【俺は好きなんだよ】第1846回
『インシディアス 赤い扉』(2023)
原題は、『Insidious: The Red Door』。
『狡猾的:赤い扉』。
製作国:アメリカ
上映時間:107分
スタッフ。
監督:パトリック・ウィルソン
製作:ジェイソン・ブラム、オーレン・ペリ、ジェームズ・ワン
製作総指揮:ブライアン・カヴァナー=ジョーンズ、チャールズ・レイトン、スティーヴン・シュナイダー、ライアン・テュレック、デレク・アンブロージ
キャラクター創造:リー・ワネル
原案:リー・ワネル、スコット・ティームズ
脚本:スコット・ティームズ
編集:デレク・アンブロージ
音楽:ジョセフ・ビシャラ
出演。
タイ・シンプキンス (ダルトン・ランバート)
パトリック・ウィルソン (ジョシュ・ランバート)
ローズ・バーン (ルネ・ランバート)
シンクレア・ダニエル (クリス・ウィンスロー)
ヒアム・アッバス (アルマガン/教授)
ジュリアン・ダヴィーズ (カリ・ランバート)
ピーター・ダガー (ニック・ザ・ディック)
スティーブ・カルター (カール)
リン・シェイ (エリース・レイナー)
物語。
ランバート家を襲ったおぞましい事件から10年が過ぎた。
大学生になった長男ダルトンに再び悪霊の影が迫り、怪奇現象が降りかかる。
ダルトンと父ジョシュは一家にとり憑く者たちを永遠に葬り去るべく、これまで以上に深く“向こう側”へと入り込んでいく。
悪魔と対決した家族がその過去を封印したことで歪んでいくオカルト・ホラー。
人気ホラー『インシディアス』シリーズの第5弾。シリーズ第2作『インシディアス 第2章』の10年後を舞台に、ランバート家の物語が最終章を迎える。
(『3』『4』は霊能者エリーズの話なので、過去編)
主演は、タイ・シンプキンス。
監督と主演は、パトリック・ウィルソン。
ローズ・バーンらオリジナルキャストが再結集している。
脚本は、『ハロウィン KILLS』のスコット・ティームズ。
『インシディアス』シリーズの完結編。
主演のパトリック・ウィルソンが監督も務めているからか、ドラマ部分が充実している。
そこはホラー要素が薄いので、ややバランスを欠いた形になっているが、息子の話の方はホラーとコメディがうまいバランスになっているし、枝に絡んだネタはなかなかのアイディアが投入されていて、いい出来。
大学寮ものとしての定番を抑えつつ、友人との関係もしっかり描かれるのが好感。
第五弾でしっ借り幕を引いたという意味で、ホラーとしては珍しくよい形での終わりを迎えたシリーズになっている。
『5』は、シリーズのお約束キャラをきちんと出してくれてるのもうれしいところ。
だって、『3』と『4』の主人公はエリースですから、彼女の物語の終わりもやっぱり見たいじゃない。
<『インシディアス』シリーズ>
『インシディアス』(2010)
『インシディアス 第2章』(2013)
『インシディアス 序章』(2015)
『インシディアス 最後の鍵』(2018)
『インシディアス 赤い扉』(2023)
時系列で並べると、
『3』『4』『1』『2』『5』です。
これから見る方はあえて、この順番で見ても面白いかもしれない。
まぁ、『1』『2』が傑作なので、それではまってその流れで『3』はどうやったんだろう?と見るのがやっぱり強いとは思います。
なので、『1』『2』『5』で見てから、『3』と『4』を<インシディアス:エリース>というスピンオフとして楽しむというのがいいかもね。
『死霊館』も次で終わるそうなので、『ソウ』が二度の終わりをうまくまとめられず、だらだら続いてしまっているのを、今度こそ三度目の正直として終わらせられるか期待している。
ちなみに、日本では第二作を完結作にしてました。
まぁ、実際、そういうつもりだったんでしょうしね。
それが5作も続くとは。
ネタバレ。
でも、あの終わり方だと、いつかシリーズを復活させる気があるように感じたりも。