森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

ホノルル港を再現したフラ

2012年06月23日 | ハワイアナ


今日は仕事で、フラダンサー注目の第39回キング・カメハメハ・フラ・コンペティションに行ってきました。今日はフラ・カヒコ(古代フラ)の日で、明日はフラ・アウアナの日&表彰式です。

今日のパフォーマンスは、本当にどこも甲乙つけがたい素晴らしさで。もち、日本予選を勝ち抜いてきた日本のハラウ・フラ(フラ学校)も、地元ハラウと肩を並べるよい演技を見せてくれました。詳しくは10月発売のフラ雑誌、フラレアをご覧くださいね~。

カヒコの日である今日は、さまざまな古式豊かな衣装が登場。また、チャント(詠唱)の内容を踊りの振りはもちろん顔の表情、衣装でも表現するフラにあっては、衣装のディープさを観賞するのも楽しみですね。

上の写真は、カラカウア王の愛したホノルル港沖の海を歌ったチャントのダンサー達なのですが。一目見るなり、驚きました! 我が家のテラスからは、そのホノルル港が見えるのですが、この衣装はまさに私が毎日見ているホノルル港の海の色そのままだったからです。沖に白い波が立ち、薄かったり濃かったり紫がかっていたりする、美しく複雑な海の青がそのまま再現されていて、とても綺麗。しかもダンサーが一斉に踊りだすと、まさに波の立つ海のようで。このハラウのクムフラ(フラの師匠)、カプア・デリレイ・モエの衣装創りの妙には、今日もまた驚かされました。

そして以下のダンサーの踊っているフラの主題は…ハワイ好きの方にはもうわかりますよね? ハワイ島キラウエア火山に住むという、ハワイ神話上の火山の女神、ペレを謳ったものです。もしフラダンサーが黒と赤の衣装を着ていたら、それは紛れもなくペレの唄、ひいてはハワイ島の唄ということになります。黒は溶岩、赤は火、を表しているのですね。




以上はフラの衣装のほんのごく一部のルールですが、フラって…。衣装作りひとつとっても、本当に海よりも深く山よりも崇高な奥深い芸術ですね。あの衣装は美しいだけではないんです! 

今日の競技会を見ていて、フラの素晴らしさをつくづく感じました。

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