一期一会

日々是好日な身辺雑記

TGVでアヴィニヨンからパリへ

2024年05月25日 | 旅行
5/23(木)アヴィニヨン8:30発のTGVでパリに11:16に戻ってきた。チェックインしたHotel Ascot Operaはやはりオペラ座に近く、何かと便利で治安も良いだろうと、同じエリアを選んだ。エアチャイナの機体トラブルによる欠航でパリ到着が1日遅れ、3日半を予定していたパリ観光が実質2日半となってしまった。そんなロスした一日を取り戻そうと、早速行動を開始した。

(アヴィニヨンTGV駅)
ホームの直ぐ脇が待合室になっている。


プロヴァンスの4日間は美しい村巡り、ローマ時代の遺跡巡りと、どちらかというと私好みのプランだったので、残りのパリ観光一日半は出来るだけカミさんの意向に合わせようと思っていた。ただどうしても強い意向が無い場合は、指導力を発揮してしまう傾向がある。

(ル•ボン•マルシェ)

ル•ボン•マルシェは1852年創業の老舗デパートで隣接する食品館は、あらゆる種類の食材が豊富に取り揃えてあった。そしてカミさんのショッピング中は、何分後待合せといういつものスタイルにする。ただあまりの広さに待合せ場所が分からなくなるので、目の届く範囲での自由行動だ。


(精肉棚)

(チョコレート棚)

(ビネガー棚)


食材のコーナーでは幾つかの食べる所があり、ワインを飲みながら食事をしている。フランス人にとっては時間帯に関係なく、食事にワインは欠かせないのだろう。
そしてこの日のカミさんのお買い上げは110ユーロで殆どがお土産だ。週2回のパートになったとはいえ、まだ長年勤めた医療機関で働く身なので色々付き合いがあるのだろう。その他にも2月に1回の子供の幼少期からのママ友との会食、他3種類の地元サークル仲間と、お土産関係者が多いのだ。総じて周りを見渡しても女性の方が元気が良い。
私の場合は特に配布先もないので、お土産の購入はない。

(サン•ジェルマン•デ•プレ教会)







ショッピングの後は6世紀にベネディクト派の修道院としての起源を持つ左岸のサン•ジェルマン•デ•プレ教会へ。

(オルセー美術館)


そしてこの日のメインイベントであるオルセー美術館へ。移動は全てメトロを利用しているが、乗換駅間の距離が長いので歩く、歩く。メトロでのスリ被害が多いのだが、今回の観光は18区、19区の治安の悪い所や、北駅、東駅などの利用も避けているので、まだスリとの遭遇はない。

比較的ゆっくり見れるだろうと16:00入場券を予約したが、多くの人で賑わっていた。
オルセー美術館は、マネ、モネ、ルノアールの印象派の絵画や、ゴッホ、ゴーギャンなどのよく知られている名画を数多く見ることが出来た。賑わっているとはいえ、東京の海外からの名画展のように、芋の子洗いの頭越し肩越しの鑑賞とはならない。美術館そのものの建築物としてのスケールが違うのだ。

ロンドン、ウィーン、ローマ、フィレンツェ、マドリードと名だたる美術館に行ってきたが、どこもゆっくり鑑賞できた。

(ゴッホ/ローヌ川の星月夜)


(ゴッホ/ アルルの部屋)

(ゴッホ/ 自画像)

(ルノアール/ 田舎のダンス)


(モネ/ 日傘の女)


(ベトナム料理フォーティン)




(牛肉フォー)


ご飯、味噌汁、納得、魚の干物で育った身としては、ソースがどうの、肉の柔らかさがどうのと言っても飽きてしまう。そこでこの日はベトナムのフォーの店へ。フォーが好きで池袋、新宿のフォーティン•トーキョーにはよく行くが、ここもハノイ本店のフォーティンのパリ店なのだろう。
嬉しいことに、8月我が町にオープンする商業施設にフォーティン•トーキョーが入るので今から楽しみにしているのだ。