で、ロードショーでは、どうでしょう? 第1632回。
「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」
『エンド・オブ・ステイツ』
献身的に大統領を警護するシークレット・サービスとしての立場から一転、大統領暗殺未遂の容疑で追われる身となってしまった主人公マイク・バニングの運命を迫力のアクション満載に描くアクション。
『エンド・オブ・ホワイトハウス』、『エンド・オブ・キングダム』に続くジェラルド・バトラー主演のアクション・シリーズ第3弾。
監督は、『ブラッド・スローン』のリック・ローマン・ウォー。
物語。
これまでシークレット・サービスとして数々の危機に立ち向かい、アメリカ合衆国大統領と世界を救ってきた英雄マイク・バニング。
ついに大統領にまで上り詰めたトランブルの信頼も厚い彼だったが、もはや酷使してきた肉体は限界寸前で、引退を真剣に考え始めていた。
そんなある日、休暇中の大統領が湖で釣りを楽しんでいるところへ大量のドローンが飛来し、爆撃を開始する。間一髪のところでドローン攻撃から大統領を守ったマイクだったが、意識を失い、そのまま病院へ運ばれる。
しかし、意識を取り戻した彼は、大統領暗殺未遂容疑でFBIに拘束されてしまう。いまやあらゆる証拠がマイクを犯人と示していた。
キャラクター創造は、クレイトン・ローゼンバーガー、カトリン・ベネディクト。
原案は、クレイトン・ローゼンバーガー、カトリン・ベネディクト。
脚本は、ロバート・マーク・ケイメン、マット・クック、リック・ローマン・ウォー。
出演
ジェラルド・バトラーが、マイク・バニング。
モーガン・フリーマンが、アラン・トランブル大統領。
ジェイダ・ピンケット・スミスが、トンプソン。
ランス・レディックが、SSのデヴィッド・ジェントリー。
ティム・ブレイク・ネルソンが、カーヴィー。
パイパー・ペラーボが、リア・バニング。
ニック・ノルティが、クレイ・バニング。
ダニー・ヒューストンが、ウェイド・ジェニングス。
スタッフ
製作は、ジェラルド・バトラー、アラン・シーゲル、マット・オトゥール、ジョン・トンプソン、レス・ウェルドン、ヤリフ・ラーナー。
製作総指揮は、アヴィ・ラーナー、トレヴァー・ショート、ハイディ・ジョー・マーケル、デヴィッド・ベルナルディ、ジェフリー・グリーンスタイン、ジョナサン・ヤンガー、クリスタ・キャンベル、ラティ・グロブマン、マーク・ギル。
撮影は、ジュールズ・オロフリン。
プロダクションデザインは、ラッセル・デ・ロザリオ。
衣装デザインは、ステファニー・コーリー。
編集は、ゲイブリエル・フレミング。
音楽は、デヴィッド・バックリー。
現代アメリカ、大統領暗殺未遂の容疑で追われる身となった護衛官の戦いを描くアクション。
『エンド・オブ・ホワイトハウス』、『エンド・オブ・キングダム』に続くジェラルド・バトラー主演シリーズ第3弾。
ドラマ性を高め、、毛色を変えたため、いつもの暴走アクションがやや鳴りを潜めた。
ジェラルド・バトラーは芝居ができるので飽きはしないが、物足りなくもある。
どうしても現代はヒーローの年齢問題がつきまとう。なのに、ニック・ノルティの渋さがそれをさらに上回る。
ドローンや情報戦が当たり前になり、現代アクションのステージが変わったのを意識してしまう。
シナリオは、定番であまり新味はなかったり。
マイク・バニングの強引さは後半にちらっと。でも、もうシリーズ終わりなんですかね。
もはや落とすところがない拡作。
おまけ。
原題は、『ANGEL HAS FALLEN』。
『守護天使墜落』。
『OLYMPUS HAS FALLEN』、『LONDON HAS FALLEN』に続く“FALLEN”シリーズ第三弾。
製作国は、アメリカ。
上映時間は、121分。
映倫は、PG12。