一期一会

日々是好日な身辺雑記

イスタンブール最終日

2015年06月10日 | 旅行


今日10日(水)はイスタンブール滞在の最終日で01:15発の便で帰国の途につく。空港までは1人5ユーロのシャトルバス
を予約してあり、そのバスがあと1時間するとホテルまで迎えに来る。今はロビーでこれを書いているところ。






3泊したこのエミネスルタンホテルは、部屋の狭さを除けば、TripAdvisorの口コミ通りで、
ホテルの人のホスピタリティーの高さと朝食の種類の多さと、ブルーモスクやアヤソフィアへ歩いて3,4分の好立地な点は良かった。
部屋数も10室で、近くにフォーシーズンスホテルもあるが、エミネスルタンホテルのようなブティックホテルと呼ばれる
小さな木造のホテルが10軒以上ある。





12:00のチェックアウト前にトプカプ宮殿に行く。9:00過ぎに入場し11:30頃まで王宮内の豪華な装飾がされた剣や盾、
86キャラットのダイヤや、金の美術品の数々は息をのむような物ばかりで、いかにオスマン王朝が権勢を極めていたかが分かる。
写真が撮れなかったので、それを伝えられないのが残念。



ホテルをチェックアウトし、スーツケースを預けた後は昼食のドネルケバブを食べに4年前に良く行った店に。
そして16:00に待合わをする事にしてそれぞれ別行動を。カミさんはエジプシャンバザールへ、私は国立考古学博物館へ







この国立考古学博物館には4年前にも来ているが、今回は一部改修工事をしており、前回観たアレキサンダー大王の石棺などは観れなかった。
私はゆっくりと2時間半ほど紀元前の土器や石棺などを観て廻り。カミさんはエジプシャンバザールに行き、
一昨日出会った日本女性の店に行き、探していた物を売ってる場所を教えてもらい、お目当の物を手に入れる。
それぞれが自由で有意義な時間を過ごしたわけだ。



待合わせた後はフォーシーズンスホテルの廻りをブラリ歩きし、(AISHINISTANBUL)という店に行く。
日本の無印にも商品を卸していたというこの店のマネージャーは日本語が堪能で、20分ほど立話をする。
アタチュルクの事、ノーベル文学賞作家オルハンパムクの事、エルドワン大統領の事など、
それぞれに対する彼の意見は興味深かった。
そのエルドワン大統領の与党が選挙で過半数を割った、その強権政治に国民がNOを突きつけたのだろう。
自身もクルド人であるという彼は蕨市にあるクルド人のコミュニティーの通称(ワラビスタン)についても知っていた。
オバマが言うクルド人も国を持つべきだという意見には否定的だった。

日本語は完璧でなかなかの教養人だった。2階でビールでも飲んでいかないかと再三誘われたが時間がなく断った。
名刺も頂き話も弾み、得難い出会いで楽しい時間だった。
ISの後藤さん事件後、日本人は7割位減ったとの事。トルコ製品のギフトを扱う店で、
スカーフなどもクオリティが高いのでイスタンブールに行かれる人は覗いてみると良いと思う。フォーシーズンホテルの近くです。