一期一会

日々是好日な身辺雑記

世界遺産シントラと最西端のロカ岬

2015年06月06日 | 旅行


今日6日(土)は世界遺産の町シントラとユーラシア大陸最西端のロカ岬に行ってきた。
ポルトガルのガイドブックは持ってきてないので、インターネットで情報収集をすると、
1日か1日半のコースと書いてあったので、7時半頃ホテルを出る。
いつものCafeで朝食をと思ったが、8時オープンで食べれず、シントラで摂る事に

シントラへは鉄道で1時間位なのだが、ホテル近くのローマ駅からは乗り換えで、待ち時間もありシントラ着が9:30だった。
世界遺産の町だけあり、多勢の観光客が駅に降り立つ。駅前から434番のバスに乗り、車内で循環バスのチケットを買う。
ロカ岬まで行ける1日乗り放題のパスが10ユーロであるが、シントラ観光にかかる時間が分からないので、買わない。





バスで行くと、山にそびえ立つムーアの城跡が見えてくる。7世紀頃にムーア人によって建てられたこの要塞はなかなかの威容だ。
シントラの3大観光ポイントはベーナ宮殿、ムーアの城跡と王宮で、一番奥にあるベーナ宮殿で下車。
そこで3ヶ所分の入場券を買う、58ユーロ。これまでの世界遺産巡りも、この日々の入場券支出が大きい。
外観を撮るだけという訳にもいかず、入場券を買い見学する。ただ、2度程ミサの最中で無料で入れたカテドラルがあった。





標高529mの山頂に立つペーナ宮殿は、バス停からさらに城の入り口までのバスが往復3ユーロである。
割引対象になったとは言え、脚力には自信があるので歩く。深い緑の中を歩くのは久し振りで気持ちが良い。
ペーナ宮殿は13ユーロと1番入場料が高いが、何やらディズニー風でそれ程でもなかった。1885年の建築というのもあるのか。







ペーナ宮殿からムーアの城跡までは歩いて8分位で、その城壁の長さは、かってのムーア人の栄華を偲ばせる。
ムーア人とは北西アフリカ大陸に住むイスラム教徒の呼称で、モロッコなどがそうだが、過去の栄華が何故衰退したのだろう。

ムーアの城跡からバスで移動した王宮は、ポルトガル王家の夏の離宮として、イスラム教徒が残した建物を、14世紀に
増改築したもので、イスラム様式やゴシック様式など多彩な建築様式が見られ、外観より内部の方が興味深かった。





シントラの3大見所を見終えた後は、バスで40分位の所にあるロカ岬へ。ここはユーラシア大陸の最西端にある岬で、
岬の先端に建つ石碑にはポルトガルの詩人の叙事詩の一節(ここに地終わり、海始まる)と書いてあるらしい。ポルトガル語なので分からない。




因みに、石碑の前に立つ女性はウチのカミさんではない。次から次へと石碑の前に立ちポーズを取るので、石碑だけを写せなかっただけ。
それにしても、最西端の地ロカ岬は風が強く寒かった。

ホテルには6時頃に戻る。そしてポルトガル最後の夕食は初日に行った魚介類のレストランへ。
ここの若いウエィターさんは完璧な英語を話し、我々の質問にも丁寧に的確に答えてくれる。
英語で書いてあってもどんな料理か分からない事があるのだ。
ポートワインについて聞いてみたら、甘過ぎるだろうとの事だったので止めた。







そして頼んだのは、白身の魚だというHAKEのボイルと、海老や蛤とトマトやポテトを煮込んだもの。
HAKEとは後で調べたら、スペイン語ではメルルーサーで鱈の一種だった。魚介類と野菜を煮込んだものはブイヤベースだろう。
これ以外に前回食べて美味しかったという蛸のサラダも頼む。全て美味しく満足の夕食だった。

そんなポルトガル滞在4日目も終わり、明日はいよいよ4年振りのイスタンブールである。
飛行時間は5時間で少し大変だが、海外旅行で昔行った所をもう一度訪ねるのも大きな楽しみだ。