
ケベック滞在2日目の25日(火)午前中はホテルの朝食を取り、フェアモントホテルの近くの
デューヴィル広場のバス停を9:30に出るブルーラインのバスに乗りモンモラシー滝へ行ってきた。

Booking.comの口コミで(ホテル プリオリ)日本人のスタッフがいるのは知っていたが、
朝食の席に(何か困った事はないですか)と挨拶に来てくれた。
いかにもホテルマンらしく物腰の柔らかな40代と思われる男性は20年ケベックに住んでいるとの事。
バイリンガルが60%のモントリオールと比べ、ケベックは完全なフランス語圏だという事や、
紅葉は今年の夏が暑かったので、あと2週間位はかかるだろうとの事だった。
東京生まれなので大都市のモントリオールよりケベックが好きだとも言っていたが、
こんなゆったりした町に住めてスローフード、スローライフという羨ましい人生だ。


30分ほどで着いたモンモラシー滝は、滝の落差が83mもあり、その高さはナイアガラを上回る。
ナイアガラより劣るのは、川幅とそこからくる水量か。
ケーブルカーに乗り標高を上げるも、紅葉は全くしてなかった。
残念ながら今回の旅行の目的の一つ、メープル街道の紅葉見物は叶わなかった。
まぁ、思い出の地ボストンも訪ねたし、ナイアガラの滝も見たし、モントリオール、ケベックも想像通りの街だったので良しとしよう。
2年前に涸沢カールの紅葉見物登山をしたら9月末で終わっていたが、帰ったら紅葉情報を調べてみよう。


旧市街に戻ってきてからは、駅近くにあるバスディーポに行き27日のモントリオールへのチケットを買う。
窓口ではこちらから言う前に、60歳以上のシニア割引を言われ6%引きの60ドルで購入。
電車の100ドルより安い、ルートを変えて紅葉を楽しもうと思ったが、鉄道と車道は並行してるので景色は変わらない。
ホテルの戻る途中に、カミさんが行きたい所にリストアップしていた旧港市場があり、
野菜やメープルシロップなどがある市場を散策し、ここでクレープでチキンや野菜を巻いたWrapを買い、
ホテルの部屋での昼食にした。ホテルはコーヒーと紅茶はフリーだ。


しばらく部屋で休んだ後で14時頃から旧市街見物に出かける。
小雨が降り出し傘をさしての観光となったが、歴史ある街並み散策なので、それも趣きがある。
ケベックは北米唯一の城塞都市で、石畳の細い道や石造りの建物が連なる旧市街は、
(ケベック・シティ歴史地区)としてユネスコの世界文化遺産に登録されている。
(ノートルダム大聖堂)



(トリニティ教会)


(ロウワータウンの壁画)


(プチ・シャンブラン地区)
北米で最も古い繁華街と言われるプチ・シャンブラン地区は、狭い石畳の道の両側に
小さなショップやギャラリー、カフェ、レストランが並んでいる。



夕食は19:00に予約しておいた(ビストロ・ス・フォル)へ。
座席15ほどの小さな店はアットホームな雰囲気で、地元ケベックの食材を使ったフレンチ。
ワインもケベック産を選び、鴨肉のコンフィを食べ、デザートはバニラ表面をキャラメルで
焼いたプリンの様なモノだったが、これも美味しかった。

人口の9割以上がフランス系住民の町のフォーマルなフレンチレストランでの食事より、
ビストロのような所の方が楽しんで食事が出来る。
明日はケベック最後の一日で遠出もないので、ケベック市街の見所をくまなく見て廻るつもりだ。