アリス CONCERT TOUR 2013 ～It’s a Time～

アリスのCONCERT TOUR 2013 ～It’s a Time～のファイナルステージ。
私にとって、初めての日本武道館。施設は古い。アリーナへ向かう通路も狭いし、トイレも少ない。でも、伝統ある武道場、そして数々の伝説的ライブが行われたコンサートホール。初めて中へ入れたことが感激だ。
ライブは最高だった。１曲目、『It’s a Time』から、最後『遠くで汽笛を聞きながら』、そして、アンコールの『さらば青春の時』まで、２時間半。往年のヒット曲はすべて演奏し、３人のソロあり、絶妙のトークありと、見せ場たっぷり。
観客の平均年齢は見たところ50歳代半ばくらいか（私なんか完全に下の方）、女性の方が少し多い。テンポの良い曲ではみな総立ちになってペンライトを振る。元気やね。
途中、ベーヤンが、ソロで歌う前のMCでは、アリス解散後に自分が低迷し、対照的にチンペイが『昴』など大ヒット曲を飛ばし、落ち込んでいた時の話をした。そのとき、観客から声援がかかり、それに感極まってむせび泣いてしまう。ここはみんなもらい泣きしてた。
アンコールが終わってからも、観客が帰らず、ずっと拍手と歓声を送っているので、3人そろって2回もステージに現れた。
このライブは、フジテレビの有料チャンネルで生中継され、また、DVD化されるそうだが、それだけ充実したライブだった。
3人とも64歳。チンペイは最後の挨拶で「みんな、また生きて再会しよなあ（笑）」。小学4年生、『冬の稲妻』を初めて聴いたときから、ずっと元気をもらっている。