ひねもすのしのし。

オタクおばさんの太平楽な日々

食わず嫌いはいかんですっ

2008-03-02 02:51:21 | アニメ
いわゆる「萌え系」といわれるアニメ、苦手で敬遠しがちだったんですが…。
今期、けっこういい感じにハマってる作品がちらほらと。

まずは「CLANNAD」
うーん、絵だけ見たら「絶対無い!絶対!」というレベルなんだけどね~。
これがなかなか、やりおるんですわ。
登場する少女たち一人一人が、それぞれに自覚、無自覚問わず何かしら問題を抱えていて、それを主人公の朋也が斜に構えつつも、なんやかんやと世話を焼き、その煮詰まったところを解きほぐしていく…ってとこかな。
意外にもあまり恋愛要素はなく。(今のところ)
この手の作品独特の「ノリ」さえ我慢できれば、かなり面白く観られます。
てか、私何度か泣かされてますから!
と、ちょっと調べたら、この作品もともとゲームで、しかもそのジャンルは「泣きゲー」と呼ばれるものだとか。
うーーむ、40オーバーのおばちゃんが、少年向けに作られた「泣き」にまんまとハマるって…どーなのっっ。
ちょっとクヤチーと思いつつ、気持ちよく泣かせてもらうのもま、いいかな。

次が「true tears」
こちらはもろ、恋愛要素満載なんだけど。
でもなんでしょ、この瑞々しさは!
まるで上質の青春小説を読んでいるような…というのはちと褒め過ぎかもしれないけれど、それくらいすっと引き込まれる。
まず画面がきれい。富山県の架空の市を舞台にしているらしいが、背景もとても丁寧に描き込まれていて、画面に奥行きを感じる。
主人公の高校生 ・眞一郎の家は造り酒屋なんだけど、まず第一話しょっぱなからその独特の「家」の雰囲気がとてもよく出ていて他の「萌え系」とは一線を画すぞ!というのを感じた。
絵も見やすく、キャラクターの「目」に力があって表情豊か。
制服のスカートが短すぎないのも好感触!
ちょっと眞一郎がモテモテ過ぎなのが気になるけど、彼にはちゃんと自分の目指す世界があって、周囲に惑わされながらも懸命にそれを守ろうとする勇気もあるので、その辺を敏感な女の子たちが感じ取ってる、と思えば納得もできるかな。
さて、肝心の女の子たちだけど。
やっぱ乃絵ちゃんだよねー。
最初はイタい電波子ちゃんかと思ったその突飛な言動だけど、それも豊かすぎる感受性ゆえ、というのが回を追う毎に見えて来た。
眞一郎への恋を自覚したあたりからは、もうほんとにキラキラしててマ、マブシイー!
それに比べて、本来のヒロインと目されていた比呂美の方は、屈託をいやってほど抱え込んでどんどん影が濃くなっていく…。
もうどーなっちゃうのーーーって感じで、毎回すっごい楽しみです。
親友の三代吉もねーーー、気になるし~。
あと5回ほどで終わっちゃうのが、ほんとに惜しくてしかたないです。

こういう作品に当たるのが楽しくて、全作品チェックはやめられませんのですね~。

コメント
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