今日5日(金)はリスボンから高速バスで1時間のオビドスに行ってきた。
この町はローマ時代に海からの敵の侵入を防ぐ為の要塞が築かれた所で、城壁や水道橋も現存しており、
その美しさから(谷間の真珠)と呼ばれている人口800人の可愛いらしい町だ。
城壁内の町をゆっくり廻っても1時間半位で廻りきれてしまう。小さな町に教会が3つもあり、古代の雰囲気の残る町だ。
この辺はサクランボの名産地でもあり、そのサクランボを漬け込んだジンジャと呼ばれる果実酒が名物だ。
アルコール度数が20度位でワインより少し高く、それをチョコレートで作った小さなカップに入れて1ユーロで飲ませる。
そのオビドスから3時頃ホテルに戻り一休みした後で、地下鉄に乗りシアードというリスボンの中心地に行く。
カミさんがお土産用としてお目当の店があり、そこへ行く。ショッピングは最後になるので付き合う。
まだ次の訪問地イスタンブールでのショッピングにもカミさんは期待しているようで、
(デパートはあるの)との質問に、(イスラムの国だからスカーフ位しか無いよ)などと身も蓋もない事は言わない。
(西洋化された町だから当然あるよ)と答える。でも4年前にイスタンブールに5日間位滞在したが、
バックパック旅行だったので、新市街にはあまり行かなかったので良く分からない。
お土産の後は地下鉄に乗り、2つ先の駅にあるデパート(エル コンテ イングレス)に行く。このデパートはスペイン各地にある。
リスボンの(エル コンテ イングレス)に入って先ず驚いたのはトイレの表記があった事。マドリッドやスペインの店には無いのだ。
それは表記がではなく、実際にトイレが無いのである。ZARAも同じで、それが
昨日Jorgeさんから聞いた理由なら驚く。
またリスボンのこの店は新宿伊勢丹の倍位あり、カミさん曰く、スペインの店より洒落ていると。確かにその通りだ。
ただ、この店では驚き・感心するだけで特にお買い上げがなくて良かった
それから地下の食品売り場に移動。今日の夕食は、野菜不足なので惣菜を買いホテルの部屋で摂る事にする。
娘から頼まれていたポルトガル名物の干し鱈は大き過ぎてスーツケースには入らないので断念する。
ホテルに戻り、パエリヤ、ラザニア、ラタトゥイユ、人参の甘酢漬けと生ハム入りサンドウイッチで夕食を摂る。
飲み物は休肝日なのでペリエで我慢。いつもは8時過ぎからの食事なのだが、今日は部屋食なので早く済み、ノンビリだ。
本来はポルトガル名物のファドを聴きに行くつもりだったが、Jorgeさんに聞いたら始まるのが10時頃なので止める。
そこでiPhoneでファドの女王アマリア・ロドリゲスを聴いて過ごす。哀愁のある歌声で良いですよ。