
今日2日(日)は6:40発の羽田空港へのリムジンバスに乗り、JAL便で伊丹空港、そして京都へやって来た。
日曜日の早朝という事もあり高速道路も空いていて、羽田空港には8:00に着き、9:30の出発まで搭乗口のソファーで本を読んで過ごす。
乗換案内でチェックしてみると、同じ時間に家を出ても新幹線利用だと9:55には京都に着いてしまう。
ただ飛行機の方が何となく空港の雰囲気からも、旅に出かけるという感じになる。
京都から奈良へも廻ろうと思ったが、カミさんが奈良の室生寺に行きたいと言うので、今回は一人での京都4日間観光にした。
若い時から京都のお寺巡りが好きで何回も訪れており、リタイア後は2011年2月、2012年10月、2013年6月に来ている。
真冬、紅葉の秋、初夏と季節を変えて訪れているが、今回は4つのエリアに分けてのお寺巡りのプランを立てた。
真冬に訪れた大原の里や比叡山延暦寺は今回のプランには無い。

お寺巡りをするにあたって、何年か前に読んだ(梅原猛、日本仏教をゆく)を本棚から引っ張り出してまた読んでいる。
この本は言わば仏教のガイドブックのようなもので、臨済宗、曹洞宗など各宗派と栄西、道元など宗祖、歴代天皇との関わりなどが書かれている。
バスや機中でも読んできたが、難解で途中でギブアップしまだ本棚にある(正法眼蔵随聞記)と比べ読み易い。
伊丹空港からはリムジンバスに乗り京都駅八条口に11:50に着き、バス停前のなか卯で牛丼と小うどんの炭水化物ランチセットを取る。
腹を満たしたところで、市営バスに50分ほど乗り南禅寺・永観堂へ。今日は銀閣寺エリアを歩いて廻る予定を立てた。
永観堂から南禅寺と廻り、明治時代に建設された琵琶湖疏水を京都に引き込む水道橋の水路閣と見て廻る。
臨済宗の総本山・南禅寺は京都五山の上と禅寺最高位に列せられるだけの風格を示す豪壮な建築物と、
レンガ造りのアーチ橋水路閣は、イタリアやスペインで見た古代ローマ時代の水道橋を思い出させた。
それから哲学者・西田幾多郎が思索を巡らし歩いた事からその名がついた、疎水べりの小道(哲学の道)を歩いて銀閣寺に向かう。
(南禅寺三門)

(水路閣)

(哲学の道)

永観堂、南禅寺は意外に団体客も少なくて静かな感じだったが、さすがに銀閣寺に来ると修学旅行生や外人観光客で賑わっていた 。
銀閣寺は室町幕府8代将軍足利義政により造営された山荘・東山殿を死後、寺に改め東山慈照寺として臨済宗の寺院となった。
砂を波紋のように敷きつめた盛砂の銀沙灘や、円錐台形の盛砂の向月台は禅寺らしく簡素な庭園だ。
(楼閣庭園)

(展望台からの銀閣寺)

銀閣(観音殿)


銀閣寺の後は曹洞宗の寺院詩仙堂に廻る予定だったが16時を過ぎた為に止めて、
2013年にカミさんと来た時に入った甘味処(喜み家)に寄り、あんみつを食べて一休み。
このブログは自分のライフログとしても書いているので、思い出し読み返すと店名が分かる。
その時に夕食を取り鳳凰美田を呑んだおばんざいの店(京・薬膳五けんしも)を調べたら閉店になっていた。
(喜み家のあんみつ)

そこからは歩いて烏丸五条にあり3連泊する京王プレリアホテルに向かう。
途中平安神宮の前を通るが今回の京都観光のポイントは(禅寺巡りと枯山水庭園で侘び寂びの世界を)、
なのでスルーして歩き続け、錦小路や新京極も観光客の賑わいを避け、裏通りを歩くが京町家は見当たらなかった。
銀閣寺から1時間半ほど歩いたろうか、京王プレリアホテルにチェックイン。
このホテルは昨年11月にオープンし、京都駅の隣駅烏丸五条と四条の間に位置し何かと便利な所だ。
楽天トラベルで予約した部屋はスタンダードツインだったが、空いているという事で広めのコンフォートツインにしてくれた。
大浴場や部屋の設備も新しく、パジャマやアメニティも充実しており、このホテル選択は正解だった。
(京王プレリアホテル)


夕食は四条の京都大丸の周りで探したが、1人でのアルコール抜きの食事の店となるとなかなか難しい。
探し回ったところで、現役時代の客先訪問時のランチによく通っていた中華の(万豚記)があり、白ゴマ担々麺と野菜餃子を食べた。

万豚記を出て少し歩いたら(大戸屋)があった。ここなら1人でアルコール抜きの定食の要件にピッタリだ。
明後日の夕食はカミさんが調べてくれた1人飲み居酒屋リストから、鳳凰美田が飲める店を探してあり、
場所も確認し日本酒と蕎麦が売りの居酒屋なので、4日の夕食はここで取ろう。
明日は4つのエリアから嵐山・嵯峨野を廻る予定だ。