森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

カウアイ島に行ってきました

2013年11月19日 | 不思議譚


また更新が遅くなってゴメンナサイ。前回、丸亀うどんの話をしたきりでしたね…。実はその翌日から、カウアイ島に行っていました。本邦初、旅行先からのブログ更新を試みたのですが、ITに弱い私は果たせず…。どうぞ次回にご期待ください!

私にとっては今年3回目のカウアイでしたが、主人は20年ぶり。子供達は初めてだったので、なかなかエキサイティングな旅になりました。ええ、いろいろな意味で…。訪問先はまたの機会にアップしますが、今回、私が感銘を受けたのが、カウアイの川です。ワイルア川をはじめ、カウアイには川が多いですよね。しかもハワイ中でも、船が行きかうほどの川があるのは、カウアイだけだそうです。上の写真は高台から見降ろしたワイルア川ですが、こんもりとした緑を連なるその姿は、まるでアマゾンのよう(大袈裟?)。淡水が豊富で肥沃な土壌に恵まれたワイルア川河口が、初期のポリネシア人の入植地となったのも、なんだか納得できました。

カウアイ島の誇るワイルア川ですが、ちなみにその名前の由来は諸説あるそうです。まずは「2本の川」。ハワイ語でルアは数字の2を表しますね。ワイは水です。2本の川がやがて1本の大きな川になったのがワイルア川なので、その名前がついたという説が1つ。

もう1つは、ずばり「ゴースト」ですって。お手元のハワイ語辞典を見ていただくとわかるように、ワイルアにはハワイ語でゴースト、スピットという意味もあります。つまりワイルア川=ゴースト川といったところでしょうか。実際、カウアイ島では、ある決まった月夜の晩、ワイルア川まで行進してきた死者の列がカヌーにのって川を下り、ポリハレという土地へ。ポリハレの崖から無限の闇、つまりあの世に飛び込むという伝説があるそうです。

死者の列が月夜のなかを行進するという「ナイト・マーチャーの伝説」はハワイのあちこちにありますが、カウアイの死者は、カヌーで川を行くのですね…。いかにも川の豊かなカウアイらしい逸話ですが、なんだかリアルな話で、その光景を想像したらゾ~ッとしてしまいました。

夜のワイルア川は、あまり覗いてみないほうがいいのかもしれません!

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