ひねもすのしのし。

オタクおばさんの太平楽な日々

二世の契り…感想

2012-11-21 00:05:02 | ゲーム

ここ10日ほど、ほとんどアニメも観ずにハマってしまったゲーム「二世の契り」
本編とFD「想いでの先へ」の2本のプレイを終え、余韻に浸りまくっております…。
ああ、いいゲームだった…。
選択肢もそう多くない、基本「読みゲー」に近い戦国タイムトリップ・ラブストーリー。
なんだけど!
いやもう何がイイって、キャラが!!もう全員いいっっっ!
そりゃまー多少好きの度合いに差があるにしても、落とすのがめんどくさいとかましてや苦痛だとか、そんな人は一人もいなかったわ~~。

難を言えば、この2本は1本にして売って欲しかったってことかな。
本編だけでは若干物足りない。
糖分不足だし、スチルの選択も「何故ここ?」というのが多いし、個別ルートに入る毎に既読スキップがリセットされるのも面倒だった。
FDだけでは、これまた前提がわからない。
この作品は、2本プレイして完成!って感じ。

以下、気持ちのままに各キャラの感想を。
激しく、情け容赦なくネタバレしております!
今後プレイしてみようかという方は、見ない方がいいですっ。
お断りしましたよー。
いいですね…。

暁月
基本の真っ直ぐ直情キャラ。とてもいい男です。
近藤さんのはっきりした表情豊かな声が、そりゃもう心地よくて。
特に、怒った声がかっこいいっっ。
ただねー、現代EDは正直ビミョーだわ~。
やっぱ軒猿は、あの死と隣り合わせの世界にあってこそ。
そしてこの人の魅力は、他キャラルートでの友情出演で実に良い味を出すとこっ。
うん、やっぱ爽やかいい男。

翠炎
いろいろ一番不遇なお人。
どうやっても、過去世でのその死は避けられない。
ハッピーエンドですら、生まれ変わりと現代で巡り会うという設定なので、どんなにそっくりでもご本人ではないわけです。
常に慇懃、基本は敬語。
どっちかっていうと苦手タイプのキャラなんだけど、何とも儚げなその風情と津田さんのしっとりしたウィスパーボイスで「ああ、今度こそ幸せになってくれい!」とラストには涙ぐまされた…いい男。

秋夜
無垢、天然、ピュア…ふと気づくと子犬のような目で見つめられて、ドギマギ。
そんな不思議な魅力の軒猿・医療担当。
「恋」の意味さえわからずに、胸のときめきを「心の蔵の病」とかいっちゃう彼…そりゃほっとけないっしょ!
無邪気なくせに、甘えだしたら止まらない。もう情にほだされまくりの、いい男。

雅刀
この人だけは、最初っから主人公のことを想っているという設定の特別なキャラ。
そのせいもあって、他ルートに入ると常にどこか寂しそうでとても気になる。
逆に雅刀ルートはそりゃ、甘い。
基本無口なぶっきらぼうキャラなだけに、嫉妬絡みの怒りとか甘いため息とか、その感情の発露には、ヤバい、もうキュンキュンきちゃういい男。

勘助
ストーカーキャラってやっぱり一人は必要なんだろうね。
にしても、「奏(主人公の前世名)、奏」うるさいよ。
そして現代ルートの俗っぽさは、やはり異常。杏仁豆腐の栄養分についてとか、武田の軍師に語って欲しくないわ~。
ちょっと鬱陶しかったあの声のトーンも、ずっと聞いてると慣れてくるもんです。
最後にはそれなりにグッときた。永遠の軛から解放されてよかったね…ちょっとエロい、いい男

弥太郎
キター!私の本命。嫁に行くならこの人!
身分なんてほぼ無いに等しい忍の軒猿衆と違い、れっきとした上杉の重臣。
陽気で剛毅でそのくせ人の心の機微にも敏い、大丈夫。
でもなにしろ昔の男ですもの、「嬢ちゃん」呼ばわりしていた娘ほども年の違う少女に自分から告白なんかしてくれません。
元の世界に帰してやることが自分の責任と信じ切っている堅物さん…そこがまた!
だからヒロインは、決死の現代っ子パワーで突撃あるのみ!なのです。
頑張れ、真奈(自分)!って感じで押しまくって、やっと武士の心は陥落するのですよ…。
でも…いざ結ばれると、これがも~~あ、甘いっっ!
チョー過保護な旦那様の愛に包まれて…ぎゃ~~~、悶絶のいい男。

兼久
元々、この人がお目当てで買ったゲームでした。
魅惑の50代後半ですよ、そして大塚明夫ボイスですよ。ああ、なんてレアなんだ!
このゲーム、総じて声優さんが上手い人ばかりなんですが。
なんかでもやっぱ明夫さんは凄かった…!
この兼久さん、常に完璧な時代劇言葉で喋るんですが、これがま~見事。
私、これでも時代小説ファンだし時代劇もかなり観てきた方なんで、まず出てくるテキストを頭の中で音声再生するわけですよ。
そうするとね、他の人のは微妙なイントネーションとかがね、なんかちょっと引っかかることがしばしばなんですが。
明夫さんは完璧なんですよ、そのアクセントといい抑揚といい!
というか期待以上のニュアンスまで乗っけてきてくれて~溜めとか息の吐き方とか…ああ、素晴らしいわ。
主人公を現代に帰す前に一言、絞り出すように吐き出した「楽しい日々でございました…!」には思わず落涙。
BDだけどお別れEDには、しみじみとした味わいがあって私は好きだったな~。
あ、もちろんラブラブも良かった!
人生の悲しみ苦しみを乗り越えた、いぶし銀…そっと寄り添ういい男。

瑠璃丸
攻略キャラではないので、この子の場合はノーマルEDみたいなもんだけど。
これが、泣けた。
私ショタ属性はない筈なんだけどね~~。
男気のある、健気な少年にはグッとくる。かまぼこケーキとか…。
ああ、マジで本物のケーキ食べさせてあげたかった…!
彼に「御使い様」と呼ばれる毎に、そう呼ばれるに足る自分でありたいと。
彼の「御使い様」であることに誇りを持ちたいと、そんな気持ちにさえなったわ…。
切ないながらも希望のあるED…将来が楽しみないい男。

は~~、書いた書いた。書いちゃった!
とりあえす、余は満足じゃ!!

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 10月開始アニメの感想 | トップ | あ、アニメ化だと!? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ゲーム」カテゴリの最新記事