もう数カ月前になりますが、ハワイ島を家族で旅行した時のこと。コハラコーストにあるヘイアウ(古代の神殿)、プウコホラ・ヘイアウを訪問しました。
プウコホラ・ヘイアウといえば、1791年、カメハメハ大王が建てたハワイ最大級のヘイアウですね。海を見下ろす丘の上に平然と広がり、かのカメハメハ大王の威厳というかパワーを、今も昔も人々に誇示しています。
現在はアメリカ連邦政府が管理しており、立派なビジターセンターも完備。映像やパネルでヘイアウの詳細や古代ハワイの歴史など学ぶことができます。
下の写真はビジターセンターにあった、ヘイアウに使われた岩とその説明パネル。プウコホラ・ヘイアウは、カウアイの預言者によりもたらされた神託(「戦いの神クーに捧げるヘイアウを、プウコホラの丘に建てよ。そうすればカメハメハはハワイを統一できるだろう」というもの)により、建設されたヘイアウです。神託はまた建設の詳細についても細かく告げており、その一つが、材料として使われる岩は、水に洗われた岩でなければならない、というものでした。
そこでカメハメハは、コハラ山脈を越え、遥か遠方の海辺に広がるポロル渓谷の村から浜の溶岩を調達することに。山脈を越えて実に32キロにもわたって数千人のハワイアンが一列に並び、パネルにあるように、手渡しで岩を運んだそうです。
その説明書きでは「どうぞこの岩を持ちあげてみてください」と書かれていたので、さっそく挑戦。ですがそれは重くて、持ち上げることができません! 娘も息子も夫も何とか持ち上げていましたが、私に関しては、無理して持ち上げたらぎっくり腰を起こしそうな気配がして辞めました(恥)。
それほどの重さの岩を、ハワイアン達は一年がかり運び、あの壮大なヘイアウを建てたのですね…。ちなみにヘイアウが一般にきっちり築かれているのは、岩が重し状に、お互いの岩にしっかり乗っかっているからだそうで。だから滅多なことでは崩れないんですね(当たり前?)。
このヘイアウ建築にはカメハメハはじめ、王族男性も携わったそうですが…。古代の人々のパワーには驚かされることしばしばです。パワーというのは、身体的なパワーのほか、とてつもないことをやり遂げるウィル・パワーも含めての話なのですが。
ちなみに1791年にヘイアウが完成した後、カメハメハは各島を傘下に収め、1795年にハワイ王国を建設。預言が実現したのは、あまりにも有名ですね。それにしても、恐るべきカメハメハ大王!
ヘイアウは、見晴らしの良い場所や森の中など、自然を満喫できる場所にあることが多いですね。
ですがヘイアウは、コージーさんのおっしゃるように、気を付けて訪れなければならない場所で。
私は、用事がないのに行く気がしない、というのが本音です。
清いばかりでなく、やはり何かとあるのが、ハワイのヘイアウです…。
良くも悪くも、さわらぬ神に崇りなしナシって感じで。
(あ、言っちゃった!)
ヘイアウ、オアフのプウオマフカ・ヘイアウしか行ったことありませんがすごく気持ちの良い場所でした。
ヘイアウは最近ヒーリングブームで注目を集めてる場所のひとつですが
古代からのハワイアンの聖地と言うことを忘れて観光地のひとつとしか
見ていない方も増えてるようなのが残念です。
やはり、敬意を持って接しなきゃならない場所ですね。