているというのはとてもいいですなぁ。
こんなところに保存車両があるなんて全く知らずに来たのでこれはかなり高まりました。
丁度前回くじゅうのソロキャンで車掌車・緩急車への興味が爆上がりなタイミングでこれは強いです。
保存状態はかなりよさげです。錆びて朽ちた感じも好きではありますがこっちは現役当時のまま保存してくれてる感じがしますね。
車掌車ギャラリーとして活躍しているみたいですね。書いてありました。
こちらにはヨ5000と書かれていますが…
車体下部の表記はヨ13920とあります。
番号的にはヨ3500な気がするものですが、こいつはヨ5000形式みたいです。
こういったのを調べるうえでこの本はほんと買っておいてよかったなと思いました。
どうやらヨ5000というのはそのほとんどがヨ3500からの高速化改造工事車で成り立っているそうで、1130両以上の大所帯でありながら純粋な新製車はわずかに100両ということです。
最初期改造の12両のみはヨ50**という形式名に改番していました。
しかしクッソ大量にあるヨ3500を高速化改造する際にいちいちヨ50**に改番すると元の車番が分からなくなってめんどくさいと判断したため、形式名に+10000することでヨ5000化したということにしちゃったらしいです。
つまりはヨ3920(形式ヨ3500)を高速化改造した車番がヨ13920(形式ヨ5000)というわけです。
めんどくさい改番をしなくていいけど形式名とは何だったのか…ってかこれ絶対元の数字残して1書き足してるよね…
ブレーキハンドル、信号炎管、デッキ灯具など綺麗に保たれています。
これはかなり見ごたえがある車両ですわ、最近調べ出した分野なのでタイミングがとてもいいです。
側面はこんな感じ、ワフ29500とパーツ的にはやっぱ似ています。
リベット留めの車両ですが、大所帯なだけあって後期車は溶接で組まれているものもあるそうです。沼が深そう。
デッキの手すりはグリップがついているんですね。
くじゅうでみたワフ29500がどんな形状だったか全く覚えがないのが残念ですが、この車両は構内入替用にこういった工夫がされているんですね。
公園の一角に留め置かれている車掌車。
ホームみたいな感じで木製のステージがつけられています。
木が真新しく見えるので設置されて5年もたってないんじゃないでしょうか?
この雰囲気、とても素敵。
こんな光景をベンチで眺めながら自販機の缶コーヒーを飲んでシャキッとしました。
新幹線の保線基地を眺めつつ静鉄の方へ歩きます。
すると、ポンチョを発見。
ただ、バスの車庫というわけではなく…ALSOKの敷地内だと!?
こちらがそのポンチョ、富士山のイラストがかわいい。
車体にはバス会社の名前ではなく「スルガ銀行」の文字が。
車内を覗いてみると、座席がない代わりに入出金機らしきものが見えます。
この車両は移動式ATM車両だそうで、屋外イベントなどに出張することがたまにあるんだとか(調べた)
いままでたくさんポンチョを見てきたつもりですが、なかなか異例な車両に遭遇できちゃいました。
ようやくのことで静鉄沿線にやってきました。
長沼駅に向かえばいいものの国道沿いに歩いてたら隣の古庄駅についていました。
ただ、このへんの静鉄って民家のすぐ裏を走ってて線路沿いの道ってあんまないんですね。撮りづらい。
どこで撮ろうと考えながら歩いていたら結局県総合運動場駅につきました。
急行退避設備のある駅なので朝のみ設定の優等種別をとるにはよさげです。
県総合運動場止まりの普通電車から接続を取って発車する急行電車。
A3000同士の緩急接続、とてもいい。
急行は新静岡からここ県総合運動場までノンストップ、この駅で接続を取って先各駅に止まる…と思いきやそうではないんですね。
県立美術館と入江岡は通過するみたいです。本数が少なそう。
逆方向に走っているのが通勤急行。県総合運動場を通過する代わりに古庄と日吉町に止まるみたいです。
車両はA3000の最新車、アニバーサリートレインでした。
1000形の通勤急行に遭遇。1000形は急行の円形看板を掲出するみたいです。
静鉄標準塗装の急行。ギラリと輝く車体がかっこいい。
そんな具合でいろいろと撮影していました。
路線延長がそう長くないのでさっき撮った列車が折り返してまた見れるという感じでした。
個体差でしょうか、この車両のみ急行表示が円形ではなく長方形でした。
ちゃんと撮れてないのがあれなんですが…
JRの線路を跨いで下ってくる静鉄電車。結構な勾配ですね。
県総合運動場から電車に乗ることにします。
とりあえず新静岡へ。
どこに行くかなぁと歩いていると、静岡県庁を発見。
昔のお城の敷地内にあるんですね、お堀が門みたいに構えててすごい。
そのお城というのがこちら、駿府城跡になります。
静岡の都心にこんなお城があったんですね、知らなかった。
桜がとても綺麗で、お花見の人がたくさんいました。
このお堀の桜とてもいいっすよね。
新静岡駅から歩いて10分ほどでしょうか、いい景色なのにあんまり人がいないのが不思議でした。
駿府城公園の中はたくさんいたんですけどね。
外堀に架かる橋にて。ガァガァ言っててかわいかったです。
新静岡付近から静岡駅へ地下道を通って向かいました。
その途中で、なんかやたらと目立つブースを発見。中部横断道の看板ですか。
3月10日に新たに延伸開通したみたいですね。
道の駅なんぶへの所要時間が10分速くなる!とアピールされていました。ゆるキャン△で出てきたあの南部町ですか。
そんなこんなで11時頃に静岡駅に到着。
なぜ新幹線ホームにいるのか…もう静岡を去る、というわけではありません。
地下道を通ってくるときに松坂屋の地下総菜コーナーを抜けてきたのですが、そこで見つけてしまったのです。
静鉄取りながらおにぎりを少し食べた程度でおなかが空いていたので。
とはいえ食べる場所が見当たらなかったので入場券を購入し通過する新幹線を見ながらシウマイを食べました。
崎陽軒のシウマイってうまいんですよねぇ。何で静岡に来てまで崎陽軒食べてるのかわかりませんが。
おいしかったです。
在来線ホームに移動し、普通三島行きで東へ向かいます。
さて、ここからが本題な気がしますが長くなるのでここで区切らせていただきます。
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