ザ・レイプ 欲望の報酬

すごい、邦題ですねぇ
ザ・レイプシリーズの５作目にあたるらしい
って、DVD販売会社ニューセレクトのラインナップ上だけでの
お話であって
どうやら勝手に各国から輸入してきた同音異曲な作品群を
ザ・レイプシリーズとしてリリースしてるようです

この作品だけを見たのですが
って、フランス映画ですが、アメリカ盤のDVDでの鑑賞
米国でのタイトルは「Student Services」

This is True Storyと言うスーパー。
もちろんフランス語に英訳のものですけども（汗

フランスの女子大生が授業中空腹で倒れる
というところから物語は始まります
同棲してるBFは食費だ、光熱費だと言ってます
同棲していてもお金は別ということで
「俺のハム盗み食いしたろ」とか
かなりみみっちい

ということでお金をてとり早く稼ぐのため
出会い系サイトで知りあった男性に
肉体関係なしよ
という条件で１時間１００ユーロで・・・

しかし、２度目の男性は１４０ユーロで前から後ろから
それもクルマの中ではめられます。
ことが終われば駐車場においてきぼり
心の隙間を同棲相手に埋めてもらおうとしても
お金のお話しか・・・
お金のために身を売ったのに
何もわかてくれてないってことでお別れ

そういうことで、お金のために肉体を提供していきながら
学業に励み無事見事な成績で１学期終了

お金に苦労しながら苦学してる女子大生が
フランスには２３万いるらしい
米版のジャケットの解説にはそのうち４万人が
売春行為で学費を稼いでいるとか
書かれている。

そんな現実にあえてスポットをあてて
この映画を作ったのはフランスの
女流監督エマニュエル・ベルコさん。
脚本もご自身で書かれているようで・・・


倫理観と背徳感と屈辱感と男に弄ばれながら
お金のため
私は決して娼婦じゃない
と揺れる女心を起伏激しく演じたのはデボラ・フランシス
全裸もいとわず熱演されてますけども
邦題から想像されるようなエロ映画じゃないですねぇ
しっかりとした女性の成長物語。

アルバトロス関連の映画って
時々こういういい映画が混じってるんであなどれない・・・
ほんと拾いもののいい映画でした。

こういう映画こそ岩波ホールかどこかで上映してほしい。
ま、邦題は変えないとね（笑