ひねもすのしのし。

オタクおばさんの太平楽な日々

アメコミの次は、古の中国

2012-09-16 22:26:50 | ドラマ

先日、ついに中国ドラマ三国志~ThreeKingdoms ~」全95話を見終わりました。

ラストは15話ばかし、一気に鑑賞。
カットも多かったようで、「あの人、どうなった?」みたいな回収され終いのエピソードもあったようでしたが、まあ粗方この世界を堪能致しましたよ。

いやー、実に王道の「三国志演義」だったんじゃないでしょうかね?
飽くまで「蜀」目線。
その中でも、後半は特に諸葛亮を主役に据え、蜀が勝つときは彼のおかげ。
反対に負けるのは、劉備が彼の進言を聞き入れなかったから。または、部下が彼の指示通り動かなかったから、という具合。

とにかく、諸葛亮万能。諸葛亮最強な、わかりやすい筋立てでした~。

あ、でも万能は違うな。
彼にも弱点が。人を見る眼が今ひとつ。
その証拠に、劉備が見いだし登用してきた数々の能吏、勇将達が歳月と共にいなくなっていくと、とたんに人材が不足していった蜀。

劉備亡き後は諸葛亮が孤軍奮闘、頑張りはしたけどなかなかかつてのような、きら星の如き英傑は現れず。
そのことによって自分への負担がどんどん高まり、やがてその寿命を削り、彼の死によって蜀の滅亡は決定的なものになってしまう…。

思い返せば劉備の人徳と諸葛亮の才、この両輪あっての蜀であった…というね、やっぱ王道だわ!

それにしても…この頃の中国は、凄かった!
戦一つとっても、20万30万当たり前。
どうかしたら、70万の軍勢を率いてなんて、そんなのまであったりして…!
まーそれはね、「演義」だもんね、誇張も大袈裟かもしれない。
しかし、話半分としても凄い数字だ。
日本における最大の合戦・関ヶ原の戦いだって、両軍合わせてやっと20万だからねー。

そんな数の人間に武具や兵糧を用意し、鉄騎のような大型武器まで備えてるなんてものすごい文化レベル。
因みに、この頃の日本はっていうと、殆ど何やってんだかわからない。
半分神話に足突っ込んだみたいな話ばっかり。
諸葛亮が死んだその4年後、やっと例の「卑弥呼、魏に朝貢」という「史実」が現れるわけで。
つまりは弥生時代。稲作がやっと、貝塚もあるでよ、みたいな頃ですよ。

う~~~ん、この頃の中国は凄かったんだね、それは認めるよ。

それに比べて、今の体たらくは何なんだろう。
図体ばっかデカくて、ケツの穴の小さいことだよ!

政府が政府だから、誤った教育がされたせいとはいえ、ここ数日の乱暴狼藉ぶりは目に余る。
騒いでるのは一部のバカだといっても、分母がデカ過ぎるから絶対数も半端ないんだって。


この民度の低さ、三国志時代の英傑達もきっと嘆いてることだろうな~。

コメント (2)
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