こよなくアンスリウムの花を愛する私。なので、アンスリウムの里、ハワイ島ヒロを訪ねるたび、ファーマーズ・マーケットでアンスリウムを大量買いするのを楽しみにしています。
ですが今年に入ってから、なぜ~か! ヒロの大ファーマーズ・マーケットに出る花の数が、すごく少ないのです。出ていても、正直なところ質もちょっと…。何だかあまり新鮮な花がないのですよ。新鮮なら数週間も長持ちするはずのアンスリウムが、1週間くらいで傷んでしまったりするんです。
今年はすでに3回、ヒロに行きましたが、3回とも花は今イチでした。そんなわけで。最後に出かけた際、お花を売っていた女性に聞いてみました。「なんだか最近、売られている花が少ないみたいですね?」。と、そのおばさまが言うには、「朝早く来ないとダメなのよ」。なんでも最近、毎週土曜日の朝にハワイ島コナから花屋さんがやって来て、ファーマーズ・マーケット中のアンスリウムをごっそり買っていくのだそうです。なので遅く行くと、もう残りものしかないとか。
それを聞いて、ちょっとショックだった私…。庶民が集うファーマーズ・マーケットなのに。プロの花屋さんが仕入れに来るんじゃ、いったい花好きの庶民はどうすればいいの? と思ったのでした。
ところが最近は、ホノルルのチャイナタウンでも、なかなかよいアンスリウムが買えるんです。もちろん、昔からアンスリウムは売っていましたが、新鮮なものは高かった! 新鮮じゃなくても高かったです。なので、あまり買う気がしなかったのが正直なところ。
ですがこのところ、写真のようにアンセリウムとティーリーフがセットになって売られているものがよくあり、しかも安価で。写真のような大きなアンスリウムは3本$5、少し小さめなら5本$5。やっとヒロの3倍くらいの値段になってきたかしら?という感じです。しかも、この花も10日くらい前に買ったもの。よく長持ちしていて、きれいでしょう?
…この花を買った際、チャイナタウンの花屋のおじさまとアンスリウム談義になったのですが、そのオーナー男性が「アンスリウムを買うならヒロのファーマーズ・マーケットに行ってごらん。すごく安いよ」と言うので、私、つい言っちゃいました。最近はよい花がないことや、どうもコナの花屋が毎週買占めていることなど…。すると男性オーナーが言いました。「そうやってコナの花屋が買ったアンスリウムが、こうしてホノルルに出荷されてくるんだよ」。
…なるほど! それは本当なのかもしれません。もしかしたら最近になって、ティーリーフとセットになったアンスリウムが安くホノルルで買えるのは、私の花敵? コナの花屋さんのお陰なのかも…。ならば私、コナの花屋さんに、感謝しなければいけないのかもしれませんね? もしかしたら、そういうことなのカモしれません。
それでも。庶民の市場であるファーマーズ・マーケットで商品を安く買い占めるプロの商売人って、どうなのでしょう…。ちょっと「イケズ!」と思ってしまう私は、わがまま…なのでしょうか?