もとむら歯科通信

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今年の3冊 態癖ー力のコントロール

2010-12-29 00:03:12 | 読書



今年もたくさん本を読みました。
私にとっての今年の3冊は、ちょっとユニークな3冊になりました。

一冊めは、クインテッセンス出版から出された「態癖ー力のコントロール」です。

私も共著者として,少しですが書かせていただきました。

ですが、選んだ理由は,もちろんこの本がすばらしいからです。

筒井照子先生が、昌秀先生とともに、「なぜ、治らないのか」「もっと良く治せないのか」を、臨床を通じて、常に問い続けてこられた、答えの一つが「態癖」の関与でした。

患者さんが不調和を訴えた時、修復をくり返すのではなく、不調和に陥った原因が,身体のどこかにあるサインだと受け止めるべきだと,照子先生は言われています。

この本は、「炎症のコントロールが、歯科界に定着しているように、力のコントロールも定着してほしい」という筒井先生の想いからできた本です。

筒井照子先生はじめ、咬合療法を実践してこられた臨床家の、力のコントロールに関連する症例が、多くの写真とともに掲載されています。

私は,低反発枕が、顎関節症の症状の悪化に関与しているのではという、臨床の実感を、もとむら歯科の患者さんのアンケートから数値を出して、コラムにしました。

(実際に、低反発枕をやめるだけで,顎関節症の症状が軽減する患者さんはたくさんいらっしゃいます。)

多くの歯科関係者にこの本を読んでいただく事で、力のコントロールについて学んでほしい。
そしてもっと多くの患者さんを、本当に治して頂きたいと心から願っています。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
態癖 (ひろし)
2010-12-29 10:05:32
低反発布団購入を検討していたので助かる情報です。

私は最近野口整体に興味を持ち人間の態癖が人間の思考回路まで影響することを知りました。この場合の態癖は遺伝によるところが多いもので、低反発枕使用などの後天的な態癖とは違いますが。
返信する
最高に素晴らしい本です! (はるか)
2010-12-29 12:28:55
この本は、歯科界に革命を起こすに違いありません

筒井照子先生が歯科治療に注がれている情熱は、並大抵のものではありませんね

どの業界でも、
超一流といわれる方は、
一見地味に見えるけれど、
とても大切なことを毎日続けているのではないかと
思います

今の私には別世界だと感じていますし、
私が何百年かけても辿り着けない場所なのかもしれません

でも、筒井照子先生に憧れながら、
自分なりの歯科医師道を見つけていこうと思っています

今このように考えられるのは、
大石先生ご夫妻と出会って、
色々なことを教えて頂いているお陰です

本当にありがとうございます

来年もよろしくお願い申し上げます

良いお年をお迎え下さいませ

返信する
Unknown (大石)
2010-12-30 00:26:43
ひろし様
遺伝的な態癖ですか?面白そうですね。また教えて下さいね。
ピラティスも面白いですが、整体もやってみたいです。

はるか先生
先生が学んで下さる事は、咬合療法の未来のためでもあります。
きっと照子先生も期待されていると思います。
がんばりましょうね!
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