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みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

『ジェームズ・ブラウン~ファンクの帝王』観ました。

2017-08-12 16:00:00 | 洋画
2014年:米。 監督:テイト・テイラー。 WOWOWからの録画。
ソウルミュージックの帝王などと呼ばれる”大物歌手”のようですが、自分は
この手の音楽には門外漢でして、ほとんど事前知識はありませんでした。
強いていえば漫画『シャコタン☆ブギ』のなかでのディスコ話のパートで
ジェームズ・ブラウンに良く似たソウルおじさんが重要人物として登場していた
のを記憶している程度です(^^;

 
父母の夫婦仲は最悪。              結局は親戚のおばさんに預けられる。

幼いころ両親の仲は最悪。
派手な夫婦喧嘩のすえ、拳銃まで持ち出す父親に、母親はたまらずに家を出てしまう。
だが父親には生活能力がなく、結局息子を育てることはできない。
自身は生活の心配のない軍隊にはいり、息子は親戚のおばさんに丸投げ。
その時以来、ジェームズ少年は否応なしに大人として独りで生きていかねばならなくなった。


スーツを盗んで懲役15年を喰らうが。

ある時スーツを盗んだため逮捕され、裁判では何と15年もの長期の刑を言い渡される。
通常よりも重刑となったのは、誰も彼の保証人になってくれる人間がいなかったためだ。
しかし収監中に出会い、親しくなった友人(の家族)が身元を引受けてくれたお陰で
早期の出所が叶い、ようやく音楽家への道が見えてくる。

 
力いっぱいステージをつとめるジェームズ。    お客さんもノリノリだ。

それ以来独自のスタイル、そして聴く者を虜にさせずにはおかない魅力で、
”帝王”と呼ばれるまでの地位にメキメキと昇りつめたジェームズ・ブラウン。

 
TVに出演するジェームズ。            いつだって真剣勝負の彼。

自家用機で米国中を飛び回り、各地で圧倒的な評判を得るが、一方私生活では
なんども結婚・離婚を繰り返し、また時には刑務所に収監されるような波乱に
富んだものだったようです。
それにしても70歳を超えてもなお現役だったというのはちょっと驚きですね。
ジェームズ・ブラウン役のチャドウィック・ボートマンの堂に入った演技ぶりが
見事でした。演技だけでなく歌唱力の方も相当なもので、
ソウルミュージックに疎い自分でも、かなりの興奮を感じてしまいました(^^;

『エイト・デイズ・ア・ウィーク』観ました。

2017-08-09 16:00:00 | 洋画
2016年:米。 監督:。 WOWOWからの録画。
世界各地の公演ライブを交えたビートルズのドキュメンタリー作品、
”エイト・デイズ・ア・ウィーク”
セルBDを購入はしたものの、何となく封を切らずそのままになっていました(^^;
それが最近WOWOWで放送されたので、それを取りあえず録画して視聴。

 
まだ表情に幼さが残るクォーリーメン時代。    ビートルズとして本格的にデビューを果たした頃。

これまでもライブCDとかライブビデオとかは、品質保証のない海賊版なら
結構出回っていたようですが、そういうものを実際に購入した人のレビューを
見ると、ガッカリしたという評価が大半でした。
その点この作品は品質の点では十分に高水準といえるでしょうね。
特にスチル画像などはなかなか秀逸です。待ってて良かったです。

 
アメリカでの公演はいつも大嬌声の坩堝。     演奏を終えてホッと一息。

ドキュメンタリーとして過不足のない、満足のいく内容だと思います。
音質も全体にかなり良いと思います。
ただ”エド・サリバン・ショー”の部分は、大昔に観て「ヒドイ画質だなあ」と
思いましたが、今回視聴してみて印象が全く同じだったのには、ちょっとニガ笑い(^^;
まあ全体の中の一部なんで、さほど気にはなりませんでしたが。

 
日本公演の様子。当時TVは白黒放送だったが。   公演を一切やめスタジオでのレコード制作に専念。

日本にも一度だけ来日。武道館での公演が行われましたが、
東京まで聴きに行くのは田舎の一高校生にはハードルが高すぎました。
そもそもチケットが宝くじ並みに超入手困難でしたし。
あと画像がカラーになっていますが、当時のTVは白黒放送でした。
公演後のVTRによるTV放映も白黒でした。あとで人の手により着色されたものと思われます。
当時、教室や廊下に設置された貧弱なスピーカーから校内に鳴り響いていたビートルズ。
ざっと計算すると、あの頃から50年以上経過しています(^^;

『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち 3D』観ました。

2017-08-06 16:00:00 | 洋画
2016年:米20世紀フォックス。 監督:ティム・バートン。 セルBDにて視聴。
ティム・バートン監督の映画ということで購入してみました。

 
忙しい両親に代り祖父の世話を焼くジェイク。   祖父エイブからの差し迫った電話。

幼いころからジェイクは祖父エイブから、彼の昔の冒険譚を何度も聞かされていて
深くエイブを尊敬している。
特に興味深いのはマダム・ペレグリンという女の人がまとめ役となって、
多くの異能力者=子どもたちが大きな洋館で共同生活をしていたという話だった。
もっとも両親に云わせると、いつものお祖父ちゃんの作り話だよ、で終ってしまうのだが。
ある時エイブからジェイクに緊急の電話がバイト先に入る。
どうやら祖父にただならぬ危険が迫っている様子だ。
上司の車に乗せてもらい、急ぎエイブの家に向かうジェイク。

 
祖父の眼球は無残にもくり抜かれていた。     両親、ジェイク、その担当精神医。

だが遅かった。すでに祖父は息もたえだえに。無残なことにその両目はくり抜かれていた。
死に際にひとこと、「ケインホルム島に行け」との遺言。
猟奇的な事件で祖父を亡くしたジェイクの気持ちに区切りをつける意味でも、
島に行ってみるべきだろうと精神医のアドバイスを受ける。
初めは消極的だった両親だが、結局父親がジェイクにつきそい島に行くことになる。

 
ケインホルム島へ向かう。            島で唯一のホテル。

ケインホルム島へ向かうジェイクと父親。途中ハヤブサを見かけ、話しかけるジェイク。
そんな彼の言動をいぶかる父親。やはり息子の精神はまともでないのだと決めつける。
ようやく島に着いてまっすぐホテルへ向うが、これがあまりパッとしない田舎宿。
しかし島には他に泊まれる施設はなく選択の余地はない。

 
ジェイクは独りで島を調査。           朽ちた洋館の中で少女と出会う。

父親は息子のジェイクに大して関心はないように見える。
ジェイクの方も父親の目を盗んで、独りで島内を見て回る。
そして、祖父エイブから何度となく聞かされていた、あの洋館を見つける。
もっともボロボロに朽ちてはいたが。
取りあえず中に入ってみると、そこで一人の少女と出会うことになる....。
この辺りから物語の本当のスタートとなります。

まあまあの出来でしたかね~。
90点超えではないが、まずまず80点は取れてる感じですね(^^;
ところで”ペレグリン”というのは猛禽のハヤブサのことで、
この映画の中では、マダム・ペレグリンの変身した姿ということになります。

『インフェルノ』観ました。

2017-07-31 16:00:00 | 洋画
2016年:米コロムビア。 監督:ロン・ハワード。 WOWOWからの録画。
あの『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズの最新作なので観てみました。
ん~しかしなあ....水準以上の出来とは思うけど、前二作に比べると
ちょっぴりパワーダウンしてるかなあ。

 
地上の人口は爆発的に増加。           追手を振り切り鐘楼から飛び降りるゾブリスト博士。

遺伝学者であり大富豪でもあったゾブリスト博士。
地球の人口は、継続的に増加し続けている。近い将来に爆発的増加の段階を迎えるだろう。
地球は増えすぎた人類を養いきれず、結果的には人類は全滅してしまうという持論をもっていた。
いわば人類とは、健康な地球に巣食う癌細胞のようなものなのだ。
その解決策として、いまの人類の半分を強力な伝染性ウィルスを使って殺してしまえば良い。
中世に何度となく欧州を襲ったペストのように。
あまりに危険な博士の思想は、ウィルスの完成をもって政府から身柄を追われる状況となった。
そして逃げ切れず、とうとう高い鐘楼から飛びおりて自ら命を絶つ。
だが彼には後事を託した人物がいたのだった。
ゾブリスト博士は死んだが、その仕事を引き継いでいる人物とはいったい何者なのか?
というのが本作のキモです。

 
目覚めるとそこはフィレンツェの病院だった。   担当医師は奇偶にも教授のファンだというが。

ハーバード大学教授のロバ-ト・ラングドン教授。
彼は何者かに襲われ、目を覚ましたのはフィレンツェの病院のベッドの上だった。
だがここ何日かの記憶は覚束ないうえ、灼熱地獄=インフェルノをさまよう
恐ろしいイメージに悩まされる教授。

 
地獄の亡者がのたうち回る地獄の幻影。      猛火に包まれる街の幻影。

担当のシエナ医師は、それはたぶん頭部に受けた銃傷の影響だろうと説明。
外傷が治れば記憶が戻り、幻影も収まってくるはずだと元気づける。
だが直後に武装警官がラングドン教授を目的に病院を襲撃。
シエナ医師の助けにより辛くも病院から逃げおおせる二人。
取りあえずは彼女のアパートに身を潜める。
ストーリーはそれなりに練られており、視聴中に退屈することはないのですが、
ドキドキするような予想外の着地という点では少々弱かったかな?
あとフィレンツェやベネチアの街の異国の情景に、少し観光旅行的な気分が
してしまいました(^^;

『ハドソン川の奇蹟』観ました。

2017-07-23 16:00:00 | 洋画
2016年:米。 監督:クリント・イーストウッド。 WOWOWからの録画。
実話が元になっている映画とのことです。
イーストウッド監督とトム・ハンクスのタッグ作品ということなので一応観てみました。

 
カナダガンの群れに遭遇。             エンジン二基ともに破壊され火を噴く。

シアトル行き1549便。ニューヨークを離陸直後にカナダ雁の大群と遭遇、
エンジン内部に致命的な損傷を受けてしまい、飛行の継続が困難となる。

 
突然の危機。管制室に衝撃が走る。         多くの機関が臨時動員。1549便の安否を注視。

すぐに管制ルームに緊急事態発生を報告~折り返し近くの空港に避難するよう
指示が出るが、そんな余裕はない。エンジンが二基ともにダメになっているのだ。
サレンバーガー機長は直ちにハドソン川に緊急着水する決心をする。

 
無事に着水。全員が奇蹟的に生存。         生還した機長㊧に押し寄せる報道陣。

映画を観ていて感心したのは、救助関連組織への連絡の素早さ、そして対応の確かさでした。
救助が迅速に行なわれたため、乗務員5名+乗客150名全員が生還を果たすことができた。
ニューヨーク市民はこの結果に大きな拍手を送り、サリー機長はその立役者としてマスコミから
過剰に英雄扱いされてしまう。

 
機長の判断は誤っていたのではとの疑惑が浮上。  この人が本物のサリー氏(^^;

だが残されたデータを見る限り、機長の判断は誤っていたのではないかという意見がでて....。
管制官の当初の指示通り、近辺のラガーディア空港などを目指せば十分に安全に
着陸できたのではないか。
乗客から死者が出るというようなことがなかったにせよ、なにもわざわざハドソン川に
降りて高価な旅客機を水没させてしまうことはなかっただろう。
この大きな損害はすべて自己判断で行動した機長のせいなのではないか。
こうした声に後押しされて、国家運輸安全委員会は公聴会を開くことになる。
「有罪」となればサリー機長のこれまでのキャリアは台無しになり、
彼はホームレスにでもなるしかない....。

トム・ハンクスといえば、現在の米映画界のトップ男優のひとりです。
ですが演じるのはいつも同じような”男っぽくカッコイイ”役柄ばかり。
今回の役柄も、正直「またか」の感じもありますね(^^;
でもまあ、そうはいっても中々楽しめる映画ではあります。