
夫が、久留米と、鳥栖の患者さんの義歯をつくっていて、同じように作ったのではうまくいかないこと、つまり、鳥栖の人々と久留米の人々には、その顎骨の形に違いがあることに気づいた事から、始まって、
私と夫は、筑紫平野の古代史に興味を持っています。

この夏、もとむら歯科のすぐ近くにある、久留米大学で、「九州王朝論」の公開講座が毎週土曜の午後に、開かれており、私たちは、その講座を受講しています。九州王朝論
以前から、大宰府の条里制や、内裏、朱雀大路などの地名から、大宰府が単なる政府の出先機関とは思えないと感じていましたが、
今回、九州王朝という仮説を学ばせていただいて、毎回ドキドキワクワク、楽しくて仕方ありません。

久留米や、高良山などが、古代においてとても重要な場所であったことにも、地元びいきでなく、「久留米ってすごい!」と単純に驚いています。

第1回は、九州王朝論で有名な古田武彦先生のお話でした。
古田先生の講義を聴き、翌日は、先生のご案内で、高良山や、日ノ岡古墳、などを巡り、古田先生の、ただただ真実を求められる真摯な姿に感動いたしました。

秋に予定されている壮大な「地上絵」の実験の話をされる時の、古田先生の活き活きとしたお顔を拝見していると、とても80歳を超えた方とは思えないほどです。
先生の大胆な、けれども、緻密な、根拠にもとづいた、整合性のある仮説のいくつかは、将来続々となされる、新しい発見で、証明されていくような気がしてなりません。

もちろん、邪馬台国ではなく邪馬壹國は、九州だ!と、私たちも信じています!

私たちは久留米地名研究会を、発足させようとしています。

例会では地名のいわれを研究するだけでなく、その地名に関連して、話は、空間的にも時間的にも、限りもなく広がって私たちは時間を忘れて盛り上がります。

ご興味のある方はぜひ一度おいでください。
次回は、とてもおもしろいテーマです。
地名や地学の研究から、古代の湖のなぞが解き明かされていきます。
ちょっと聴いてみたい方もぜひどうぞ!

第7回地名研究会
2008年8月22日金
場所 久留米市御井町222 三井寺 (TEL43-4953)
テーマ
「太古、菊鹿盆地に琵琶湖級の湖『茂賀浦』があった。」
(中原 英)