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みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

『スターウォーズ ep.1』観ました。

2015-12-25 18:00:00 | 洋画
2011年:米20thフォックス。 監督:ジョージ・ルーカス。 セルBD(BOX)にて視聴。
映画ファンならば一度は観ているはずの映画です。
今回観た2011年版(BD BOX)が、1999年版(オリジナル)とどう違うのかとかを記すことにします。

 
通商連合による惑星ナブーの封鎖。         ジェダイ2名が特使として派遣される。

銀河共和国の政治体制が腐敗して久しい。
強欲な通商連合が惑星ナブーを包囲・封鎖するという暴挙に出たのも
政治屋どもには何もできないと見切った上でのことだったが、
実際は国の守護役ジェダイ2名が通商連合の船に派遣される。

 
通商連合の船内には戦争の準備がされていた。    ナブーの女王は断固として関税軽減を拒絶。

予期せぬ訪問に慌てる通商連合側。
ジェダイたちは船内に大勢の軍隊を目撃して、彼らの真の意図
(=ナブーを占領)を見抜き、小型船を奪ってナブーに向かう。

  
正規軍をもたないナブーに対抗する術はない。    通商連合側は着々と進撃の準備。

武力を以て関税を軽くしろと迫る通商連合に、ナブーの女王アミダラは決して屈しない。
そうはいっても、軍隊をもたないナブー星。力づくで来られれば対抗できない。
あわや女王が拘束される寸前にジェダイたちが駈けつけ、
彼女と側近たちを引き連れナブーを離れる。

 
タトゥイーン星でのポッドレース。         元老院はとっくに腐敗し機能しなくなっていた。

目的地は共和国の首都であるコルサント星。
共和国議会に出て議員たちにナブーの窮状を訴えるのだ。だが途中でエンジン故障。
やむなく近くのタトゥイーン星に立ち寄るが、
そこでジェダイは並外れたフォースパワーをもつアナキン少年に出会う....。

今回BDを観てストーリーの構成がオリジナルとはかなり違うナと、まず気がつきました。
エピソードの順番が入れ替わっていたり、ムダな部分が削られていたりして、
映画のテンポがかなり快適になっています。
次に音響面ですが音質そのものが大変クリアーなうえに、再生装置がATMOS対応だと
まるで正規のATMOSサラウンドのような再現性となります。
評論家センセイたちが「ATMOS対応ソフトを持っていないという理由で、ATMOS対応
再生装置類の導入をためらう必要はない」と言われていますが、全くその通りでした。
もちろんこのBDもATMOS対応ソフトではありませんが、みごとな立体音響を体感できます(^^)v

今年もあと数日となりました。なので明日から2~3週ほどお休みします。
正月期のみかんはユックリと音楽を聴きたいです。
それでは皆さん、良いお正月をお迎えください。 m(_ _)m

『サイモン・バーチ』観ました。

2015-12-24 16:00:00 | 洋画
1998年:米。 監督:マーク・スティーヴン・ジョンソン。 WOWOW録画にて視聴。
多分15~6年くらい前に一度観ていますが、すっかり内容を忘れていました。
残っているのは”けっこう感動したっけ”という記憶だけですね(^^;

 
生まれた時からサイモンは小さかった。       両親は失望し、サイモンを無視。

サイモン・バーチは普通よりも特に体の小さい赤ん坊として産まれた。
心臓なども小さいため「長くは生きられないでしょう」との医師の診断だった。
バーチ夫妻は落胆し、それ以来息子に対して無関心な態度をとるようになる。
だが彼は12歳を迎えてもちゃんとまだ生きていた。

 
皆でふざけてサイモンを胴上げ。          しかし絶対に告げ口などしない。

サイモンは級友たちの格好のオモチャにされていた。小さくて可愛いし、
告げ口をしないので、教師に叱られる心配もなかったからだ。

 
心ない大人たちは二人をからかう。         サイモンには堅く信じていることがあった。

サイモンには、堅く信じていることが一つあった。
それは神さまがいつか自分を道具として、何らかの英雄的役割をさせるということ。
「人から変に思われるから、そんなことをやたらに口外するなよ」とジョーから
釘を刺されるが、サイモンは一向に平気だ。そのように信じ切っているのだ。

ジョーの母親レベッカは相手の男を秘密にしたまま出産。
そのため彼は私生児として有形無形の差別を受けて育ってきた。
ただ彼女自身は正義感が強く、愛情の豊かな立派な女性。
息子の友人サイモンにもわが子同様に愛情を注いでくれる。
だからサイモンにとってレベッカは(自分に無関心な実の母親よりも)
より以上に母親的存在なのだった。

 
手編みのセーターをプレゼント。          自分の父親は誰なのか? 思い悩むジョー。

悲劇は突然に起こる。野球の試合でサイモンが珍しく打ったホームランの打球が
たまたま通りかかったレベッカの頭部を直撃、そのために彼女は死亡してしまう。
かけがえのない人を自分のせいで死なせてしまったという負い目から激しく落ち込むサイモン。
そのためかジョーとの友情も一時途切れてしまう....。

初めにも書きましたが、これで二度目の視聴です。
今回観てもけっこう良かったですね。温かく豊かな感動が得られる映画だと思います。
当時もけっこう評判になった映画ですがそれも当然でしょうね。
多くの人に薦められる秀作だと思います。

『ミリオンダラー・アーム』観ました。

2015-12-22 16:00:00 | 洋画
2014年:米ディズニー。 監督:グレイグ・ギレスピー。 WOWOW録画にて視聴。
実話をベースにした映画だそうです。
ただ多少は話を綺麗事に纏めているな、という感じはしますね。

 
華やかなプロスポーツの世界。           破格な契約金の要求。これはさすがに呑めない。

華やかなプロスポーツの世界は、エージェント同士の闘いの場でもある。
有望な選手の契約が複数取れれば巨額の金になるが、さもなければ一銭にも
ならないシビアな世界だ。

 
後がないドン詰まりの状況。            相棒も不安げだ。

JBはかつて大手エージェント会社の有能な社員として高収入を享受していたが、
独立後はパッとしない。
当てにしていた大型選手との契約も取り逃がして、もはや破産寸前。

 
有力者チャン氏に計画を説明、資金を引き出す。   やってきました、インドはムンバイ。

事務所の家賃も払えない困難な状況。
JBは何とか事態を打開しようと、あるアイディアを実行することにする。
業界の大物チャン氏に会い、自分の計画を説明する。
まだ野球があまり普及せず、スカウトたちの盲点となっている国インド。
インドに行って有望な新人を発掘するのだと力説する。
何とかチャン氏を説得して資金を引き出すが、「いまから一年後」と期限を切られる。
本当に一年で可能なのか? ....やるしかない!

 
コンテストが進み、いよいよ決勝戦。        ついに優勝者が決定する。

多額の賞金を餌に、インド各地で野球のコンテストを行う。
大抵は箸にも棒にもかからないようなレベルの者たちだが、
どうやら大リーグでも使えそうな有望な若者が二人だけ交じっていた。
それに雑用係として別に一人を雇い、JB一行は米国に戻る。
チャン氏との契約ではプロテストまで、あと8ヶ月。
生まれて初めてグラブをはめた若者を8ヶ月でプロデビューさせねばならない。
遠く故郷を離れて、毎日トレーニングを積み上げていくインドの若者。
だがJBは彼らにはビジネスとして接するだけで、人間として扱おうとしない。
心の面でのケアには全く無頓着。
だんだん若者たちはJBに嫌われていると思いこみ、練習に身が入らなくなる....。

ディズニー製作のファミリー映画ですから、ハッピーエンドなのは確実なんですが、
それにしてもちょっとキレイ事だよな~と思うところが無くはないです(^^;
ただディズニー作品らしく一定の水準はキープしていますから、
観ていて「詰まらない」ということはないですね。

『嗤う分身』観ました。

2015-12-19 16:00:00 | 洋画
2013年:英。 監督:リチャード・アイオアディ。 WOWOWからの録画。
ちょっと変わった設定の映画です。
しかし全くの新しいアイディアかというと、そうでもないですね。
手塚治虫氏の昔の漫画作品にもこのような発想の作品はありましたし、
手塚氏もまた、どこかでインスピレーションを得たのかもしれません。

 
新しい社員が入って皆に紹介。           こうして並ぶと全く見わけがつかない。

サイモン・ジェームズはある大きな会社にもう7年も勤めている。
ある日、新入社員が入ってくる。彼の名前はジェームズ・サイモン。
外見では区別のつかない二人。だがその人格は真逆のものだった。
真面目で目立たず、コツコツ努力家のサイモン。
要領がよく面倒なことはまわりに押しつけてしまうジェームズ。

 
面倒なことはサイモンに押しつけるジェームズ。   サイモンに対する上役の評価は下がりっぱなし。

サイモンが真面目に積み上げてきた仕事を横取りして、上役に提出するジェームズ。
おかげでジェームズの評価は上々だが、逆にサイモンの評価は下がりっぱなし。
もともと影の薄いタイプではあったが、次第に居ないも同然の扱いを受けるようになる。

 
ハナに声をかけられる。              彼女は会社のコピー係。内心好意を持っている。

アパートの窓からの投身自殺の現場を目撃したサイモン。
警察に目撃証言したあと、偶然通りかかったハナが彼に声をかけてくる。
それ以来、少しづつ親しくなってくる二人。

 
サイモンにちょっと興味をもつハナ。        投身自殺をしようとするサイモン。

あるとき、ハナの方からのデートの誘いが。
だがサイモンは奥手のためデート中ハナをどう扱っていいのか解らずに煮え切らない。
そこにジェームズが颯爽と現れて彼女を奪い去ってしまう。
恋人を奪われ、職場でも居場所を奪われ、居場所のないサイモン。
次第に追いつめられていった彼はとうとう周囲に向かって感情を爆発させるが、
その後反動的に沈んだ気分になりアパートの窓から投身自殺を考える....。

いまひとつ話の見えにくい映画です。まあ言いたいことは解りますけどね。
イギリス映画なのに、なぜか日本の昭和歌謡がバックに流れます(^^;
「上を向いて歩こう」「ブルー・シャトー」など。

『エディット・ピアフ 愛の讃歌』観ました。

2015-12-16 16:00:00 | 洋画
2007年:仏・チェコ・英。 監督:オリヴィエ・ダアン。 セルBDにて視聴。
フランス・シャンソン界の大歌手エディット・ピアフ。
もちろん今は故人となっていますが、これはその一生を描いた映画です。
ただし良くある偉人の出世物語のパターンではないですね。
かなり対象に肉薄していて、通りいっぺんのキレイごとでは済ませていません。

  
母㊨は大道芸人。道端で歌って稼いでいた。     父㊧はエディット㊦を祖母㊨に預ける。

大道芸人の男女の間に産まれたエディット。男は兵役で国外へ。極貧の生活。
母は道ばたで歌い小銭を稼ぐ。その間エディットは近くでじっと待たされていた。
子どもの教育に悪いと忠告する婦人もいるが、しょせん他人の要らぬお節介だ。
兵役を終えた父が戻ってきて母からエディットを取り上げ、自分の母親(祖母)に預ける。
祖母は売春宿を経営。少くともしばしば食事も出来ないような暮らしではない。

 
聖テレーズに眼病回復をお願いする。        父とティティーヌが揉み合う。

たちまちエディットはお姉さんたちのアイドルとなる。みな愛情の対象に飢えていたようだ。
とりわけティティーヌとは大の仲良しになる。
エディットは目の病気にかかりあわや失明かと思われたが、ティティーヌにともなわれて
熱心に聖テレーズに参拝。その御利益かは分らないが、しばらくして視力は回復する。
やがて父がエディットを引取にくる。ティティーヌはじめお姉さんたちは彼女を
連れていかないように懇願するが、所詮それは通らない願い。

 
大道芸人の侘しい生活。              彼女が歌うや周りから大きな拍手が。

気まぐれで自分本位の気性の父。サーカスの団長とささいなことで喧嘩別れ。
エディットを連れて大道芸人の生活に戻る。
だが彼の芸はあまりパッとせず、技の合間をもたせるために「お前も何か芸をしろ」。
エディットが恐る恐る歌い出すと、父親の曲芸などよりもずっと評判がよく身入りも大きい。
彼女の原型がここで確認されたと言っていいだろう。

 
ホールの支配人からオーディションの勧誘。     デビューは大成功。以来、栄光の階段を昇っていく。

やがて小さなエディットが成長して二十一歳になろうかという頃。
かつての母のように道ばたで歌って小銭稼ぎをしているところを、
ホールの支配人ルイに才能を見出される。
以来、新人離れした歌唱力でぐんぐん栄光の階段を上っていく....。

この映画を観る限りでは、大きな才能をもった人にはありがちなこと、というか
自分の我儘いっぱいを通し切った人生だったようです。
それに振り回された周りのスタッフたちのストレスも相当だったでしょうね(^^;
しかしこういう人は、これからは中々世に出てこないのではと思います。
もうそういう時代じゃないと思います。

歌のシーンはピアフ本人の古い音源を使用しているとのことですが、
雑音もなく力感に溢れて素晴らしいレストア(修復)ぶりだと思いました。