538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

エンジェルウオーズ

2011-04-20 21:08:20 | 洋画
ノー天気な戦闘少女映画を見に行ったつもりでしたけど・・・
いや、はじまりから重たい映画でしたねぇ
しかしセーラーコスプレに日本刀アクション
事前に情報入れなくても見たくなりますよねぇ
B級映画ファンなら

ってことで、美女たちの戦闘シーンは見るに値しましたが
映画なんて所詮は見せものですから
CGもお金に余裕があればこれだけのものが作れるわけで

主役の金髪おねえちゃんエミリイ・ブラウニングさん、
たっぱがないんで精神病院で義父がハタチて書いた時には
びっくりしましたが・・・
見てるうちにしっくりしてきました

さてその彼女が戦闘少女として目覚めるシーン
って、建物は寺院ですけど、鳥居が・・・
これに大魔神的な甲冑武者
あきらかに日本を意識した寺院での戦闘からはじまって

自由を得るために5つのアイテムを求めて
5人の美女たちが4つの戦闘に挑む

これらはすべて主人公の精神世界での戦闘なわけですが
映像的には結構ワクワクして見れますねぇ
見てる分には時間忘れてますが

ネタばれになりますけど・・・
ラストのオチ
自由になっての娑婆世界でのバス運転手さんって
それぞれのミッションの指示を出してた
スコット・グレン演じるワイズマンでしょ
その彼が危機を救ってくれた
ってことは、少女の精神世界では物語がまだ続いてる
ってことですよね・・・・(笑)


そう見るとロボトミー手術って効果なし????
気の利いたオチになってるなぁ
と、思ったのは私だけ?

桜田門外ノ変

2011-04-19 22:11:26 | 邦画
脚本江良至、佐藤純彌監督・脚本で
2010年公開の東映配給作品
原作は吉村昭氏、吉村作品は史実しか書かない人ですから

映画も史実に忠実に
って登場人物というか、表題の「桜田門外の変」に加わった
17,8人の名前なんてほとんど知らない
大雑把に水戸藩士だっということだけ。
そして伊井大老の首を持って逃げた有村次郎佐衛門くらいかな

しかし、いきなりクライマックスでしかるべきな
桜田門外の暗殺からはじまってしまうんですねぇ
この時もちゃんと伊井側の共侍に柄袋をかぶせてるシーンとか
そのため鞘ごとで戦わざるをえない死闘など
芸のこまかい演出されてましたね・・・
さらにこのシーンがものすごく綺麗な映像なんですね
結構血飛沫多いんですけどねぇ
ここいらの演出も佐藤純彌監督の冴えですか
もう喜寿越えてらっしゃるのにねぇ

冒頭にクライマックスで2時間なんぼの尺をどうするんかなぁ
そこは佐藤監督、時制を過去と現在を縦横にいききさせて
桜田門のテロまでの過程と
その後の顛末を・・・
いまどきの観客にわかりやすいようにと
ナレーションと字幕を上手に使ってましたが
国難に自己を捨てて国のためを思い自己犠牲の大義に果てていく
若い水戸藩士たち

なんか見ていて「226」につながるような気がしてきました
そういやこの映画の公開を機に
東映さんこの2月に「日本暗殺秘録」を初ソフト化してくれましたねぇ
あれは中島貞夫監督が桜田門からはじめて
2.26事件の首謀者たちの銃殺で終わる
という演習していた
その時の有村次郎佐衛門は若山富三郎さんでしたけど
実際は二十歳そこそこだったんですねぇ

死に様も見事でしたねぇ
しかし自刃というか切腹しちゃったおかげで
伊井大老の生首がどこに行ったか不明なんですよねぇ

そのため、東京の世田谷じゃ
安政の大獄で首をはねられた吉田松陰の首だけと
伊井大老の首なし胴体だけが1km以内で対峙してる
現代の都市伝説というか因縁ですかねぇ

映画の演出でラスト桜田門からパンして
国会議事堂の絵で終わるのですが
今の世の中国難に自己を捨てられる人物がいない
という監督の強いメッセージなんでしょうか

これもレンタルでの鑑賞

死刑台のエレベーター

2011-04-18 22:28:13 | 邦画
50年前のフランス映画を
なぜに現代の日本でよみがえらせたのでしょうかねぇ
だいたいオリジナルっていうのは
連絡不通のすれちがいがサスペンスになってるのに

携帯電話が普及してる現代
震災後の計画停電ならエレベーターが突然止まる
なんてことが起こ得りますけど・・・

ま、そういう意味で携帯をどのような形で処理してるのか
そこいらに興味があったので(つまらないわかってるんですけど)
どうしてもそこだけが見たいなとレンタルしたのです

しかし、単に車の中に置き忘れ
さらにエレベーターは社長の節約と言う一言で
5時半に切るとうナンセンス感

ビルの古さ感ということと
スタイリッシュな街並み
ターゲットの女性層に媚びてるのもあるのでしょうが
舞台を横浜にしてる

やっぱりいろんな意味でつまらない映画でしたねぇ
テレビ東京が製作していたのですか
配給が角川映画さん

こういう映画ばっか作ってる日本映画界は
先ぼそりって危機意識もってないんでしょうか
韓国はあきらかに国家が商業にしても、産業にしても、
エンタメにしても世界を視野にいれてる

日本は目先の小銭集めにだけにしか目が行ってない
女性に媚びなければ映画じゃない
こういう風潮をぶったきれるプロデューサーは
今の日本にはいないのでしょうか

ま私自身もこの映画自体DVDで買おう
なんて意識ないですからレンタル200円で見た
これじゃダメじゃん(汗

タイタンの戦い

2011-04-17 17:07:26 | 洋画
見ないつもりが、BR環境とは恐ろしい
リメイク版の「タイタンの戦い」とうとう見ちゃいました。

オリジナルがオリンポスの女神がゼウスに対する
焼きもちと子供に対する嫉妬から人間たちを苦しめる
というのと全能の神が終始本能の神でしかないという
ものすごく人間臭かったのを排し

ゼウスとハデスの兄弟神の確執に置き換えていて
さらに1時間50分程度の尺でまとめてるので
モンスターの動きとも相まってスピーディーに展開されていて
ちょうどよかった
オリジナルのストーリーのもたもた感がちょとダルかったんで(汗

今作のメデューサは怖いというより
ものすごく綺麗というか美しいメデューサでしたねぇ
あれなら石になっても本望だっていう
そんな感じをうけました

っていうか、アンドロメダとペルセウスは一緒にならないのねぇ
アンドロメダもメデューサの美しさに負けてた

イオっていう語り部を登場させ
彼女の語りで、物語の不足部分を説明させたりしてるし
ふくろうのブーボーの変わりもさせてますよねぇ

ってブーボーが出てきたときには
「おっ」っと思わせぶりな落とし方してくれて

オリジナルへの監督さんからのオマージュでもあり
オリジナルファンへのリスペクトでもあったということか

このシーンを見ただけで
リメイク版を見ておいてよかったなっ・・・って思わせてくれた

あと三途の川のところで
帰りの船賃は・・・ってくだりがあるんですけど
三途の川って片道切符ですよねぇ
戻らないことを前提にわたる川ですから

てことで、オリジナルもリメイク版もどうやって
戻ってきたんでしょうペルセウスは・・・・



キャタピラー

2011-04-16 22:24:07 | 邦画
若松孝二監督作品2010年度の映画
主役の寺島しのぶさんがベルリンで主演女優賞受賞とともに
世間様では芋虫状態の軍神さまと交合するシーンが
独り歩きして、映画の宣伝になっていたような

いかにも低予算で作ったという映画でしたねぇ
戦争シーンが描けないので
実写フィルム使うのは仕方ないにしても
主人公の戦争体験は

満州(って特典映像のインタビューで若松監督自身がこう言ってる)での
現地女性へのレイプのシーンしか
軍神さまのトラウマのように何回かこのシーンが
インサートされるので、傷痍の原因ってこのレイプだった
というオチじゃないかと思ってしまいましたけど

手足や言葉、耳を失っても
寝る、食う、やる
という人間の業の深さを描きたかったんじゃないのかなぁ
エロ目的で映画を製作していたら
何回かあるSexシーンはあんな引きの絵で撮らないでしょう

ピンク映画の巨匠ですから
もっとねちっこい表現描写にするはずですよね
寺島しのぶさんだってエロい演技にもってける人ですし

監督があえてエロに固執しなかったことが
かえって映画の評価をあげたようですねぇ
そして反戦へのメッセージが薬味のように
映画をひきたたせたようです

芋虫軍神さまを演じた大西信満さんは
両手両足にグリーンかぶせての演技かと思っていましたが
メイキングでは足だけグリーンで
両手はがっちり縛られていたんですねぇ

それにしてもカメラ2台での同時撮影で
編集時に切り返し作業をするんですねぇ
予算が潤沢だとカメラが3台、4台ということか・・・
スクリプターさんもいらない時代になってきたんですね。

GAMER ゲーマー

2011-04-15 22:54:24 | 洋画
BR環境を楽しむために見た映画ですが
いやはやなんというか、映画館以外では
BDで50以上のモニターか100インチのプロジェクター
5.1サラウンドのホームシアターで
楽しむための二次使用の方に重点を置いて製作されたような
映画でしたねぇ

私自身は映画を見ることに重点置いているので
いわゆるTVゲームをしたことがないので
こういう感覚がまるっきりわからないのですが

この映画のメインになってる戦闘ゲームというのか
シューティングゲームなんていうのは
喧嘩もしたことのない青少年にとってはある意味
代謝行為みたいな存在がゲームということなんでしょうね

しかし映画の方の戦闘は
死刑囚の脳を手術してモニター見て
コントローラー捜査して戦闘ゲームをさせるのですが
そのコマというか、ゲーム上のキャラクターは
先ほどのべたように死刑囚が実弾使っての戦闘という設定

ステージが設定されていて30ステージクリアできると
死刑囚は保釈されるという
その奥さんは奥さんでこれまた
エロゲームで犯される役を演じてる
もうエログロナンセンスな映画でしたけど

それじゃダメじゃん
ということなのか親子夫婦の愛情がメインの映画として
かろじて体裁を保持してるのですかねぇ

奥さんを犯すゲーマーのお兄ちゃんが
ヲタくぽい太ったキャラなのが笑えたけど
内容的にはあんま割られない映画でもありました。

って、見てる分には時間を忘れられます。

マチェーテ

2011-04-14 23:35:59 | 洋画
タランティーノ一家のロバート・ロドリゲスが
2007年の「テラー・オブ・プラネトアース」の時に
劇中トレーラーとして構想していたものの本編を
ようやっと作ってしまった

いやはや面白かったですよ
MACHETEってジャングルで草木を伐採している蛮刀のことですよね
だから劇中でもダニー・トレホが使い慣れた武器として
使うから首は飛ぶ、腕は飛ぶし

なんか悪役がとっても似合ってるスティーブン・セガールも
日本刀で首を飛ばしてましたねぇ

ってことでB級映画で脇を固め
それも見栄えから悪役専門だったトレホを主役にし
いつもB級では無敵のヒーローしか演じない
セガール親父を悪役にするなどして
ロドリゲスさん計算しつくしてますよねぇ
デ・ニーロさんも楽しそうに黄色いタクシー運転してた

こういうB級作品って悪役がたいていよわすぎなんだけど
セガールオヤジだとどっちが強いかわかんないもんね
マチェーテだって撃たれるは斬られるは
って生身の役どころだったし
タラちゃん一家だと逆転でトレホさん負けるかも
ていう展開があるかもしれませんしねぇ

日本でのレートのR18は首チョンパだったんですね
B級テイストで美女のハダカはでてくるけど
ほとんど彩でしあなかった

メキシコからの密入国の問題を芯に
マチェーテの敵討のお話

ただそれだけなんですけど、マチェーテ(蛮刀)と日本刀との
ラストの二刀流対決の結末はおもしろかったですけど
ラストの砦での銃撃戦は「アラモ」の再現ですyねぇ
馬が改造車にかわあっただけですよねぇ

偽警官が身体検査しなくて刺されたり
人間の超の長さが身長の10倍というセリフが
ものすごく楽しいシーンとして生かされてたり

B級映画お約束のエンド直前のキスシーンもあったし
脱墨密入国者を無造作に殺していた
自警団の親分ドン・ジョンソンが銃撃戦の
騒乱の中一人悠々と逃げていってましたから
ラストの字幕メッセージ通り
続編・続々編は、作られるのでしょうか?

タイタンの戦い

2011-04-13 23:41:15 | 洋画
と言っても30年ほど前の81年公開の
MGM版のオリジナルの方です。

現代のデジタル技術の粋を集めて作られる
綺麗な動きと精緻な造形美のCGと違って
特殊技術監督のレイ・ハリーハウゼンが
1コマ1コマ根気よく造形の人形を動かして撮ってく
アニメーション撮影ですよね

81年と言うとCG映像が映画の主流になりつつある時代
あえてモデルアニメーション特撮の映画を製作したということかなぁ
今見ると波のしぶきの方がクラーケンより大きかったり
と、チープ感がいっぱいなアナログ映像ではありますが

それでもメデューサのシーンが特撮一番の見せ場
だったんでしょうねぇ


リメイク版の公開を機にブルーレイで
オリジナルを発売するおいうことは
こういった特撮映画のコアなファン層
ってたくさんいるんでしょうねぇ

特撮がメインの映画なので
ストリーの方はあんま面白くないというか
展開がノロいんですよ

ギリシャ神話の神様たちが
ものすごく人間臭い
ローレンス・オリビエが全能の神ゼウスでしたけど
人間に化けて女に会いに行き
子供まで作って、それをエコひいきにしていくお話

美の女神アフロデーテに初代ボンドガール
ウルシュラ・アンドレス
ほとんど活躍しませんでしたねぇ
ただいるだけという存在感のなさ・・・



2時間弱という尺はいらなかったような気がする。

デッド・カーム/戦慄の航海

2011-04-12 23:42:05 | 洋画
1988年製作、ニコール・キッドマン主演の
海洋サスペンス映画
20年くらい前に米版のVHSを購入していたのですが
そちらはTVサイズでして

このたび我が家もようやっとブルーレイ環境になりまっして
ってoppoというアメリカのメーカーのプレイヤー
知人に頼んで送ってもらった
DVDもBRもオールリージョンという製品
なんで日本はリージョンにこだわるんでしょうかねぇ

さっそくBDを
ってタイトルを漁ってみたのですが
ほとんどDVDでコレクションしてる
で近所のヤマハで見つけたのが「デッド・カーム」
16:9のワイドスクリーンで2500円
旧作は廉価なんですねぇBDも

ニコール・キッドマンの初ハリウッド作品だと
ずーっと思っていましたけど
オーストラリア映画だったんですね
ご主人役のサム・ニールの海軍の軍服の両肩には
AUSTRALIAの国名の刺繍ワッペン付いてたし

交通事故を起こすニコール・キッドマンの車は
右ハンドルで左側通行でしたねぇ
ということで、海は太平洋かな(笑

ニコール・キッドマンさんお若いですね
サム・ニールが旦那さん役ですので
なかご夫婦というより親子って感じの方が・・・
ニコールさん頬がリンゴのように赤かったし

なんか私の記憶じゃニコール・キッドマン
もう少し脱いでいたような感じだったんですが
あんだけだったんですね
この後ですか、ハリウッドにわたって
「ビリー・バスゲイド」でのヘアヌードは



はじめてBRに接しましたけど
画質の肌理のこまかさには感嘆しましが
まだまだなじめない

ピラニア 3D

2011-04-09 17:29:55 | 洋画
3Dと2DのWセット収録されてるPAL盤のDVD
さらに3Dは青と赤の眼鏡で見るやつだったので
2Dでの鑑賞

まさにゴミ映画の極致
でも面白かった
っていうか、ジョー・ダンテの「ピラニア」の
リメイクになるのかな
リメイク何回めだろう

フランス人のアレクサンドル・アジャ監督作品
アジャ監督だと「ハイテンション」と「P2」を見てますけど
どちらも緊張感のある見てて面白い映画をつくられてた

今回は殺人魚の大群が
スプリングブレイクで若者たちがバカ騒ぎしてる湖を襲う
まさに阿鼻叫喚、死屍累々のゴアしーんだらけ
ノー天気なバカ騒ぎと
阿鼻叫喚の様相の対比がこの映画の目玉になるのかなぁ

湖底の地殻変動の渦にのみこまれ
よみがえった人食い魚の最初の餌食になる老人に
リチャード・ドレイファス

2000年の眠りから覚めた殺人魚と断定する
熱帯魚屋さんに「バック・トゥ・フューチャー」の博士役だった
クリスオファー・ロイド

オープニングからラストまでのシノップスは
大きい魚から小さい魚の大群に変わっただけで
ほとんど「ジョーズ」

ラストのお約束のオチといい

アジャ監督はジョー・ダンテ、スピルバーグ、
ジェームズ・キャメロンへの強烈なるオマージュ映画ですねぇ

B級テイストは無益に出てくるおっぱい
それもシリコンおっぱいばっか
主役の殺人魚はCGでしょうか、口からでてる歯がこわい

日本では今夏公開されるようですが
水中に浮かんでる食いちぎられた男根の竿部分
これはあきらかに造形物ですが
映倫はこれにボカシをかけるのでしょうか?

2Dでも十分に楽しめます
はたして3Dにする必要があったのでしょうか(笑



[追記]
2011年12月24日改めて2DのBDで再鑑賞したら
DV D では気付かなかったのですが
水中バレーのシーンでポルノ女優役のお方の
ビーバーショットが映りこんでいました
鑑賞されるならBDでの鑑賞がお薦め