前回、しょっぱいことしか書けなかったので。
さて、ようやく今期のよかろーもんっ。
「異国迷路のクロワーゼ」。
思った通りの可愛さ。
まあ、なんで主人公・湯音がパリなんぞへ一人でやってきたのかっていう、そもそもの設定に疑問が無くも無いんだけども…。
あの時代にフランス語ができるなんて、良家の子女?
その割に留学ってわけでもなく、しょぼい店で下働きみたいなまねを…。
なんか矛盾した話だよね。
当然懸念されるべき人種偏見も受けてないし…んんん~~~?
でも、そんな諸々の疑問も「ま、いいか」と横に置いておきたくなるほど、そっと愛でたくなる魅力的な作品です。
心優しい童話、そうです。これは童話なんだな。
余計なあら探しはやめて、湯音の健気さとちょっと鄙びたパリの片隅の風情を楽しむべし!
「セイクリッド・セブン」。
今期、イチオシかもしれん…。
やっぱ好き!いろんな葛藤抱えながらも頑張って戦う男の子。
善石(よし)と悪石(あし)のせめぎ合いとか共闘とか、とても日本的な世界観で面白いと思う。
絵もキレイ。どこか昭和の香りが漂ういのまたむつみのキャラクターも、私なんかには感覚的にしっくり来るし。
唯一気になるとしたら、ヒロイン・ルリのあまりに不自然なロリ体型か…。
私ゃてっきり、飛び級してきた小学生かと思ったわっ。
ルリ命な執事とアルマの三角関係…みたいな、平和な学園生活とアクションとのバランスもいいよね、なんか懐かしい。
しっかし…変身する度に、億単位の貴重な石を消費するとは…瑠璃ちゃんのおうちが心配です…くだらん老婆心ですが。
「輪るピングドラム」。
これはまさに、ダークホース!
いやいや~~、完全にノーマークだった~~~。
とても不思議な物語。どう説明して良いかわかんないし、全く読めないっっ!
最初は、ともかくビジュアルに単純に惹かれた。
星野リリィのリリカルなキャラクターデザインと、主人公の3人が暮らす慎ましい家の中を彩る、数々の小物達のただ事ではないセンスの良い可愛さ!
インテリアとか一切興味ないタイプなんだけど、これにはやられた~~~。
そして、いったいどこへ転がるんだか全く予測不能な物語。
「あれ?この感覚…知ってるぞ…ああ、ウテナだ!」
後で知った。監督さんが同じ人でした~~。なるほどね!
荒唐無稽なお話なんだけども、第一話で見せられた双子の兄弟が寄せる、妹・陽毬への真摯な愛情。
この一点だけは紛うことないものと確信できているので、どんなに突飛な事象が起こったとしても、彼らが妹の命をつなぎ止めるために奮闘する姿には絶対の真実を感じることが出来る。
そして…反則だろ!的存在感の3匹のペンギン~~。
やばいよ、アイツら。
「No.6」。
すごくシリアス、というか、ハードなSF世界が展開されるのかな?と意気込んでたら。
いやまあ、それももちろん間違ってはいなかったんだけど。
これは…その…どっちかってーと…「腐」?
その目線でおKかしらかしら、そうかしら~~~?
つか、もう私にはそうとしか見えないんですけど…すみません。
タイプの全く違う、でも繊細で優しい美少年二人のいちゃいちゃが、毎回楽しみでしょうがないです。
…多分これ、全く正しくない作品感想です。
他にも「うさぎドロップ」「神様ドォルズ」なんかもいいですねー。
「ダンタリアンの書架」は、うーん。“もうちょっとがんばりましょう”かなー。
「GOSICK」と似た世界観ながら、完成度は遠い感じだなー。
キャラクターもなんか雑だし、キャスティングもねー。
あの手の小野Dの声、食傷気味だわ…いい声バブルだわ…。