先週からホノルルに中村芝翫ファミリーがやって来ていまして、ハワイ大学の劇場で歌舞伎公演が催されています。ハワイに歌舞伎がやって来るのは、なんと52年ぶりだとか。
舞台挨拶で芝翫さんも「ハワイと日本の関係はこんなに近いのに、52年も公演がなかったなんて。毎年とは言わないが、5年に一度くらいは来たいですね」とおっしゃっていたように、本当ですよね~。ラスベガスではたびたびあるようなのですが、ハワイでは歌舞伎公演がなかったんですよね。
この日のチケットは$80、$100。ハワイでは高額な印象なのですが、劇場はもう満員でした。それも、日本人というより地元の方々が多かったです。日系人に限らず。
日系人に関しては、和柄のお洋服とか何やら日本風のいで立ちの方も目立ち、歌舞伎観賞へのワクワク感が伝わってきました。なかには、背中に紋の入ったドレスを着ていたご婦人も。
演し物の「連獅子」も素晴らしかった! あの話題の中村ファミリーの連獅子が、目の前で観られるなんて! 席は劇場の真ん中くらいでしたが、劇場自体が小さく花道もすぐそこだったので、美しい衣装の隅々まで見ることができました。日本であんな舞台近くに座るのと、2万円くらいしてしまうのでしょう。
私は今回が3回目の歌舞伎観賞だったのですが、うちの娘も含め、生涯初めての歌舞伎観賞だったという地元の方々は多かったはず。最後は全員が総立ちになって拍手を送り、私もとても誇らしい気分になりました。フラも最高ですが、歌舞伎も日本が世界に誇る芸術ですよね。
今度は東銀座の歌舞伎座の特等席で、歌舞伎を観てみたい…。そんな夢を抱いた、ホノルルでの歌舞伎見学でした。
いろいろ詳細な情報を有難うございました!
あの舞台からはわからないことでしたが、今年の歌舞伎にはさまざまな背景があったのですね。
Mahaloです。
そのフラの先生はご自分が元年者の子孫だったことを知らなかったそうです。フラをやっていたので、唄い手のトーンや強弱が役者の顔で表現され、メッセージを感じることができたそうです。フラの中に歌舞伎の型のようなものがあるとか。
3年かけて企画準備された3代目烏羽屋山右衛門さんは、52年前にハワイ公演に祖父と父親が揃って出演していたので、自分はハワイの日系人たちに日本文化芸能を通じてご先祖を感じてほしいとのこと。「ご自分たちのご先祖が江戸時代に、もしかして歌舞伎を観ている人がいるかもしれない思いをはせていただきたい。」というコメントに驚きと感動を覚えました。
こちらのステージに、TVカメラが入っていたのですね。
その番組は見てみたかったですね~。
去年が元年者150周年ということでの特別公演だったので、そのフラの先生がフィーチャーされたのですね。
フラも歌舞伎も、本当に素晴らしい芸術ですね。
ハワイには、落語が来たことありますよ!
確か去年もハワイ大学でやったような…。以前も来たような…。
もっともっと来てほしいですけれど。
歌舞伎は日本でもチケットが高額で、取れづらいのですね。
ハワイでの歌舞伎には、日本から見学ツアーが来たようですよ。
日本では最近、落語が人気ブームです。特に、講談が。
そちらではそういう文化が来ることはありますか?