天皇の五高到着の様子
戦前の天皇は現人神であった昭和六年に熊本で陸軍大演習が行なわれている。その
とき昭和天皇の行幸があり十一月十五日には五高訪問が行なわれている。この時代
の天皇は全くの現人神であり所謂神様である。会報第三号では「光栄録」という特別の
名前が付けられ天皇訪問関係の記事で一貫している。記事では武藤校長の感話で天
皇から 健康はどう? との質問があり・・・・光栄に浴して御蔭で病気も全然退却しまし
た・・・・と答えて天皇から・・・尚大切にするように・・・・・との諚を賜ったことは光栄であ
ったと述廻している。・・この天皇行幸のため本省との打合せの為数回東京と熊本間を
往復し、その帰り京都駅で病気がひどくなりそのまま入院しているので、天皇にもその
ことが耳に入ったのだろう。それ故にこの言葉が発せられたのである。(tH)
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