【俺は好きなんだよ】第1750回
『ヴァイキング・ウルフ』(2023)
原題は、『VIKINGULVEN』。
英語題は、『VIKING WOLF』。
『北欧戦狼』。
製作国:ノルウェー
上映時間:98分
公開情報:Netflixで配信
スタッフ。
監督:スティーグ・スヴェンセン
脚本:エスペン・アウカン、スティーグ・スヴェンセン
製作:ヨン・M・ヤコブセン
製作総指揮:ティム・キング、フレドリク・バルステット
音楽:ビョルナル・ヨンセン
出演。
エリー・リアンノン・ミューラー・オズボーン (ターレ)
リーヴ・ミョーネス (リーヴ)
アルトゥル・ハカラフティ
ミア・フォッサウ・ラウバッヘル (イェニー)
ヴィダル・マグヌッセン (アルトゥル)
シュール・ヴァトネ・ブレアン (ヨナス)
オイヴィンド・ブランツェ
物語。
1050年、ノルマンディーに略奪に向かったヴァイキングは、ある修道院で隠された小部屋を見つけた。修道士たちが止めるのも聞かず、ヴァイキングたちはその扉を打ち破る。
その部屋には金銀財宝では無く”獣”が閉じ込められていた。
自分たちが地獄の”獣”を解き放ったとは気づかず、ヴァイキングたちはそれを連れて故国に向かう。
船が着く前にヴァイキングたちは全滅。
到着した船から飛び降りた”獣は北欧の森に姿を消した。
約1000年後の現在。
オスロから自然豊かな街ニボに家族と共に移り住んだ高校生ターレは、友人ヨナスから入り江に行こうと誘われる。
彼女は警官である母リーヴとその再婚相手の義父アルトゥル、口のきけない妹イェニーと別れて入り江に向かう。
移り住んだ街で異様な殺人事件の目撃者となる17歳の少女が、やがて彼女は、不思議な幻覚や渇望に翻弄されるようになるホラー。
やっぱり気になる、人狼もの。
ゲームのではなく、モンスターね。
こんな説明をしなきゃならなくなるとは。
しかも、北欧×狼ですから。
絶妙な大きさの狼なのよね。質量と合うというか。
劇中ではライカンスロープというくくり。
大きな比喩にもなってます。
実は、ゾンビよりも人間の中にあるものの比喩に吸血鬼よりも喩えやすいのです。
今作は、歴史のもつ怒り、野性、母娘関係。
それに、雰囲気がいいです。
他に童話の味も。
ネタバレ。
妹イェニーが青ずきんに。
ヴァイキング伝説から始めて、科学実験の産物にする。
オッドアイはいいアイディアね。