2017年・米ライカ。 監督:トラヴィス・ナイト。 3DBDセルにて視聴。
あの『コラライン...』のライカスタジオ制作で、それなりに評判も高い作品の
ようなので、高値がちな3Dソフトですが気合いれて購入(^^;

嵐のなか赤子を抱いて舟を進める女。 その赤子の片方の目はえぐり取られていた。
荒れ狂う海。一艘の小舟に乗った一人の女。そしてその胸元には赤ん坊が。
だがその赤ん坊の片目はえぐり取られていた。誰がそんな酷いことを?
女は追手に見つからぬように必死に逃げていた。
人間ならざる者たちから。

以来、母子は二人で生きてきた。 食うために大道芸をこなすクボ。
女が気がつく。とある浜辺にうちあげられていた。幸い赤子も近くに。
以来ひっそりと母子だけで生きてきた。
母親は病弱のため伏せっていることが多い。
そんな彼女の世話をするのはクボの役目。
ときには食うために近くの村に出て大道芸を見せ、わずかな銭を稼いだりもする。

今日は盆。先祖の霊を迎える日。 先祖の霊を見送る精籠流し。
きょう村では盆を迎えていた。クボにとっては絶好の稼ぎどきでもある。
しかし人々の会話から、盆はご先祖に会える日でもあることを知る。
亡き父親の霊に会い、話をしてみたいと思いついたクボ。
手作りの紙の精籠に向かって一心に祈り続けるが、何も起こらない。
それどころか「ついにお前を見つけた」と声を掛けてくる者たちがいた。
仮面を被り、高い帽子を頭に乗せた女性ふたり。
クボには見覚えがないが、二人とも彼の叔母さんに当たるのだと言う。

気がつくと、いつの間にか夕刻になっていた。 出現した二人の女。実はクボに向けられた刺客。
クボの母親は、夕方を過ぎて外にいてはいけないといつも強く言い聞かせていた。
この日の彼は、そのことをすっかり忘れてしまっていたのだ。
辺りはもうすっかり暗くなり、魔界の者たちが動き出す時間にかわっていた。
叔母ふたりはクボに残ったもう片方の目が欲しいのだと言う。
問答無用で襲いかかってくる彼ら。
そこに割って入ったのは死に物狂いの形相をした母親だった。
前期待はけっこう大きなアニメでしたが、実際に視聴してみた印象はいまいち(^^;
外国人の作った”日本をテーマにした”映画や創作は、日本人の目からすると
しばしば違和感を感じてしまう面がありますが、このアニメにも同じことを感じて
しまいました。
監督でありライカのceoでもあるナイト氏は大の日本マニアなんだそうですが。
中国や韓国のイメージがごっちゃになっているぜ、と感じる部分も多く
日本というより、ちょっとだけアジアひとまとめな感じですかね~。
もちろんかなり日本を勉強しているなと感じる部分もありますので
総合的にはプラスなんですけどね。
決定的なのは絵柄(=キャラデザイン)に魅力が乏しいこと。
あと全体に物語に完結感が薄いのもマイナス点ですね。
ストーリーの背景がキチンと説明されていない部分が多いうえに、
終盤を迎えた時点で、本当にジ・エンドなの?という感じが残るのも問題ですね。
採点すれば65~70点くらい?
期待度が大きかった作品だけに、ちょっと残念感が残るアニメでした。
ただ劇中、三味線に合わせて動く折り紙の表現はなかなか見事で楽しかったです。
3D効果はイマドキ風に、立体感をさほどに感じさせない程度に抑えています。
ですが正直この程度の立体効果だったら、価格の安い2D盤でも良いかな、とも思う。
『コラライン』のクッキリした3D感が貴重に感じます。
■
あの『コラライン...』のライカスタジオ制作で、それなりに評判も高い作品の
ようなので、高値がちな3Dソフトですが気合いれて購入(^^;


嵐のなか赤子を抱いて舟を進める女。 その赤子の片方の目はえぐり取られていた。
荒れ狂う海。一艘の小舟に乗った一人の女。そしてその胸元には赤ん坊が。
だがその赤ん坊の片目はえぐり取られていた。誰がそんな酷いことを?
女は追手に見つからぬように必死に逃げていた。
人間ならざる者たちから。


以来、母子は二人で生きてきた。 食うために大道芸をこなすクボ。
女が気がつく。とある浜辺にうちあげられていた。幸い赤子も近くに。
以来ひっそりと母子だけで生きてきた。
母親は病弱のため伏せっていることが多い。
そんな彼女の世話をするのはクボの役目。
ときには食うために近くの村に出て大道芸を見せ、わずかな銭を稼いだりもする。


今日は盆。先祖の霊を迎える日。 先祖の霊を見送る精籠流し。
きょう村では盆を迎えていた。クボにとっては絶好の稼ぎどきでもある。
しかし人々の会話から、盆はご先祖に会える日でもあることを知る。
亡き父親の霊に会い、話をしてみたいと思いついたクボ。
手作りの紙の精籠に向かって一心に祈り続けるが、何も起こらない。
それどころか「ついにお前を見つけた」と声を掛けてくる者たちがいた。
仮面を被り、高い帽子を頭に乗せた女性ふたり。
クボには見覚えがないが、二人とも彼の叔母さんに当たるのだと言う。


気がつくと、いつの間にか夕刻になっていた。 出現した二人の女。実はクボに向けられた刺客。
クボの母親は、夕方を過ぎて外にいてはいけないといつも強く言い聞かせていた。
この日の彼は、そのことをすっかり忘れてしまっていたのだ。
辺りはもうすっかり暗くなり、魔界の者たちが動き出す時間にかわっていた。
叔母ふたりはクボに残ったもう片方の目が欲しいのだと言う。
問答無用で襲いかかってくる彼ら。
そこに割って入ったのは死に物狂いの形相をした母親だった。
前期待はけっこう大きなアニメでしたが、実際に視聴してみた印象はいまいち(^^;
外国人の作った”日本をテーマにした”映画や創作は、日本人の目からすると
しばしば違和感を感じてしまう面がありますが、このアニメにも同じことを感じて
しまいました。
監督でありライカのceoでもあるナイト氏は大の日本マニアなんだそうですが。
中国や韓国のイメージがごっちゃになっているぜ、と感じる部分も多く
日本というより、ちょっとだけアジアひとまとめな感じですかね~。
もちろんかなり日本を勉強しているなと感じる部分もありますので
総合的にはプラスなんですけどね。
決定的なのは絵柄(=キャラデザイン)に魅力が乏しいこと。
あと全体に物語に完結感が薄いのもマイナス点ですね。
ストーリーの背景がキチンと説明されていない部分が多いうえに、
終盤を迎えた時点で、本当にジ・エンドなの?という感じが残るのも問題ですね。
採点すれば65~70点くらい?
期待度が大きかった作品だけに、ちょっと残念感が残るアニメでした。
ただ劇中、三味線に合わせて動く折り紙の表現はなかなか見事で楽しかったです。
3D効果はイマドキ風に、立体感をさほどに感じさせない程度に抑えています。
ですが正直この程度の立体効果だったら、価格の安い2D盤でも良いかな、とも思う。
『コラライン』のクッキリした3D感が貴重に感じます。
■