で、ロードショーでは、どうでしょう? 第1681回。
「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」
『PMC:ザ・バンカー』
韓国と北朝鮮の軍事境界線の地下には巨大な秘密地下要塞(バンカー)で、極秘ミッションに当たった傭兵集団の決死の脱出劇を描いたミリタリー・アクション。
主演は、『チェイサー』、『トンネル 闇に鎖された男』のハ・ジョンウ。
共演は、『パラサイト 半地下の家族』のイ・ソンギュン。
監督・脚本は、ハ・ジョンウとは『テロ,ライブ』に続いてのタッグとなるキム・ビョンウ。
物語。
韓国特殊部隊出身で、民間軍事会社(=PMC)の傭兵として活躍するエイハブ。
米CIAの依頼を受け、多国籍傭兵チーム【ラプター16】の隊長として極秘ミッションに当たることに。
作戦は、軍事境界線の地下30メートルにある要塞(バンカー)で北朝鮮の大臣を亡命させるというものだった。
作戦のための時間は10分。
しかし、とんでもない問題が一つ発生。
しかも、情報よりも護衛の数が多かった。
CIAは、作戦自体を破棄しようとするが、エイハブは高額の報酬の交渉を持ちかけ、新たな作戦を提示する。
出演。
ハ・ジョンウが、エイハブ。
イ・ソンギュンが、ユン・ウィジ医師。
ジェニファー・イーリーが、エージェント・マッケンジー。
ケヴィン・デュランドが、マーカス。
マリク・ヨバが、ジェラルド。
スペンサー・ダニエルズが、ローガン。
ジェフ・ボズレーが、ディミトリ。
ポール・マクセナーが、マルセル。
ホルヘ・ルイス・パロが、ペドロ。
リヴィウ・コワルスキが、カルロス。
フリアン・ジャキンが、ホセ。
イステヴァン・メドヴィージが、エージェント・チャールズ。
バリ・ツァバリスが、エージェント・ダイアン。
ロバート・カーティス・ブラウンが、マクレガー大統領。
シン・ヒョンビンが、ジス。
スタッフ。
製作は、カン・ミョンチャン、キム・ヨンフン、ハ・ジョンウ。
撮影は、キム・ビョンソ。
編集は、キム・チャンジュ。
音楽は、イ・ジュノ。
2024年38度線、秘密地下要塞で、極秘ミッションに当たる傭兵集団の決死の脱出劇を描いたミリタリー・アクション・サスペンス。
一瞬たりとも気を抜かせてたまるか、という思いが張り詰めまくった2時間。動でなく静でやり抜くアジアンなサスペンスの味が細かくてよい。
狭いようで広く、小さいようで大きい、アジアのようでグローバル。
一難去ってまた二難三難四難な定番を捻り捩じって、濃縮し過ぎてブラックホールに。
ハ・ジョンウは閉じ込められ俳優世界一の冠をあげたい。
POV画面の多さで、少々ゲーム風味。
SF銃撃戦をきちんと。
地下30メートル押しよりも軍事境界線の軍事施設押しの方がよかったんじゃないかしら。
テーマは少々ヘンテコな方に流れるのが仏教的でおかし。
どんどんどんでんでん返し返し返しな脚作。
おまけ。
原題は、『PMC: 더 벙커』。
『民間軍事会社:地下要塞』。
英語題は、『TAKE POINT』。または『PMC: THE BUNKER』。
『拠点奪取』。
PMCは、private military company または private military contractorの略。
製作国は、韓国。
上映時間は、125分。
映倫は、G。
キャッチコピーは、「俺が、絶対守る。」
ややネタバレ。
『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』から政治分を切り離した感じ。
他の西洋系俳優はB級感はちょっとありますが。
ネタバレ。
さすがに戦車が来れるなら、装甲車とかで援護チームとか来れるような気も・・・。