10年ほど前にドライアイの治療で眼科に通いました。
自宅近くの小さな眼科から、都内では有名なお茶の水の眼科まで、
8つの眼科を渡り歩きました。
当時、とにかくどこの眼科は混んでいて、
ずいぶん待って受診したわりにはドライアイはよくならず、
途中で行かなくなり、またドライアイが辛くなると、
新しい眼科に行くということを繰り返していました。
5年ほど前から涙目が気になりだし、我慢していましたが、
65歳になって高齢者の目の病気も気がかりになったので、
きょう思い切って出かけました。
自宅のすぐ近くに大きな病院ができ、
建物の大きさからすると総合病院のようですが、
高齢者を対象にした整形外科、リウマチ科、
リハビリテーション科がフロアの多くを占めていました。
わたしの住んでいる地域は高齢者が多いのです。
他に内科と眼科があったので、
待つのを覚悟して行くと、な~んと空いていました。
すぐに名前を呼ばれていろいろな検査をしました。
涙の量は正常値の3分の1ほど。
そして、いろいろな装置で、たくさんの画像を撮ると、
その場の大きなモニターで見られます。
検査技師の方に質問すると、簡単な説明ならしてくれました。
その後、先生の診断を受けました。
「黄斑変性症はないようですね。
白内障はずいぶん広がっていますが、まだ手術するほどではない」
(そういえば最近、左目がモヤっとした感じがするなぁ・・・)
「それと目の表面にたくさん小さな傷がある」
「お化粧すると必ず目が染みるんです」
「そうでしょ。こんなに目に化粧の粉が付いてるでしょ」
「あら、ホントですね」
大きなモニターには、わたしの目の傷と化粧のゴミが映っていました。
「夜、目を開けて寝てますか?」
「いえ、それはないと思います」
「目を開けて寝ていると目の表面に傷がつくんですよ。
誰かに確認してもらってください」
「わたし、ひとり暮らしなのでそれは無理です」
(ひとりじゃ無理でしょ・・・)
「それなら、ビデオとか映像を撮っておいて確認した方がいい」
(・・・どうやってやるんだ???)
「それと左目がちょっと気になるので、今度緑内障の検査をしましょう」
「はい」
というので、来週また検査になりました。
65歳を過ぎたら、とたんに高齢者になって検査が増えました。
先日は心臓の検査もしましたし・・・。
今まで健康で、大きな病気知らずでしたが、
これからは、病院通いや、検査などが多くなるのでしょうね。
それにしても、わたしの寝顔を確認しろなんて言われて、
ひとりではできないことがあるって、改めて思い知りました。
モナちゃんの寝顔は、舌がチョロッと出ています。