538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

ゴキブリ刑事

2011-04-30 22:45:11 | 邦画
1973年石原プロ制作、東宝配給ですか
日活と大映が映画製作できなくなって
東宝さんがこれらの方々の受け入れ先になていった
って東宝自体も映画製作会社から
配給会社への転換を図っていた方針と合致していくんですよねぇ
そして21世紀の邦画全盛期には一人勝ちの会社になる

さて映画の方ですが
もう少し過激だと思っていたのですが
エロ気もなかった
続編の「ザ・ゴキブリ」の方のイメージが強く残っていたのかしら?

渡哲也さんこれが初めての刑事役だったんですか
TVでの刑事のイメージが強いからですか
そうですかここまではヤクザか
アウトローしか演じていなかったんですねぇ

この映画の衣装である濃紺スーツにティアドロップのグラサン
今の時代からこの映画を見ると渡さんの演じる刑事って
どんなに役作りしていても
「西部警察」の大門警部にしか見えない(汗

大門といえば、同僚の若手刑事役で大門正明さんもご出演
トルコの姉ちゃん(死語)かばって鹿島の駅前で機関銃で
ハチの巣になっちゃいます

ちぃ散歩の地井武男さんも重要な役で
ってこれまた渡さんに代わって射殺されちゃう
でも画面真っ暗ではっきり見えない
ここいらは小谷監督の意図でしょうか

新興工業都市という設定ですけど
あきらかに鹿島でロケしてる
コンビナートの利権に群がるヤクザの親分に
深江章喜さんなんですけど
あんま怖くない

石原プロお得意のカーチェイス
ダンプカー数台と乗用車ですけど
今見るとそんなでもないのは
やっぱ時代が進化したというか
映画の表現技術が変わってしまったんですねぇ

それにしても、この映画でも加賀まりこさん
使いきれていませんねぇ
たったひとりのヒロインなのに・・・

あ、ちなみにゴキブリっていうのは
ヤクザのこと
「ザ・ゴキブリ」とようやくDVDが発売された
あとは「反逆の報酬」がDVDリリースされるのを
待つのみですね(笑