物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

【書籍】モチベーション3.0

2010年11月12日 | Weblog
 『モチベーション3.0』(ダニエル・ピンク著、大前研一訳、講談社)を読む。

 原始時代、空腹を満たしたり、生殖など生存本能に基づくものであった<モチベーション1.0>。工業時代化社会・サラリーマン社会になれば、アメとムチで人を動かす<モチベーション2.0>。これが機能しなくなり、モチベーションとは何か?を再び問わなくてはいけない時代が来ている。現代社会を駆り立てているものは何か?がテーマであり、その答えが<モチベーション3.0>だという。<モチベーション3.0>を構成する要素は3つ、「自立性」「熟達」「目的」。最後には、モチベーションを目覚めさせるツールや報酬方式、賢人たちのエピソード、お奨め書籍などが紹介されている。
 読むと、日本では少し前に言われていたポスト成果主義の概念とよく似ていることが分かる。こういった書籍は、「読書」のためというより、ツールを使って個人やグループでワークをしたり、ディスカッションするなど、「テキスト」として実務的に扱うのに適している。
 なかなか面白い本だったが、前著『ハイコンセプト』が素晴らしすぎて、それには及ばない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする