で、ロードショーでは、どうでしょう? 第1628回。
「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」
『ゾンビランド:ダブルタップ』
2009年にスマッシュヒットし今なおカルト的な人気を誇る『ゾンビランド』の10年ぶりの続編となるアクション・ホラー・コメディ。
前作で主演を務め、その後大きな飛躍を果たしたウディ・ハレルソン、ジェシー・アイゼンバーグ、エマ・ストーン、アビゲイル・ブレスリンの4人が揃って復帰し、さらに進化したゾンビが跋扈する10年後の世界で主人公たちが繰り広げる過酷にして陽気なサバイバルの行方を描く。新キャストにはロザリオ・ドーソン、ゾーイ・ドゥイッチ、ルーク・ウィルソン。
監督は引き続き『ヴェノム』のヒットも覚え新しいルーベン・フライシャー。
物語。
突如発生し瞬く間に増殖していったゾンビの脅威を、独自のルールで切り抜け、生き延びてきたコロンバス、タラハシー、ウィチタ、リトルロックの4人。
10年経った今はホワイトハウスを根城に、家族のような絆を育みつつ、さらなる進化を遂げたゾンビたちと戦いも日常となって、退屈な日々を送っていた。
そんな中、コロンバスは愛するウィチタへのプロポーズをする。
一方、年頃のリトルロックは、父親のように干渉してくるタラハシーに反発心を募らせていく。
脚本は、レット・リース、ポール・ワーニック、デヴィッド・キャラハム。
出演
ウディ・ハレルソンが、タラハシー。
ジェシー・アイゼンバーグが、コロンバス。
アビゲイル・ブレスリンが、リトルロック。
エマ・ストーンが、ウィチタ。
ゾーイ・ドゥイッチが、マディソン
ロザリオ・ドーソンが、ネバダ。
ルーク・ウィルソンが、アルバカーキ。
トーマス・ミドルディッチが、フラッグスタッフ。
スタッフ
製作は、ギャヴィン・ポローン。
製作総指揮は、ポール・ワーニック、レット・リース、レベッカ・リヴォ、ルーベン・フライシャー、デヴィッド・バーナド、ジャック・ヘラー、ダグ・ベルグラッド。
撮影は、チョン・ジョンフン。
視覚効果監修は、ポール・リンデン。
プロダクションデザインは、マーティン・ホイスト
衣装デザインは、クリスティーン・ワダ。
編集は、ダーク・ウェスターヴェルト。
音楽は、デヴィッド・サーディ。
音楽監修は、ゲイブ・ヒルファー。
ゾンビに支配され崩壊したアメリカを生き延びるあるグループを描くアクション・ホラー・コメディ。
2009年にスマッシュヒットし今なおカルト的な人気を誇る『ゾンビランド』の10年ぶりの続編。
前作で主演を務め、その後大きな飛躍を果たしたウディ・ハレルソン、ジェシー・アイゼンバーグ、エマ・ストーン、アビゲイル・ブレスリンの4人が揃って登板。
緩さが増して、テーマ性を強調。だが、それも定番で現代性を欠いている。ゾンビは進化したがテーマは退化している。キャラで押してきたので楽しさは継続されてはいる。
ゾンビのゴア描写は激しめのまま。
ドラマの進行は停滞しがちで、そのため急に速度を上げるなど、ややバランスが悪い。
おまけ映像は続編ならではで、好きだけど。
美術はグレードアップ。狭く展開させている分、ロードムービーの良さも薄め。
ホワイトハウス、ファミリーカーや鏡像などテーマを盛り込んだところに流石に巧みさはあるので、凄くもったいない。ヒッピー文化との対比が機能していないからかも。
ホーム、ホーマー、ホーミストな家作。
おまけ。
監督は、引き続き『ヴェノム』のヒットも覚え新しいルーベン・フライシャー。
ゾーイ・ドゥイッチはリー・トンプソンの娘ですね。
おまけ。
原題は、『ZOMBIELAND: DOUBLE TAP』。
『ゾンビの国:二度撃ち』。
製作国は、アメリカ。
上映時間は、99分。
映倫は、R15+。
ネタバレ。
家と家族が軸になる。
なので、前半が退屈。
ゾンビの種類も間抜けのHOMERも家を含むし、その名からは『ザ・シンプソンズ』の父親ホーマーも思い出す。
ラストは仲間を意味するHOMEYと出てくるが、これには不良仲間、悪友の意味を含む。
もっと低予算のあるゾンビ映画とクライマックスがけっこう似ているのよね。タイトルが思い出せない・・・。学校で子供らがゾンビと戦う話・・・これがまた、けっこうあるんだよなぁ・・・。『アナと世界の終わり』だったかなぁ。