ひねもすのしのし。

オタクおばさんの太平楽な日々

それはまるで、流れ行く河の如く

2009-02-13 01:12:49 | 映画
映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」を観てきました。
山ちゃんはちょっと…という感じだったんで、字幕版で。

やっぱ、いいなぁ~~、ブラット・ピット!
あの、困ったような上目遣いとか、はにかんだ微笑みとか…きゅーんってなっちゃう。
で、その佇まいは、まさにこのベンジャミンにピッタリ。

3時間近い長めの映画で、派手なアクションもスペクタクルもなく淡々と物語は進んで行くにも関わらず、眠くならなかった!
これ、スゴイことだわー。前の日3時間くらいしか寝てなかったんだけどね。
ありえないお話なのに、不思議にストンと胸に落ちる。
それはまるで、物語の中でベンジャミンを取り巻く人達が奇妙なくらいすんなりと、彼の存在を受け入れていくのと同じように。

愛するデイジーと同じように年を重ねていけない…この哀し過ぎる宿命を、静かに真摯に受け止めるベンジャミンがほんと切なくて!
その代償のように、互いの年齢がつり合った僅かな時間、何のてらいもなく愛を分かち合う二人の姿が眩しくて、もう。
あれは、良いラブシーンだったな~~~。

ベンジャミンの人生に絡んでくるさまざまな人達のエピソードも、なんだか不思議な寓意性を帯びていて、無くてもいいんだけどあったら尚いい、みたいな。
ちょっと違うかも知れないけど、まるでマザー・グースの詩編を読むような趣を感じちゃったな~。
最後、彼らの姿が次々に登場した時には、なんだか泣けちゃった。

ラストは…ネタバレは止めときますが、彼は幸せだったのかねー。
ちょっと、考えさせられます…。
そうなっちゃうのか!っていう。

ともかく、観て損はないです!

ただねー、私は賢雄さんでこのブラピ、観たいんだよね~~。
あの憂いと含羞を帯びたブラピには、やっぱ賢雄さんの甘い声でしょー!
TV放送でそれがもしかなったら、ちょっと吐血しちゃうかも…!


コメント
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