538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

アイアンクラッド

2012-06-24 21:35:02 | 洋画
日曜日の昼下がり、銀座通りの歩行者天国を尻目にして
三原橋の地下に降りると
4、50人の老若男女の行列が・・・
ありゃりゃ、こりゃ見る映画間違えたかな?
と思ったのですが、某団体の肝いりで作られた
日本が侵略される国防映画の動員された方々でした
いや帰りに小屋の入口に立ち見の文字が
動員された皆さん手に手にブルーの前売り券持っておられましたが
某団体も今や信濃町を拠点の団体に次ぐ勢いでしょうか

でこちらとらの「アイアンクラッド」は1日1回昼公演にも関わらず
30人にも満たない有り様
うち女子は2名
その1名は私のツレですからねぇ
一人で来られた方は誰か俳優さんがお目当てかな

「イギリス版13人の刺客」と惹句にあるように
西洋チャンバラ映画だし
身の丈程もある剣を大上段に振り降ろすと
肩口から腰くらいまで人体が左右に真っ二つに割れたり
両手両足を斧で切断したりと
映倫さんがR-15 の指定をしてる
斬られると血飛沫飛び散るよん

西洋人が織田信長とか豊臣秀吉のことを知らないように
日本人であるこっちもジョン王と言われてもピンと、来ない
けど「マグナカルタ」で朧気に記憶が・・・
ジョン王に対抗してたのがロビンフッドだよね
そう獅子王の弟のバカ王

そのバカ王が権力奪還に燃えロンドンに攻める足掛かりの
ロチェスター城の攻防戦がメインプロット
でバカ王に対抗するために騎士を集めるシーン
いやなんか既視感ありすぎ、
人集めって色んな映画で使われてるけど
元は信濃町のお方が書かれた「七人の侍」じゃないか

農民は助けないけど国を守るため
わずか5シリングのためにそれぞれ死んでいく
けども、この映画ではそれぞれのキャラは設定されていません

城の攻防戦なんかで兵糧攻めするとことか
世の東西を問わず、人のやることは同じですねぇ
ってか、神に誓って女を断ったはずの十字軍の騎士も
スカートたくしあげられて簡単にオチちゃうところも
人間ですねぇ

2時間の尺わチョイ長いと思いますが
適度に切り株もあったりして、それなりに楽しめましたが
ツレはお尻が痛かったと・・・

銀座シネパトスのデジタル映写機はパイオニアなんだ
うっかりなのか場内が暗くなって画面に浮かび上がった
赤いパイオニアのロゴが下に行ったり上に行ったり
映写技師さんのうっかりミスっ
私には嬉しかったですが

2010年製作、イギリス映画
ジョナサン・イングリッシュ監督作品
ジェームス・ピュアフォイ、ブライアン・コックス、
テレク・ジャコビ、ケイト・マーラ出演