一期一会

日々是好日な身辺雑記

パリ観光初日 

2024年05月19日 | 旅行
 パリ観光の初日が一日遅れの5/18(土)からスタートした。前回のブログに書いたエアチャイナトラブルは結果的に遅延ではなく欠航となった。
そして最終対応策が決まったのが5/16(木)22:30という長い一日だった。
その日は羽田空港内のヴィラフォンテーヌホテルに泊まり、翌17日(金)に同じフライトスケジュールで北京経由パリ行きとなったが、この日も羽田空港、北京空港で次々と信じられないトラブルが起こり、それでも何とか予定時刻にパリに着いた。その間の経過を書きたいが長くなるのと、思い出すと腹も立つので帰国してクールダウンしてから書こうと思う。

パリ滞在中の大まかな予定はスケジューリングしており、それに沿って美術館などのチケットの手配も既にしてある。17日はルーブル美術館を最初に右岸1区、2区の見所を廻る予定だった。それが無くなったので2日目の予定だったベルサイユ宮殿からのスタートだ。

3泊の予定が2泊になったHotel Etas Unis Operaはオペラ座から歩いて5分の所にある四つ星ホテルでパリ観光に便利な立地で、部屋もパリ市内にしては広いが、家庭的な小さなホテルだ。参考に料金を記すと3泊で820ユーロだが、BookingComに支払い済みなので1泊分が戻ってくるわけでもない。
こんな愚痴をいってもしようがないので止めよう。トラブル顛末記は帰国してから書こうと決めたのだから。

(オペラ座)

(オペラ座)


オペラ座表面は興醒めのCHANELの大きな看板?があったが、あれは何だったのだろう。工事中か何かのボロ隠しなのか?



ベルサイユ宮殿に行くまえにオペラ座近くのカフェで朝食。一つのサンドウィッチを半分に切ってもらい2人で。それにクロワッサン一個とカフェラテで42ユーロ。円安とフランスの物価高に感心のある方は、そこに170円をかけて下さい。羽田空港の両替所は1ユーロ173円でした。

ベルサイユ宮殿は10:30入場のチケットを事前購入し、9:30頃に着き時間帯毎の待ち行列に並んでいたら、真後ろから日本女性の声が聞こえた。カミさんが声をかけたらロンドン在住で、友達が日本から遊びに来たのでユーロスターでパリ観光に案内したとの事。知的な感じの美人で気さくなお人柄の女性だった。
ロンドン在住40年で金融の仕事で香港に居たことがあり、ご主人がイギリス人との事。政治、経済、文化比較論と話の幅が広く、我々もヨーロッパ各国を旅行し、ロンドンや香港にも何度も行ったことがあるのと、カミさんが聞き上手な事もあって話が尽きなかった。EU離脱、スコットランド独立問題、アイルランド統合の動きなど、国際政治に関心がある私が聴いても、深い背景説明と分析だった。イギリスは今年総選挙があるが、労働党政権に変わるだろうとの意見だった。話はこれだけでなく、お互い次から次へと話が広がりあっという間の待ち時間だった。

(ベルサイユ宮殿)








ベルサイユ宮殿は半日観光コースとして紹介されているが、音声ガイドを聴きながら廻ったが、正直なところ驚きや感激はなかった。カミさんも同意見で1時間半で廻ってしまった。これはウィーン王宮のハプスプルク家の栄華を偲ばせるような展示品がなく、人物画の展示ばかりで、我々がルイ王朝の歴史を知らないことにも起因しているのだろう。また暑さのなか土曜日という事もあって大変な混み具合で、13時には電車とメトロでオペラ駅まで戻ってきた。
寝不足と歩き疲れで食欲もなくカフェで簡単にランチを済ませた。朝と同じく一つのサンドウィッチを二つに切ったものとオレンジジュースで28ユーロだった。

(マドレーヌ教会)

(聖マグダラのマリアの歓喜)





(キリストの洗礼)

(パッサージュ)


ランチの後はギリシャのパンテオンのようなマドレーヌ教会に廻る。ここは礼拝堂に聖マドレーヌ(マグドラのマリア)の像と天井画があり、パイプオルガンの音が流れ荘厳な感じで、ベンチに座り暫く眺めていた。2人共通してベルサイユ宮殿より良かったね!と。
この後はカミさんのお土産探しや、ガラス天井の商店街のパッサージュを見て廻った。
この辺は日本食の店もあり、ラーメン店には人も沢山入っており、トラディショナルラーメンなる物は16ユーロとなっていた。
部屋食用としてサラダなどを買いホテルに戻ったのが5時過ぎ、カミさんのスマホ歩数計は28000歩になっていた。

明日はTGVでアヴィニヨンに移り4泊し、長年行きたかったプロヴァンス地方巡りをする。
それからパリに戻り2泊、失った一日分は
パリ観光定番のエッフェル塔、シャンゼリゼ通り、モンマルトルの丘をカットしてリスケジュールする。

そして今日のトピックはカミさんがスリに狙われた事だ。地下鉄のホームに向かってカミさんの後ろから少し離れて歩いていたら、カミさんの後ろにアフリカ系と東洋系の若い女性が付いていた。
ホームに着いた時に離れた車両に乗るように注意した。安の定カモに逃げられた2人は電車に乗らずホームに残った。スリに遭遇したのはローマ、シチリアなどで3回、実害があったのはリスボンの路面電車の中での被害額15000円で、いつもカミさんが狙われる。
今回はスマホと財布をバッグと鎖付けしている。YouTubeのパリ情報を見るとスリ対策の動画が数多くアップされている。
気を引き締めていかなければ。