女ひとり、歳をとる。

お金なしの60代、犬2匹と同居中。

願い再び。

2019-12-16 22:06:49 | 老化現象・老後準備

伯母は来月で94歳になります。

「来月まで頑張りたいけど、

1月はみんなに集まってもらうには寒いでしょう。

だから、少し暖かくなる3月がいいわね」

前回お見舞いに行ったときも同じことを言っていました。

そのときの伯母は食欲が落ちて、水やお茶や牛乳しか喉を通らず、

ベッドから起き上がることができませんでした。

その伯母の様子を見ていて、

願いは叶うことはないだろうと思っていましたが、

その後、伯母はメキメキと回復。

ベッドから起き上がることはできませんが、食事も普通食に戻りました。

 

昨日訪ねたときは、ベッドで上半身を起こして、

従兄のお嫁さんが持って行った豆大福にかぶりつき、

ミルクコーヒーをガブガブ飲んで、大きなプリンも完食。

大丈夫???って思うほど食べていました。

それだけ食べられる体力があるせいか、表情もはっきりして冗談も連発。

今度の願いは叶うかな・・・。

「さっき言ったこと、お願いしたわね」

と自分の最後のことを、お嫁さんに念押ししていました。


伯母の施設からの帰り従兄の車の中で、

「年賀状はどうした?」とお嫁さん。

「印刷手配しました」

「うちはどうしようかな~。

何かあっても、出したら出したでいいと思うんだけど」

「あの調子なら大丈夫でしょ」

「元気になっちゃったもんな~」


いくら祈っても願っても、旅立ちは思い通りにはいきません。

それでも願わずにいられない。

人間は最後の最後まで段取りを、つけたいものなのでしょうか。

まとめ役が多かった伯母ならなおさらだと思います。

伯母の願った最後になるように、わたしも祈ることにします。