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一期一会

日々是好日な身辺雑記

ヨガ/ パーソナルトレーニング

2024年12月01日 | 日記

週3回ジムでヨガをやっており、一週間前の朝7:00にネット予約が開始されるが、30秒も経たない内にいっぱいになってしまう。予約には場所の絵が数字と共に表示され、それをクリックするのだが、それがあっという間に埋まってしまう。幸いにも定位置で取り続けている事と、男性が少ないせいか、その定位置が周知されているようで、順調に予約が取れている。

火、金が20人クラス、土が30人クラスでそれぞれインストラクターが違い、パワーヨガ系、ストレッチ系等の違いも感じる。土が一番人気でお客様の声掲示板にはこのクラスを増やしてほしいとの要望もある。このクラスでは先生の目の前に陣取ってヨガを行なっている。向かい合う形になるが、一番前の列なので鏡で自分や他の人のポーズも確認出来る。元々男性1人のクラスだったが、数ヶ月前から同じ年代の男性2人が加わった。そんなお二人と名乗りあって声を交わすにようになり、先生からのパーソナルトレーニングの勧めの話しをしたら、双手を挙げて賛同した。

パーソナルトレーニングは小さなスペースで一対一のトレーニングになる為、先生の効率を考え、同じ日の連続時間にしようと決めてから、先生を交えて話しを詰めた。その内容は月2回、ヨガのない月曜日に、45分のトレーニングを休憩を交えて順番に一人ずつという事を決めた。そしてスケジュールの変更などがあった場合の為に3人のLINEグループ作成と先生との友達登録を行なった。

下の写真は先生がSNSにアップしているヨガのポーズだ。まぁ、パーソナルトレーニングを受けてもここまでは出来ないだろうし、開脚股割りうつ伏せも無理だろう。ただヨガも筋トレも正しいポーズ、正しい方法が重要だろう。





LINEグループ結成とパーソナルトレーニングが始まるのを記念?して、昨日は我が町の居酒屋土風炉で飲み会を行なった。トレーニングフロアで声を交わすようになってから、お風呂につかりながら話しをしていたので、お二人の明るくオープンな性格からその人となりはある程度分かっていた。それでも宴席での初顔合わせという事もあり、生ビールでの乾杯の後は自己紹介から始まり、リタイア後の生活で気をつけている事などの話をしながら、日本酒のグラス一杯、それから鹿児島出身で焼酎を愛飲しているというY・Sさん希望の黒霧島をボトルで頼んだ。3人とも共通して出たのが、この歳で知り合いになり気が合うのも珍しいということ。

色々とお話ししたがその話から察するとお二人とも経済的にはゆとりあるリタイア生活のようだ。そしてお酒も聞いていたように強かった。新年会をもう1人のYさんの馴染みの店のフグ割烹でやろうという事になり、ふぐコース8000円〜15000円からどれにするという話があり、私の居酒屋感覚と味オンチから8000円が妥当と主張したが、どうせ食べるならとY・Sさんが15000円コースを。間をとって13000円のコースに落ち着く。因みにこの店の主人は同じジムに店が休みの月曜日だけ通っているメンバーらしく、明日Yさんが紹介するのでジムに来てほしいとの事だった。

そんな新年会は1月中旬に行われる。


東郷神社紅葉見物

2024年11月28日 | 日記
昨日は先週土曜日に行く予定が、未だ色づき始めの情報により御岳山に変更した吾野の東郷神社に行ってきた。東郷神社というのは俗称で正しくは木曾御嶽山を本山とする秩父御嶽神社となる。ここには毎年この時期になると紅葉見物に行っている。土曜日に行ったのは武蔵御嶽神社で同じく山岳信仰の神社である。紅葉情報で色づき始めとなっていたモミジは朝確認したら一気に見頃になっていた。
 
土曜日に御岳山を歩き廻ったので、子の権現ハイクは止め東郷神社だけにしたので、家を出たのも8:30と遅めだった。この日は駅ビルの(おにぎり権兵衛)が開いていたので、おにぎり2個と鶏の唐揚げを買った。権兵衛のおにぎりはコンビニのより大きく、いつも列を成している。そう言えば5月にパリに行った時に二区のホテルからルーブル美術館に向かう間に権兵衛があり、ここも人気で列を成していた。
 
(秩父御嶽神社)
 




電車は飯能で乗り換えて1時間くらいで吾野に着くのだが、この西武秩父線は山と山の間に線路を敷いたようなもので、一般道から少し高く、人家も少なく車窓の両脇に山が迫まるという、関東近郊では珍しいのどかな路線である。
吾野駅改札口を出ると前が遊歩道の関東ふれあいの道で、その狭い山道を15分ほど歩くと東郷神社に着く。

(東郷元帥像)


(バルチック艦隊砲弾)


(旅順港敷設水雷)


東郷元帥像辺りが一番モミジの木が多く、深紅の見頃となっていた。東郷平八郎は連合艦隊司令長官としてロシアとの日本海海戦で、バルチック艦隊を破って日本を勝利に導いた。その日本海海戦の遺品である砲弾、水雷、砲弾を撃ち込まれた戦艦三笠の甲板が設置してある。
現在NHKで司馬遼太郎の(坂の上の雲)が日曜日夜に再放送されている。これを録画して観ており、それを保存しまたまとめて観ようとしている。司馬遼太郎の本は映像化は難しいとされてきたが、このテレビドラマは明治人としてのキャスティングや、制作費をかけたと思われる海戦シーンなど良く出来ている。オープニングは渡辺謙の(まことに小さな国が開花期を迎えようとしている・・・)のナレーションが久石譲のテーマ曲をバックに流れ、エンディングはその曲がサラ・ブライトマンのスキャットで流れる印象的な構成だ。
(坂の上の雲)は初版本で読み、智謀湧くがごとしと謳われた海軍参謀秋山真之に関わる図書館蔵書の本は殆ど読んでいる。その電文「本日天気晴朗なれど波高し」「敵艦見ゆとの警報に接し、聯合艦隊は直ちに出動、之を撃滅せんとす」「皇国の興廃この一戦にあり、各員一層奮励努力せよ」との名文を残した。2022年6月には松山の坂の上の雲ミュージアムと秋山好古•真之兄弟の生家も訪ねた。

(本殿への368の石段)

(秩父御嶽神社本殿)






東郷元帥像からは368段の石段を上ると秩父御嶽神社の本殿に着く。この石段を上らなくても巻道があるので、そこを歩いて上れる。
本殿は山の頂きにあり、そこからは飯能の町が眺められた。下りは紅葉を眺めながらのんびりと歩きながら、おにぎりを食べる場所を探したが見つからず、そのうちに駅に着いてしまった。
 
電車の時間まで25分ほどあったので、ホームのベンチでサーモボトルに入れてきたお茶を飲みながらおにぎりと唐揚げを食べた。
吾野駅に降り立ったことがない人は(ホームのベンチで!)と驚くと思うが、この駅は無人駅にちかく、駅員さんも一人のようだ。時間も12時頃だったので、まだ紅葉見物を終えて帰る人もいなくて、ホームには誰も居なかった。ホームから見える関東ふれあいの道を通る人もいなかった。
 
そんなことで権兵衛のおにぎりと唐揚げをリュックから出しながら食べたので、その写真はないが見頃の紅葉は楽しめた。来週の水曜日には今年最後の紅葉見物に新座の平林寺に行く予定だ。
 
 

御岳山紅葉ハイク

2024年11月24日 | 日記
昨日23日(土)は祝日で平日会員の為、ジムは無いので前から紅葉見物を計画していた。
当初吾野の東郷神社から子の権現のハイキングを考え、週間天気予報と紅葉の状況をチェックしていた。週前半の寒さで紅葉も見頃になったろうと、朝起きてから東郷神社のサイトを見たら色づき始めのままだった。
まで行った中では京都を除き、涸沢カール、西沢渓谷、東郷神社が紅葉のベスト3だと思っているが、色づき始めでは仕方がないので、一昨日テレビで近郊の紅葉の見頃として放送された御岳山に変更した。

青梅線の御嶽までは1時間半かかるのと、祝日の混雑を避ける為に6:30には家を出て、コンビニでおにぎりを買い6:56発の電車に乗った。5回乗換えて御嶽駅には8:26に着く。
駅前からのケーブル下までのバス停には既に長い列が出来て、2台増便されての運行となった。

(御岳山イラストマップ)


(御岳神社参道)


(ロックガーデン)




(綾広の滝)


増便されたバスも3台目は次の電車到着を待っての20分後発となった。御岳山には上のイラストマップの奥の院から鍋割山のコースを含め、ロックガーデンを中心に数回来ている。昨日は日の出山まで脚を伸ばし、つるつる温泉に入り武蔵五日市に出るコースを考えていた。ケーブルカーで御岳山に上り、御岳神社→ロックガーデン→綾広の滝と廻り、長尾平に着いたら11:00で、かなり速いペースだった。ここのベンチで早めの昼食にした。コンビニで買ったのはオニギリ2個とタンパク質補充の為のチキン南蛮で、それにサーモボトルに入れてきたお茶という、時短の簡単ランチだった。

(コンビニの昼食)


そんな時短ランチを食べている内に、ぐるっと廻ってきたコースの紅葉がテレビ放送ほどではなかったと思い、日の出山から同じくテレビで紅葉真っ盛りと報じられていた立川の昭和記念公園に変更することにした。

15分ほどの食事休憩を済ませてから、ケーブルカーは使わず、バス停まで歩いて下ろうと思った。しばらく歩いていたら前からリュックを背負いマスクをした女性が歩いてきた。こんな山の中でコロナ注意でもないだろうと思っていたら、そのマスク姿の女性が(あっ、お父さん何でこんなとこに!)との声を。なんと我が家の娘だった。
朝カミさんとLineをしたらしく、東郷神社に行ってると伝わっていたのだ。早朝の出発でカミさんは寝ていて行き先変更を知らなかった。
最近用具も揃えて低山ハイクを始めた娘は、よくYouTubeでの登山女性サイトを知らせてくる。マスク姿は陽灼け予防だったのだろう、そういえば旅行先でレンタカーを運転する時もマスクをしていた。

カミさんいわく性格が娘は私に似ているらしく、大学生の頃には塾のアルバイトで稼いだお金で東南アジアやインドなどを1人でバックパック旅行をし、ピースボートに通訳として乗船し、3ヶ月間の世界一周旅行もした。東日本大震災の時は私はタイ•カンボジア旅行中で娘はスペイン旅行中だった。そんな娘なので会った早々の話は前日ニュースで報じられた中国のビザ免除の件で、息子とのWeChatでのやり取りを見せてくれ、上海に行こうとの誘いだった。年金生活の身で年2回の海外旅行は贅沢という気がするのと、息子家族も1月には4月頃の本格帰国に先だって一時帰国するし、上海での正月というのもぴんとこない。そんな立ち話を5分ほどしてから別れた。
それから50分ほど下ってケーブルカーの滝本駅に着き、すぐあったバスに乗り12:58には御岳駅から青梅線に乗り昭和記念公園の最寄駅西立川に向かった。

(ケーブルカーと紅葉)


入園料450円で入った昭和記念公園は多くの紅葉見物の人たちで賑わっており、その中には外国からの人も多く、中国語、韓国語、タイ語などが周りから聞こえてきた。紅葉のこの時期は3度目の来園だが、銀杏並木や日本庭園の紅いモミジはテレビ放送通り紅葉真っ盛りだった。1時間ほど紅葉見物をした後、玉川上水口から出て、残堀川の遊歩道を25分ほど歩いて、武蔵砂川から西武線に乗り16時に帰宅した。よく歩いた1日だった。

(昭和記念公園)




(かたらいのイチョウ並木)


(日本庭園)




紅葉が色づき始めということで中止した東郷神社→子の権現には27日(水)に行くつもりだ。ジムが休館なのと週間天気予報では晴れとなっている。あと3日でどれだけ紅葉が進むか分からないが、火、金、土のヨガと金曜日午後の囲碁を中心に日常生活を回しているのと、12月第一週は平林寺の紅葉見物を考えているので、この日しかない。ここならカミさんでも行けると思うが何と言うか?週2日の仕事以外にも習い事やサークル活動、ママ友との食事会などで何かと忙しいのだ。私も昔から一人でのバックパック旅行や山登りをしてきたので、カミさんが外出の時も夕食を作って待っている。

「PERIL 危機」 ボブ•ウッドワード/ロバート•コスタ

2024年10月30日 | 日記
米大統領選まであと1週間と迫った。そんな中ボブ・ウッドワードの「PERLI 危機」を読み終えた。ボブ・ウッドワードの本はウォーターゲート事件を扱った「大統領の陰謀」以来ほとんど読んでいるが、この本は読んでなかった。そのボブ・ウッドワードの最新作「WAR」が2週間前にアメリカで出版され、プーチンにコロナウィルスの検査機を個人使用の為に密かに送っていた事と、大統領退任後もプーチンと7回くらい連絡をとっていたという事で、出版前からアメリカ主要メディアで評判になっていた。日本での同時出版はないだろうとは思いながらも、図書館の検索をした時に「PERLI 危機」を知った。
 
この本はプロローグとして2021年1月6日の議会襲撃事件の2日後に、米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長が中国人民解放軍のトップに至急扱いの電話をして、議会襲撃という事件がありながらも安定している事を伝えるところから始まる。
中国は大統領選挙前からやけっぱちになったトランプが危機を引き起こして、自分が救い主になり、それを利用して選挙に勝つ事を考えるのではと、高度の警戒態勢をとっていた。
それに議会襲撃の煽動という常軌を逸したトランプに、イラン、ソマリア、イエメン、シリアで軍事攻撃をやったようにトランプの追い込まれての行動に、中国でも緊張状態が高まっている事を米情報機関が把握していた。
 
(2020年6月ジョージ・フロイド事件抗議デモ)
 
(セント・ジョーンズ教会へ)


プロローグの後は2020年の民主党予備選でのバイデン候補決定から始まり、そしてコロナ禍のパンデミックに対するトランプの対応などが描かれていく。そしてあの有名な阿呆振り発揮の(消毒液を注射したらどうか)との発言と続く。アメリカのコロナ死者は2020年8月の時点で10万人となり、累計死者数では100万人を超えた。
 
そして5月の黒人ジョージ•フロイドさんの白人警察官からの頭部圧迫による死亡事件に対する抗議デモがミネアポリスから始まり、ブラック・ライヴズ・マター運動としてアメリカ全土に広がり、200都市で夜間外出禁止令が発令された。この抗議運動には62,000人以上の州兵が動員され、6月30日までに14,000人以上が逮捕された。
6月1日にはワシントンのラファイエット広場で抗議デモが起こり、警官が強制退去させた後で、トランプが閣僚を召集しホワイトハウスに近いセント・ジョーンズ教会行きを告げる。教会に向けて歩きながらエスパー国防長官や迷彩服で参加したミリー統合参謀本部議長が、(はめられた、私たちはトランプに利用されている)と一団から離れたが、メディアからは撮られていた。迷彩服で参加したことにより、軍が抗議者たちを排除する行動を示唆したものだと捉えられた。この行動が各メディアで批判され、ブッシュ政権の統合参謀本部議長だったコリン・パウエルに辞職すべきかと相談し反対される。この教会行きはトランプが抗議デモに対し、教会前で聖書をかざすというトランプの自己アピールの場としてセットされたものだった。
 
そして翌6月2日には全軍の制服組のトップと特定軍の司令官に覚書を発した。この覚書では、米軍の将兵は憲法とその価値観を守り、アメリカ国民の発言と平和的な集会の自由を認めるものであると記され、さらに伝えたい趣旨を手書きで(私たちはみんな、アメリカという理想のために命を捧げてきた。これからもその誓いを守り、アメリカ国民に忠実であり続けよう)と書いた
 


この本の中には2020年4月から2021年1月20日にトランプがホワイトハウスを去るまでのトランプ政権の混乱と主要閣僚との軋轢が描かれている。そしてこの本の巻末では30ページにわたり各章ごとの情報源を明らかにしている。
この最後の1年間にエスパー国防長官、バー司法長官、ケリー大統領首席補佐官が政権を去り、いづれも2024年大統領選でトランプを支持しない声明を出している。
 
この本を読んで感じるのは、トランプのナルシスト的自己中心主義な発想と頭の悪さなのだが、それが多くの支持を受けているのが、どう考えても理解出来ない。
五島列島旅行中にバイデンの選挙戦撤退とハリスの後継候補を日経速報で知り、トランプ大統領の目は無いと確信したが、最近のメディア報道を見ると接戦で、トランプが支持率が上のラストベルトの州もあると言う。
 
ハリスが後継候補になって以来、NHKBS16:00からのワールドニュースを録画して見ているが、アメリカの公共放送であるPBSニュースとABCニュースのこの番組では、連日アメリカ大統領選の模様を報じている。FOXニュースのようにトランプに偏っていず、客観的報道だと思うが最近の接戦状況を報じている。
21日(月)の放送ではラストベルトという今回の大統領選の勝敗を左右する、ミシガン州ホイットマー知事、ペンシルベニア州シャピロ知事、ウィスコンシン州エバーズ知事が3人揃ってハリス支援運動を展開し、インタビューでハリス勝利予想を言ってたがどうだろう。このワールドニュースで報じられるトランプの選挙運動は、ハリスへの罵詈雑言の個人攻撃、伝説のプロゴルファーアーノルド・パーマーを話題にした下品な演説、ヒットラー擁護発言と世界のリーダーたる資質を疑うものの連発だ。
 
今日の日経ではワシントンポストがハリス支持表明中止に批判が集中し、20万人の解約が出て、編集者も数名辞任したことが報じられていた。オーナーであるAmazon創業者ジェフ・ペゾスの宇宙事業会社ブルーオリジンとの関係があるのだろうが、ニューヨークでの支持率はハリス60%台、トランプ30%台なので当然の反応だろう。
 
いづれにしても、日本時間6日が開票なのだが、当日は20代からの仕事仲間・呑み仲間4人と草津温泉旅行に出かけるので、開票速報をライブでは見れない。2020年の例からすると7日朝には結果が判明するだろう。
 
日本の主要メディアはトランプ有利説のようだが、それでも私はハリス当選と思っているし、願っている。
 
 

川越まつり

2024年10月20日 | 日記
昨日は2ヶ月に1回の理髪と川越まつり見物を兼ねて川越に行ってきた。午前中のジムから戻り、昼食を済ませてから行った何年かぶりの川越まつりは、天候に恵まれた土曜日とあって大変な人出だった。40年以上通っている理髪店は蔵造り街の時の鐘の近くにあり、本川越駅前から一番街の道路は山車が出ていて、歩道もその見物客で埋め尽くされ、身動きが取れない状態だった。なんとか辿り着いた理髪店は川越まつりの2日間は休業との案内が出ていた。よくよく考えたら昭和38年開業のこの理髪店は現在二代目が継いでいるので、根っからの川越住民だろうから、当然川越まつりは休業だろうということを思いつかなかった。




そんな理髪店のすぐ近くに、今年2月に96歳で亡くなった叔父さん(カミさんの叔母さんのご主人)の菩提寺の長喜院があり、墓参りをしてきた。このお寺は鎌倉時代後期(1550年)に創建され、普段は静かなお寺だがこの日は川越まつりに来た人たちで賑わっており、外人観光客も混じっていた。本堂脇のお墓の入り口には(私達にとって神聖な場所ですので、関係者以外の方は立ち入らないで下さい)と英文と共に立札に書いてあった。ここの住職には8月に会っているが、叔父さんの家の過去帳は江戸時代まで遡ると言う。先祖は川越藩の藩士だったと言っていた。お彼岸には必ず仙川のお寺で会っていたが、最後まで元気だった。
(長喜院)


(蔵造り一番街)


墓参りの後は、一番街の通りを練り歩く山車を見物しながら、川越駅の方へ向かって歩く。人はどんどん増えていく感じで、今までになく目についたのが外人観光客の姿だったが、お囃子や踊り手はどのように映っていたのだろう。理髪店休業で時間が余ったので、飲む約束をしていた川越在住の友人に電話をし、待合せ時間を早め15:30にしてもらった。前回呑んだお店(和ビストロ カタライヤ)が土曜日はランチタイムから続いてやっている事を確認していたので、その店で待合せにした。2ヶ月に1回の割で呑んでいる彼は長い付き合いで、何年か前までは夏から秋にかけて2回は一緒に登山をしていたが、脊柱管狭窄症で長時間歩くのが無理となり、この定期飲み会だけとなった。
前回が検査入院の直前だったので、早速その話しになり、それが済むと彼から株の話が出て、長年塩漬け状態だったIHI、みずほ銀行、鹿島建設が最近の株高により、500万の利益になったので、来週売却しこれで保有株はゼロになると言う。前から聞いていた分も含めて金融資産は銀行預金だけにしたらしいが、人それぞれだと思った。残された年月を考えるとそういう選択肢もあり、とは思わなかったので、ファイナンシャルプランナーとして別の選択肢を意見として言おうとしたが止めた。資産運用で絶対はないとも思っているので。前回満席ではなかったこの店も、川越まつりのせいか予約席があったりして、6時過ぎには満席となった。いつもより1時間半もスタートが早かったので、7時にはお開きとした。

(和ビストロ カタライヤ)


(本川越駅前)


川越には娘が生まれて一年ぐらいしてから、本川越駅と川越市駅に近い三井不動産のマンションを購入し、17年くらい住んだ町なので、懐かしさとある種の思い入れがある。
川越藩としての歴史のある町だったので、お盆の時期になると迎え火を提灯に燈して、お墓から帰る人がいたりと、風情のある町だった。それも近年の小江戸ブームで蔵造り街にも新しい店が増え、それがアイスクリームやスイーツなど江戸時代には無かった種類の店だ。久しぶりの川越まつりで感じたのは、屋台と若い子達のグループの多さだった。ユネスコ無形文化遺産であり、国指定重要無形民俗文化財でもある川越まつりの運用については、そんな山車を中心としたモノを考えてほしいものだ。

川越まつりの最大の見どころは、暗くなってから行われる曳っかわせと言う、山車が集まりそれぞれの囃子を競う場面だ。それを見ようかと思ったが、2日間で60万人という人出予想から、夜になってまた人出が増えたのと、3時間半も呑んだ後だったので止めた。

そんな事で休業だった理髪店は、第三月、火は定期休業日なので再度水曜日に理髪に行かなければならない。丁度ジムの休館日なので朝一で行き、その後は氷川神社や喜多院など秋の川越を散策してみよう。