風の盆
2010-07-14 | 風
おわら風の盆・・・ではありません。
風になったひとの新盆 略して 風の盆でございます。
* * * * *
実家のある東京では 新暦でするため 今がお盆の最中。
今までは この時期のお盆に 実家に帰省することがなかったけれど
今年は父の新盆なので 遺品整理を手伝いがてら行ってきた。
母が期待していた手伝いとは 娘のアタシには過酷過ぎるって云うか 絶対に無理な肉体労働。
その作業というのが 家の裏に植わっている桜の木を根本から伐採することだった。
毎年 たくさんの花を咲かせ たわわに実をつけていた桜の木。
父が 脚立に乗ってサクランボを収穫し 母がそれをジャムに煮るのが 春の恒例行事だった。
今年も 大きなサクランボがたくさんなったが 採る人もなく そのまま落実させていた。
母曰く 「 もう 採る人がいなくなったから 根元から全部伐ってちょうだい! 」
桜を思い出の木として残すのではなく 思い出したくないから伐れと云うことなのか・・・。
母は最初から 娘のつれあいの器用さに期待していたらしい。
確かに つれあいは とっても器用で・・・器用貧乏なのよねぇ
その器用貧乏さんに ちゃっちゃっと やっつけて貰ったのです。
細かくした桜の材を 少し持ち帰って来たので いずれまた 何か形に残したいと思う。
そのときは 母にもそれを贈ろう♪
その頃 アタシは家の中で 遺品整理。
母が じゃまだから全部捨てるというのを 押しとどめ 全部我が家で引き取ることにした。
行李いっぱいの 色鮮やかなネクタイ どれもみな絹製品。
ネクタイ一本一本に それぞれ思い出があるだろうに
これを全部 ゴミに出すと云う母の気持ちはどこにあるのか????
魔女村に持ち帰り これもまた何かの形に残し 母にも贈ることにしよう♪
バッサバッサと片付け 日の落ちる頃 ようやく父を迎えることに・・・
せっかちだった父が 迎えの遅いことに苛立っているのか???
はたまた おそらく 行李の中の半分は キレイどころからのプレゼントだったに違いない
大事(?)なネクタイをゴミに出すと宣言した妻への怒り・恨み・焦り それとも懺悔からか・・・
この後 玄関先で焚いた迎え火が大暴れしたのは じっさまらしい・・・そんな風の盆。
風になったひとの新盆 略して 風の盆でございます。
* * * * *
実家のある東京では 新暦でするため 今がお盆の最中。
今までは この時期のお盆に 実家に帰省することがなかったけれど
今年は父の新盆なので 遺品整理を手伝いがてら行ってきた。
母が期待していた手伝いとは 娘のアタシには過酷過ぎるって云うか 絶対に無理な肉体労働。
その作業というのが 家の裏に植わっている桜の木を根本から伐採することだった。
毎年 たくさんの花を咲かせ たわわに実をつけていた桜の木。
父が 脚立に乗ってサクランボを収穫し 母がそれをジャムに煮るのが 春の恒例行事だった。
今年も 大きなサクランボがたくさんなったが 採る人もなく そのまま落実させていた。
母曰く 「 もう 採る人がいなくなったから 根元から全部伐ってちょうだい! 」
桜を思い出の木として残すのではなく 思い出したくないから伐れと云うことなのか・・・。
母は最初から 娘のつれあいの器用さに期待していたらしい。
確かに つれあいは とっても器用で・・・器用貧乏なのよねぇ
その器用貧乏さんに ちゃっちゃっと やっつけて貰ったのです。
細かくした桜の材を 少し持ち帰って来たので いずれまた 何か形に残したいと思う。
そのときは 母にもそれを贈ろう♪
その頃 アタシは家の中で 遺品整理。
母が じゃまだから全部捨てるというのを 押しとどめ 全部我が家で引き取ることにした。
行李いっぱいの 色鮮やかなネクタイ どれもみな絹製品。
ネクタイ一本一本に それぞれ思い出があるだろうに
これを全部 ゴミに出すと云う母の気持ちはどこにあるのか????
魔女村に持ち帰り これもまた何かの形に残し 母にも贈ることにしよう♪
バッサバッサと片付け 日の落ちる頃 ようやく父を迎えることに・・・
せっかちだった父が 迎えの遅いことに苛立っているのか???
はたまた おそらく 行李の中の半分は キレイどころからのプレゼントだったに違いない
大事(?)なネクタイをゴミに出すと宣言した妻への怒り・恨み・焦り それとも懺悔からか・・・
この後 玄関先で焚いた迎え火が大暴れしたのは じっさまらしい・・・そんな風の盆。