年明けから雨が続いているハワイ。昨日あたりからフと外を見ると晴れていることもあり、洗濯を始めるのですが、ハタと外を見るとまた、ザーザー降りで! しかも突風が吹いて外出すると全身濡れてしまうような雨なのですもの。外出するのもつい控えがちになってしまいます。
今日も朝食をとりにチャイナタウンに出かけたのですが、家を出たとたん突風&雨。傘もさせず、びしょ濡れになってしまいました。それでも、今日は朝から上の写真のような虹がお目見え。嬉しくなりました。ソファー上の絵画に反射していたので、気が付いたのでした。
こんな気候のなか、ハワイを訪れていた観光客の方には、本当にお気の毒です。コレに懲りず、またハワイに来て下さいね!
観光客といえば、先日こんなことがありました。16歳になる息子が、ダウンタウンのカメハメハ大王像の前を通りかかりました(というか息子は冬休み、大王像の後ろの建物内にあるハワイ州司法センターでボランティアをしていたのです。この建物の中には、州最高裁判所もあります)。
そこで、モンタナ州からの観光客だという家族連れに聞かれたのですって。「イオラニ宮殿はどこ?」と。イオラニ宮殿は、カメハメハ大王像から道を挟んで正面にあります。息子があそこですよ、と指差すと。モンタナのお父さんは、大王像の後ろのビルを指差して言いました。「ノー、ノー、こっちだろう?」。息子が違います、それは裁判所です…と言っているのに、お父さんは聞いてくれません。そこで娘さんが言いました。「お父さん違うわよ、宮殿はあっちだって、この子も言ってるでしょう?」。どうやら娘さんとお父さんは、どっちがイオラニ宮殿かを巡って言い争っていたようなのです。
それでもモンタナのお父さんは引き下がりません。しかも、こんなことを言ったのです。「こっちだよ! だってホラ、その前にフラの神の像も立っているじゃないか」。
ここで息子の目は点になったそうです。フラ・ゴッド? フラの神だって? 「これはカメハメハ大王像ですよ!」。唖然として息子が言うと娘さんが加勢してくれ、「そうよお父さん、これはフラの神なんかじゃないわ。ハワイの王様よ!」(娘さん、有難う。ハワイのことを少しでも知ってくれていて…)
…世の中には、もちろんカメハメハ大王を知らない人もいるでしょう。でも! ハワイをはるばる訪れる人に中にも、カメハメハ大王像を知らない人がいるなんて。これにはちょっと驚きました。あれがフラの神ですって? いったい、どこからそんな情報を得たのやら…。
この話を聞いて感じたのは、アメリカ人にとってもハワイは遠い遠い南の島なんだな~ということです。時々、ハワイに行くのにパスポートが必要かと聞くアメリカ人がいると聞きますが、それはあながち冗談ではなく、本当だったんですね。そんなことを変に納得させられた、正月早々の出来事でした。
最初、表題を見てなんか、そんな新説が出てきたのかな?と思いましたがなるほど。
ハワイ=フラだから、銅像が飾られている立派な方=フラの神様になっちゃたんですかね?思い込みって怖いですね。
初めて訪れる場所の歴史くらいは学びたいなと感じました。
今年もよろしくお願いします!
今年も、どうぞよろしくお願いいたします!
そうですよねえ~。せっかくの旅行先を、ここまで知らないのって、なんだかもったいない。
高い年末年始のシーズンにはるばる家族でハワイを訪れるくらいだから、モンタナのお父さんは、きっと立派な職業人なのだと思うんですよ。
なのに、ですよねえ。
日本ーハワイに比べ、アメリカ本土ーハワイの心の距離感は、ず~っと遠いようなのでした。
モンタナのお父さん、少し頑固なところを直さないと、そのうち娘が喋ってくれなくなっちゃうよ~と心配になりました。(笑)
ハワイの空気に包まれて、お父さんが穏やかな気持ちになってくれることを祈ります。
明けましておめでとうございます。こちらこそ、今年もよろしくお願いします。
ティキさんの洞察、鋭いです!
こういうお父さん、娘さんに「もうお父さんさんと一緒に歩かない!」と言われちゃいそう。
この一件でも恥ずかしい思いをしたでしょうからねえ。
それにしてもハワイのロコが言うこと、もっと信じてほしいですね。
意外と多いんだな、こういう性格のアメリカ人。ハワイに関してのことに限らず…。