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先日、クアロアで2ショットを撮らせていただいたクック諸島の首長さん。何しろ威厳ある見事な装いだったのでジロジロ見ていたところ、一緒にいた方が声をかけてくださり、その結果、一緒に写真を撮らせていただいたのです。
羽毛の冠も見事でしたが、私が見とれたのは大判のカパ布です。大柄な男性の、首からひざ下までをすっぽり覆っていますから、相当なサイズ。樹皮からカパを作る作業がそれはそれは手間がかかることを知っていたので、そのサイズに驚きました。
そういえば、ハワイの王族の衣服のレプリカを作っていたデザイナーから昔、聞いたことがあります。「大型のカパは位の高い人にしか回らなかった。作るのに時間がかかるものだからね。一般人はごく小さいカパを身に着けただろう」と。
なので首長さんが身に着けていたカパも、ある意味、身分の象徴なのでしょう。あんなに大きくて素晴らしいカパは、博物館でしか見たことがありません。きっと有名なカパの作り手によるものなのでしょうネ。
そういえば。ホノルル市とクック諸島が、姉妹都市になったたよう。これからあの首長さんも、たびたびホノルルにやってくるのでしょうか。またお会いしたい、立派な首長さんでした!