フラのワークショップはハワイ内外、数あれど…。私が一番気に行っているのが、昨日から3日間にわたりワイキキ・コンベンション・センターで開催されている、インターナショナル・ワイキキ・フラ・カンファレンスなんです。
これはワイキキのビジネスを取りまとめる団体、ワイキキ・インプルーブメント・アソシエーションが主催する、フラとハワイ文化のワークショップで、今年で5回目。観光チックなフラではなく、観光客にも本物のフラに触れ学んでもらいたい、との理念のもと、スタートしたものです。講師を務めるクムフラ(フラの先生)は約40人。ワークショップ&セミナーの数は80にものぼり、その多くに日本語通訳もつきます(言ってみれば至れり尽くせりのワークショップですね)。
私は幸運にも第1回目からフラ雑誌、フラレアの取材でこのカンファレンスを訪れているのですが、回を重ねるごとにより熱く、より深くなっていくのがこのイベントです。5年間、欠かさず参加しているフラダンサーも多く、たとえば今日お会いした、はるかドイツからの参加者2人組もしかり。この2人を追って、今年はドイツの雑誌レポーターも取材に入っていて、驚かされました。フラははるかヨーロッパでも盛り上がりつつあるのですね!
過去にはこのイベントで、「寝ても覚めてもフラのことを考えているんだ。タヒチアンは踊りません」と言っていたタヒチの男性、「これまでハリウッド映画を見てフラを学んで、パーティなどでフラを披露していた自分が恥ずかしい。私はこのワークショップでフラの真髄を初めて知りました。フラは愛。フラは与えること。フラは自然への敬意。フラはハワイの大切な文化なのですね」と言っていたオーストラリアの女性など、世界のさまざまなフラ・ダンサーに出会いました。今日はまた、毎年このイベントに参加しているというフィンランド出身のハワイ在住女性とも話したし…。
こういったフラのイベントに参加するたび、ハワイ外でのフラ人気の盛り上がりを、つくづく肌で感じます。聞けばメキシコやオランダ、台湾でも、フラは大変な人気とか。メキシコにはハワイ以上にフラの教室があるとも、聞いたことがあります。世界の人々がこうして、ハワイの文化を愛でてくれるとは、なんて素晴らしいことなんでしょう!
一方、せっかくハワイに住んでいるのに、なぜかフラを踊らない私…。「同じ○○なら踊らにゃ損、損」との日本の歌の歌詞にもあるのに、と日頃思っているのは本当です。でも。こんな私も、ハワイアンなのにフラを踊らない夫よりは少しマシなのではと思いますが、さあ、どうでしょう。あなたはどう思いますか?