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菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

ヒッチ俳句 九月七日

2024年09月07日 23時06分11秒 | 短歌とか俳句とか
「暑いね」を 冠詞に置いて 席に着く 夏の圧 暑いと言ったら 負け気分 サウナ好き でも星ごとは 望まざり 長裾を 伝って台風 靴の中 汗疹との 付き合い方も 沸騰化   黄緑 一啜り 汗染まり 「暑いね」と 「大谷打ったね」で 笑い飛ばす 「夏ですか?」 尋ねたくなる 秋が来て 冷やし胡瓜 夏のバトンの 残暑なり 秋晴れを 小夏日和と 言い変える   . . . 本文を読む
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短歌を啖呵を切るように。 08/29

2024年08月29日 20時07分41秒 | 短歌とか俳句とか
添い遂げる あまり好きでは ない自分 酸いも甘いも 今日の調子と 惚れ薬 あったらいいな 我に効く 多分最後も ともにいるから 私はコーラ きみはメントス ぶくぶくと 私よきみの メントスであれ あっと開始 あっと終了 人生も 日々の過程を 楽しまんとや 突然に 生まれ 突然に 死ぬ みんな だから間も 突然に任す 風苦み 気になって舌 出し入れし 夏の味を 確かめている 若さから 遠 . . . 本文を読む
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ヒッチ俳句 八月二十四日

2024年08月24日 01時13分12秒 | 短歌とか俳句とか
夏の雨 誰かが落とした 恋患い 夏休み 超える残暑の 長さかな 汗の出る 量より多く 口に入れ 昼はシャツ 夜はシーツに 汗大陸 親亀の 上の子亀 眼鏡に汗   日を返し 黒光る肌と スマホ画面 そこら中 風を回して 夏混ぜる 酷暑なり セミの声さえ 涼しけれ 叩きあと 薄き血に蚊も 夏バテか ぷーんでなく ふーんと聞こえる 夏バテ蚊    & . . . 本文を読む
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短歌を啖呵を切るように 8/15

2024年08月15日 11時27分51秒 | 短歌とか俳句とか
手に入れる べき幸せは 今までも 物語から 教わってたのに 呼吸なぞ 毎日寝ても 覚めてても していてもたっても 深呼吸ぞな その気持ち シェアしようと 卵溶く 白身も黄身も まっきっきにして 人間は、得をしたいの なによりも 特にしたいは 納得したい 遣る瀬ない 心を叫ぶ 場所たるか カラオケ3畳 閉じ込められて   タコパが タコ焼きパーティの 略ならば タイパはきっと  . . . 本文を読む
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短歌を啖呵を切るように。 7/25

2024年07月25日 17時02分48秒 | 短歌とか俳句とか
詰め込んで 溢れたる朝 全部入れて 隙間ある夜 我という碗 薄暮まで スマホ万歩計 二十二歩 呆れて慌てて 部屋をぐるぐる 朝一で 朝ごはん食べ 二度寝して 昼ご飯食べ 三度寝する 夜に誰と 小さく大きく ただ一つ アイネクライネ ナハトムジーク 朝リボン 唸って捻じれて 夜ロープ 口を開けば 魔法魔法   なんどとなく なくななきがら なんとなく なくならないで なんどかな . . . 本文を読む
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短歌を啖呵を切るように 7/7

2024年07月07日 22時12分43秒 | 短歌とか俳句とか
片足を つっこんだのは 棺桶と 境界の先 はかない勇気 目の前に 背はあって 後ろにもあって 真ん中にて 挟まれて行く 城壁の 小指大石 とる勇気 もなく人さし 指でつつきし 本心で 本物よりも 好きミニカー 矯めつ眇めつ 走らせたりして 思い合う 二人なら愛は 二つある 片思いだって 一つはある   七夕は 棚ぼたに似て 非なるほど 遠くはないが 近くもない 愛ですか?  . . . 本文を読む
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ヒッチ俳句 七月七日

2024年07月07日 09時10分09秒 | 短歌とか俳句とか
昨年の 願い短冊 棚に束 七夕と 母馳走出し 天の川 降る雨に 目を閉じれば 世界は完璧 流れ星 地に降る前は ただの石 膝裏の 痒みで夏の 本気知る               . . . 本文を読む
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短歌を啖呵を切るように。 6/29

2024年06月29日 08時20分04秒 | 短歌とか俳句とか
ストーリーは 基本的には 数通り だが人物は 千差万別 好き合って 付き合って つつき合って 突きつけ合って 向き合って 愛で出て 勇気で生きて 金で入り 希望で過ごし 夢にてゆけり 穴にさえ 目をつぶったら あら不思議 あなたにとって 世界は完璧 耳に一匹 今日もブーン 叩いても 毎日シフト ワンオペなのか   鳩ぽっぽ これっぽっちで 空ぽっぽ ぽっと出ポッポー ポチよな . . . 本文を読む
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短歌を啖呵を切るように。 6/20

2024年06月20日 08時08分08秒 | 短歌とか俳句とか
我が内で パキっとなった 骨の音 知ってはいても 泡の音だと ピンチとは チャンスでもある つぶやいて きしむ心の 友とするなり 獲りすぎて マグロは減って 綱渡り 獲ろうを抑え 未来へつなぐ ルッキズム ルックを刻む 押し付けて 羊大きく 足を小さく 殴るよに 握るナックル 骨が鳴る 成せばならんと 腕を鳴らして   レストラン 祝い隣席 もらい歓喜 棚牡丹餅と デザート追 . . . 本文を読む
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ヒッチ俳句 六月十七日

2024年06月17日 17時07分07秒 | 短歌とか俳句とか
古傷が 知らせる客は 傘がいる 雨の鳴る 夢に沁み入る BGM 雫打つ 夢でうっとり 起きて鬱   ライブする 窓外しっとり リズム隊  パチパチと 弾けるように 窓が呼ぶ   雫鳴る 予定失くして 泣く泣くと 傘外し 雨冠に 我を置く 雨垂れの 紫陽花見入り 項垂れる 日の床に まだ濡れ裾の ズボン置く 獲ろう止め マグロ大減り 綱渡り   . . . 本文を読む
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短歌を啖呵を切るように。 6/14

2024年06月14日 23時16分19秒 | 短歌とか俳句とか
人生は時価 直に触れ自戒 次回放免 自家薬籠中 実感愛でよ 今わたし シームレスに 分裂中 あなたの前で 私とワタシ 改めて 蚊とか酢とかの ネーミング その簡潔さ 感嘆さえす 左利き 左手きっと 右の手を 我が右に出る手と 期待している おひっこし 遠くにいくのね おわかれも 画面越しなの リモートバイバイ   映る身は 写す心も うっすらと 疑えるように 移すなりけり . . . 本文を読む
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短歌を啖呵を切るように 5/15

2024年05月15日 14時19分34秒 | 短歌とか俳句とか
デートへと 映画館行く 一人きり 映画とデート するもまたよし お日様の 真ん中あたり 黒い影 見ろ飛ぶ僕だ 焼けろ目ん玉 米を炊く コメを炊くさん いただいて #胸がイッパイ ※でも腹は減る 真ん前だ 最前線だ 先っちょだ 後ろにずっと 影を引きずり 観光地 咲かす誰かの 暮らす町 非日常の 日常へ寄る   観光を 感光させる 指一つ 感動戻すも また指一つ 愛の前 Hが . . . 本文を読む
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ヒッチ俳句 五月五日

2024年05月05日 00時01分39秒 | 短歌とか俳句とか
明らかに 明るくない日 明日待つ 明らかに 明るくはない 明日待つ 明らかに 明るくはない 昨日積む 明らかに 明るくはない 月見つつ 夜明けて 明るくもない 朝日浴び   カーテンの 漏れる光が 春角度 春来たり 蛍光灯消し 旅に出る 一日を 直しながらの 春残滓 夏のよな 春の日ざしに 星おもう 春来たり 車窓の映画 監督す   . . . 本文を読む
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短歌を啖呵を切るように 4/4

2024年04月04日 00時00分51秒 | 短歌とか俳句とか
袋から 残りポテチを 直に口 流し込む様 きみが見せたる 「雨降ってさ 血が固まるって 変じゃない?」 硬くなってく 君の思い出 小雨宵 より道コンビニ あのやりとり にやりゆらりと 読み返しつつ 茶色なら茶、お茶色なら 緑色、紅茶赤いか? 茶々を入れるな。 夕焼けに 胸の焼けたる 腹もたれ やけに後悔 たなびきのたる   わかってても 本日だけは 今だけは 親のつもりで 騙 . . . 本文を読む
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短歌を啖呵を切るように 3/21

2024年03月21日 00時00分36秒 | 短歌とか俳句とか
後悔は 先に立たずと いうけれど 知っててもやる 後悔込みで そのままで 変わらないでと いう僕は NO責任で 七転び八起き アイびきの ボールの中で トントンと ぎゅうぎゅうこねて かたまり一つ 太ももは なにと比べて 太いのか 細い太もも 太もも太郎 涙で 夜を明かさせる なんてまったく えらく人使いの 荒い天使だぜ   三月に 一年分の 貧しさを 数をまとめて 道を直し . . . 本文を読む
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