五高の歴史・落穂拾い

旧制第五高等学校の六十年にわたる想い出の歴史のエピソードを集めている。

(一寸休憩)ーー金木犀の香りは初恋の香り

2009-10-29 05:02:47 | 五高の歴史
庭のキンモクセイの香りが秋の澄んだ空気に漂い始めると、切ない気持ちになります。匂いは人の記憶と密接に関連していて、ある特定の匂いをかぐと昔のことを思い出したりするものです。
一寸センチメンタルな感情にかられる。皆さんにはそんな匂いの記憶はありませんか?
私にとってキンモクセイの香りは初恋の甘くて切ない思い出と切り離せないものです。既に数十年も昔のことですが昨日のことのように思い出されます。 

十月は神無月皆様方ご存知のように、年に一回日本中の神様が出雲大社に集まって神様会議を行うためだそうです、そのためこの十月はそれこそ各方面の神様が留守をしてしまう月でもありますね。
しかし、これも何とも良い響きに聞こえませんでしょうか、・・・近頃は地球温暖化の影響からでしょうか、漸くにして涼しい季節になりました。 まあ、それはそれとして、読書するにしろ、手紙を書くにも,いろいろと運動や芸術鑑賞をなどに勤しむにも大変いい気候ですね、この十月を過ぎると九州地方でもいよいよ『晩秋』に入ります、細長い日本列島が北の方から、ゆっくりと初冬に向け、身構えていく月でもあります。
 山々も上の方から既に木々の紅葉がきれいでした、都会の並木も、それを証するが如く、緑の衣を塗り替えていきます。外に出て自然を満喫しようではありませんか!