女ひとり、歳をとる。

お金なしの60代、犬2匹と同居中。

ひとりではできないこと。

2019-12-10 23:24:41 | 老化現象・老後準備

10年ほど前にドライアイの治療で眼科に通いました。

自宅近くの小さな眼科から、都内では有名なお茶の水の眼科まで、

8つの眼科を渡り歩きました。

当時、とにかくどこの眼科は混んでいて、

ずいぶん待って受診したわりにはドライアイはよくならず、

途中で行かなくなり、またドライアイが辛くなると、

新しい眼科に行くということを繰り返していました。

5年ほど前から涙目が気になりだし、我慢していましたが、

65歳になって高齢者の目の病気も気がかりになったので、

きょう思い切って出かけました。


自宅のすぐ近くに大きな病院ができ、

建物の大きさからすると総合病院のようですが、

高齢者を対象にした整形外科、リウマチ科、

リハビリテーション科がフロアの多くを占めていました。

わたしの住んでいる地域は高齢者が多いのです。

他に内科と眼科があったので、

待つのを覚悟して行くと、な~んと空いていました。


すぐに名前を呼ばれていろいろな検査をしました。

涙の量は正常値の3分の1ほど。

そして、いろいろな装置で、たくさんの画像を撮ると、

その場の大きなモニターで見られます。

検査技師の方に質問すると、簡単な説明ならしてくれました。

その後、先生の診断を受けました。


「黄斑変性症はないようですね。

白内障はずいぶん広がっていますが、まだ手術するほどではない」

(そういえば最近、左目がモヤっとした感じがするなぁ・・・)

「それと目の表面にたくさん小さな傷がある」

「お化粧すると必ず目が染みるんです」

「そうでしょ。こんなに目に化粧の粉が付いてるでしょ」

「あら、ホントですね」

大きなモニターには、わたしの目の傷と化粧のゴミが映っていました。

「夜、目を開けて寝てますか?」

「いえ、それはないと思います」

「目を開けて寝ていると目の表面に傷がつくんですよ。

誰かに確認してもらってください」

「わたし、ひとり暮らしなのでそれは無理です」

(ひとりじゃ無理でしょ・・・)

「それなら、ビデオとか映像を撮っておいて確認した方がいい」

(・・・どうやってやるんだ???)

「それと左目がちょっと気になるので、今度緑内障の検査をしましょう」

「はい」


というので、来週また検査になりました。

65歳を過ぎたら、とたんに高齢者になって検査が増えました。

先日は心臓の検査もしましたし・・・。

今まで健康で、大きな病気知らずでしたが、

これからは、病院通いや、検査などが多くなるのでしょうね。

それにしても、わたしの寝顔を確認しろなんて言われて、

ひとりではできないことがあるって、改めて思い知りました。

 

モナちゃんの寝顔は、舌がチョロッと出ています。

 



寒いと感じること。

2019-12-08 21:53:22 | 日記

今朝起きたら部屋は15℃でした。

犬たちの散歩の催促に、急いで身支度を整えて家を出ました。

散歩から帰って犬たちのごはんを用意し、

自分の食事の準備をしていると、室温が17℃に上がっていました。

15℃になったらエアコンの暖房をつけようと考えていましたが、

今年は少し暖房費を節約したいので、暖房はまだ少し先にしようと思います。

 

11月下旬ぐらいから、

17℃、16℃が続き、少し肌寒いと感じていました。

去年までならすぐに暖房をつけていましたが、

今年は少し厚着をして、特に首回りと足首を温めると、

初め我慢していた肌寒さが、今ではずいぶん平気になりました。

 

わたしが子供のころは、冬はいつも寒かった・・・。

両親が経営していた食堂には灯油のストーブがありましたが、

居室にはコタツがあっただけ。

わたしと妹はコタツに潜り込んでいました。

寝るときは毛布を敷いて、毛布を2枚と掛布団も2枚、

とっても重かったです。

手はいつもあかぎれができていました。

 

あれから60年近く、今は温かいのが当たり前になって、

ちょっとの寒さに敏感になってるのかしら。

それに部屋の中はいつも薄着です。

寒かったら厚着をする、昔はそうしていたことを、

今ではすっかり忘れていたようです。

そう考えると、意外に寒さを我慢できるようになりました。

我慢するというより受け入れるって感じかな。

 

地球温暖化で気候の変化が著しい現在。

今は昔の冬を懐かしみながら、今年の寒さを味わおうと思っています。

 

ポインセチアを買いました。

クリスマス気分でちょっとほっこりです(^.^)

 

溜めていたリボンと100均のオーナメントで作ったリース。

玄関に飾って、心を温めています(^^♪


 


前途多難。

2019-12-06 22:38:18 | 日記

きょうTちゃんがテーブルのわたしの隣に座りました。

「あれ?後ろに座ったら?この間Yさんに言われたでしょ。

元の席じゃなくて、新しい席に座るようにって」

「ん・・・」

「毎日お互いに気を使って座るより、Tちゃんの新しい席を探しなさいって」

「ん・・・」

Tちゃんはテーブルの後ろからイスを出して、

わたしのすぐ後ろに座りました。

そこへOさんがやってきて、

Tちゃん、何でそんな所に座ってるのさ。中途半端でそこ歩けないよ」

「ん・・・」

 

数日前、Tちゃんがテーブル席に座ろうとして、

他の人たちに座っていいか訊いていました。

それを見ていたYさんが、もう元の席に座るのは諦めて、

新しい席を探して、そこで新しい環境を作ったら・・・と、

丁寧に、やさしく、みんなにも聞こえるように言いました。

Tちゃんのことも考えたアドバイスに思えました。

でも、その後、Tちゃんは事務室には現れなくなりました。

 

きのう、道具置き場でTちゃんに会いました。

「どうしたの?テーブルの後ろの席に座ればいいのに」

Yさんに言われたことを気にしてしまったのでしょうか。

Tちゃんの目から涙がぽろぽろこぼれました。

「辛いです」

「そうだよね。でも、今はじっと我慢のときだよ」

「あそこにいるのも辛い」

「戻ってきたらすぐに元のようになれると思ってたんだよね」

「そうです」

「でも、みんなはすごく怒ってたからそれは無理なのよ」

涙が止まらないTちゃんがかわいそうでなりませんでした。

でも、この辛さを乗り越えるのはTちゃん自身です。

どうにかがんばって乗り切ってほしいと思いました。

 

それなのにきょうは、

Yさんがしてくれたアドバイスは素通りして、

何もなかったようにテーブル席に座ったTちゃん。

素通りしたというよりも、

Yさんがどこに座ってもいいと言ったと思ったらしいのです。

だれもそういう風には受け取っていないのに・・・。

わたしもTちゃんに今の職場に戻ってくるときには、

ひとりひとりに丁寧にあいさつした方がいいと何回か言いましたが、

それもしていないようでした。 

話している相手の言うことを理解できないのなら、

人間関係を積み上げていくことはできません。

でも、生きている限り人間関係は続きますから、

Tちゃんが前途多難なことは間違いありません。

それでも、今度のことをプラスに変えて、

がんばって進んでほしいと願っています。



 


残った時間に使うお金。

2019-12-04 22:10:06 | おいしい

少し前からコーヒーメーカーの水が漏れるようになりました。

今朝もだいぶ漏れて水を足しましたが、

そんなに高級品ではないので、

水漏れが続くようなら買い替えようかと思います。

一杯用の小さなコーヒーメーカーですが、とにかく簡単。

だから、もうドリップでいれることは考えられません。

 

以前から欲しいと思っていたのが、ネスプレッソ。

とにかくコーヒーの種類が多く、すごくおいしいんです。

デパートのネスプレッソブティックで何度か試飲しました。

マシンが多少高いのは仕方がないけれど、

コーヒーのカプセルが、

今使っているコーヒーの粉よりはずいぶん高価になります。

ランニングコストの高さが購入のネックでした。


でも、最近、自分の残りの時間を考えるようになり、

できることは、できるうちにしておこうと思うようになりました。

海外旅行、友人たちとおいしい食事、

ジークとモナとたくさん遊ぶ、ゆっくりとお茶やコーヒー。

わたしは、ひとりではカフェへはあまり行かないので、

それならネスプレッソでもいいのじゃないの?

・・・と自分で自分を納得させようとしています。


収入は今以上増えないので、

月に一度通っていたストレッチ整体は止めようと思います。

あと少なくも10年は、好きなことにお金を使いたい。

もう少し、コーヒーメーカーの様子をみて、

新しいコーヒーメーカーの購入を考えたいと思います。



 


Tちゃん騒動。

2019-12-02 21:54:02 | 日記

きょう、電車を降りて職場のロッカー室へ向かうとき、

pakuさ~ん」とTちゃんの声が聞こえました。

Tちゃんはもう着替えていて、事務所に行く途中でした。

「あっ、Tちゃん。みんなにちゃんと挨拶した?」

「はい、しました」

「じゃ、またあとでね」

 

わたしが着替えて事務室に着くと、

所在なさそうにウロウロしているTちゃん。

みんなに挨拶している感じはありません。

わたしがテーブル席に座ると、Tちゃんが隣に座ろうとしました。

「そこに座っていいか、みんなに訊いた?」とわたし。

そしてみんなが次々とTちゃんへ文句を言い始めました。

「そこはさ、もう座っている人がいるんだよ。

きょうは休んでるから座ってもいいけどね。

だいたいさ、なんで突然辞めて、

それで次に勤めたのが隣のビルなんて変でしょ」

「それで、またここに戻ってきてさ」

するとTちゃんが、

「みんなが怒ってるのってそれで?」

(Tちゃん、そこは質問するところじゃないと思うよ・・・💦)

「当たり前じゃないの。8年間一緒に働いて、

ある日突然何の前触れもなく辞めて行ったんだよ」

「そうだよ。後ろ足で砂をかけてさ」

その後も、次から次へと続きました。

 

昼礼が始まり、連絡事項がいくつか言い渡されました。

「きょうからTさんがまたここで働くことになりましたので、

よろしくお願いします」

すると突然、Tちゃんが大きな声で、

「すいませんでした!!! ホントにすいませんでした!!!」

みんなちょっとびっくりしている様子。

その後、担当ビル別に打ち合わせで、

社員さんからTちゃんの新しい担当が発表され、

「みなさんとも顔を合わせることになると思いますが、よろしくお願いします」

と付け加えました。


Tちゃんはひとりひとりに、挨拶はしていないようでした。

同僚たちの不満や怒りはずっとくすぶったままです。

帰りのロッカー室もTちゃんの話題で持ち切り。

まだ、まだ、Tちゃんのことで騒がしさは続きそうです。

 

どんなことにも丁寧に、でも、思い切りぶつかれ~。