菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

おじいちゃんの想いを届けなくっちゃ。 『ビーボ』

2022年01月14日 00時00分10秒 | 俺は好きなんだよ!

【俺は好きなんだよ】第1502回

 

『ビーボ』(2021)

 

原題は、『VIVO』。
『ビーボ』、『いい子』。

 

製作国:カナダ / アメリカ
上映時間:98分

 

 

スタッフ。

監督:カーク・デミッコ
製作総指揮:リン=マヌエル・ミランダ、ローレンス・マーク、ルイス・クー・ティン・ロック

脚本:カーク・デミッコ、キアラ・アレグリア・ヒューディーズ
音楽:リン=マヌエル・ミランダ

 

 

声の出演。(オリジナル)(吹替)

ビーボ  (リン=マニュエル・ミランダ)(成河)
ガビ  (イネイラリー・シモ)(東郷姫奈)

アンドレス  (フアン・デ・マルコス・ゴンサレス)(山路和弘)

ローサ  (ゾーイ・サルダナ)

ベッキー (ケイティ・ロウズ )
エヴァ (オリヴィア・トルヒーヨ)
サラ (リディヤ・ジュエット)

ルタドー  (マイケル・ルーカー)
ダンカリーノ  (ブライアン・タイリー・ヘンリー)(津田英佑)
ヴァレンティーナ  (ニコール・バイヤー) 
マルタ・サンドバル  (グロリア・エステファン)(剣幸)
バスの運転手  (レスリー・デヴィッド・ベイカー)

イグアナ  (リッチ・ムーア)

 

 

物語。

キンカジューのビーボは、音楽への愛でつながっている彼の飼い主アンドレスと一緒に活気のあるハバナの広場で、群衆に音楽を演奏していた。
ビーボとアンドレスは街の名物コンビであり、師匠と弟子、相棒、親子だった。

ある日、アンドレスは最愛の人気歌手マルタ・サンドバルから久しぶりの再会を求める手紙を受け取る。
実は、昔、二人は一緒に舞台に立っていた。
アンドレスには彼女のために書いたが渡せなかった曲があった。
そして、悲劇が起こる。
ビーボはアンドレスが届けられなかったあの曲をマルタに届けたいという思いを抱え、独り、彼女の元へ向かおうとするが、アンドレスの孫姪ガビにつかまってしまう。

 

猿と、ぶっ飛び少女が曲を届けるために大冒険をするアドベンチャー・コメディ・アニメ。

 

一見地味な設定ですが、歌う猿と現代的な少女の冒険は、まさかまさかの大冒険となっていきます。
色々な友情や愛の関係が描かれることで、子供以上に大人がジーンときちゃう内容。
良い子のビーボに対してのガビのキャラクターが活き活きとしており、こういうキャラ造詣を生み出せたことに拍手を贈りたい。
アニメならではのトンデモ冒険になってはいきますが、丁寧な脚本と演出で、地に足もついている辺りもバランスよろし。
カナダ系の刺激至上にならない温もりと人間味尊重がいいんですよ。

本国では、これに見合った高評価を獲得してます。

 

本作は2021年6月4日に米国で劇場公開予定だったが、COVID-19のパンデミックにより、劇場公開を断念し、2021年8月6日にNetflixでの配信となった。

 

原題ままではあるけど、こういうのこそ副題をつけて欲しかったな。
キンカジューのキャラの名前だしね。言語にあるVIVAから来る「素晴らしい子」ってイメージが伝わらない。
『ビーボ やさしい相棒』とか『ビーボ 歌を届けたい』とか、そういうシンプルなヤツでよかったのに。
NETFLIXジャパンはタイトルもセンス無いのよね。

 

 

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 雨とチョコパイ泥棒の物語。... | トップ | 初恋が来た、村と街で。 『... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

俺は好きなんだよ!」カテゴリの最新記事